オープニングのカットがまずカッコいい。
あの窓の外の薄青い色は照明でしょうか。
寡黙に淡々と仕事をこなしていく姿はまさにサムライ。
アランドロンのかっこよさとメルヴィル監督のノワール美学を堪能できる作>>続きを読む
原作よりも直接的にワーニャ伯父さんとの関連性を深めています。
なのでワーニャ伯父さんも必読でしょう。
運良く読んだことがあったので良かったです。
監督は声でキャスティングしたと仰ってましたが、まさに>>続きを読む
全体的には前作と同じく良かったと思います。
最近の日本映画にはあまりない強度のバイオレンスに役者の方々の素晴らしいヤクザ演技、そして劇的な展開は引き込まれました。
出演時間短いのに滝藤さんは今回も凄い>>続きを読む
アートフィルムですね。
終始視覚的な面白さは凄かったです。
ただストーリーはちんぷんかんぷん。
まあ即興で作られたものだそうですから、そもそも確固たるストーリー展開があるわけないですが。
僕はどちらか>>続きを読む
あおり運転というテーマは新鮮味があるし、大きな社会問題なのでとても面白いです。
冒頭にもある通りあおり運転につながる原因には格差社会、ストレス増加、警官の不足など社会的な要素が多い。
ただあおり運転映>>続きを読む
磔のキリストをバックにしたローガン神父のカットと裁判所を出た直後の大人数の視線が全てカメラに向いているシーンは鳥肌モノでした。
ただサスペンスというよりはメロドラマ色のほうが強い気が。
伊坂幸太郎先生の小説の中に、「犯罪者が犯罪を犯した原因を人々が突き止めたがるのは安心するためだ」というような一節がありましたが、まさにでした。
イジメられていたから、マリリンマンソンが好きだから、黒人>>続きを読む
ケンローチ監督らしくない部分も多くあって、監督作品の徹底したリアリズムという部分に惹かれる人はきっとこの作品はあまり向かないです。
繋がりが悪い部分もあるし、ラストの解決法やそもそも解決してしまうこと>>続きを読む
今までいわゆるデパルマカットに注目してデパルマ監督作品を見てこなかったんですが、かなりクセのあるカメラワークなんですね。
今さら悪夢見るのかよとかツッコミどころもあるし終盤は正直グダりましたが、それも>>続きを読む
トムハンクスって言葉は悪いけどちょっと変な人を演じると本当にその人として見えてくるから凄い。
小ネタもしっかり織り交ぜつつ、努力が報われない苦悩や嫉妬、それでも冷めないボクシング愛をしっかり伝えてくれます。
ボクシング描写も迫力があるし、血のメイクもリアルでより入り込めます。
ただやっぱりこ>>続きを読む
カタカナが多い上にテンポも早くてついていけず。
オープニングは洒落ててカッコいいです。
面白いとは思いますが、物語としてはバーデットとの戦いがあくまでもメインだと思いますが、途中のデュードのストーリーやチャンスの恋路の話しでかなりテンポが遅くなります。
もちろんサイドストーリーも大事です>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
バイオレンス色は薄く、コメディタッチな人情劇で笑えるところが多いです。
車やガソリンの出現によって喪失していくであろう西部文化のメタファーとしてラストにケーブルの死が描かれますが、それらがあまりに唐突>>続きを読む
アクション、バイオレンスの映像の迫力は凄いものがありました。
ただソーントンの重要性や作品的な立ち位置があまり理解できなかったです。
主人公と重要な関わりがあるのに中盤は活躍がほぼなし、結局直接戦うの>>続きを読む
親の子供への自己犠牲や自分の人生を自分で決めるというテーマは刺さる部分がありますが、あまりにも設定が特殊なので普遍性があまりありません。
わざわざFBIに追われてる両親という設定でなくても描けるテーマ>>続きを読む
個人的にはインファナルアフェアの方が好きでした。
取引現場を監視カメラで捜査するシーンのハラハラ感が香港版より圧倒的に少なかったので残念。
理解とかを超えた作品ですね。
歴史的な月面着陸の前年にここまでの未来を見て、想像したことに感服です。
クリエイティブなんてもんじゃない。
物語の年代的にはジョンフォードの「怒りの葡萄」と同じですね。
農家が銀行や資本家から私有財産を巻き上げられてしまい、路上で生活している人達もでてきます。
そんな現実や体制、権力に抵抗した実在のボニーと>>続きを読む