KAZUさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.6

〜近未来・仮想世界を巡る旅 ⑦
Road toブレードランナー2049〜

リュック・ベッソン監督の独創性が爆発した制作費100億越えのアクション超大作。
ブレードランナーを単純明快、明朗快活にしたよ
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.0

(前半レビューの続きです)

ストーリーは登場人物それぞれに痛みや苦しみを抱えながらも生きて、もがき苦しみながら夢や人生の道を歩んでいく、青春群像劇。菅田将暉さんの役作りにプロフェッショナルを感じます
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.0

鑑賞前に、この作品に深く関わった方とお酒をご一緒させて頂く機会があり作品に対する思いや情熱に感銘を受け、非常に楽しみにしていた作品。

前後半を含めると5時間弱という大作。昨今、前後半の映画が増えて来
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ギミー・デンジャー(2016年製作の映画)

3.9

The Stooges × Jim Jarmusch

ジャームッシュがストゥージズのドキュメンタリーでメガホンを取ると激震のニュースに世界中のパンクスを狂喜乱舞させた期待値マックスの今作品、鑑賞して
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WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT(2015年製作の映画)

-

Perfumeのファンということでも無いですが、音楽ドキュメンタリーとして鑑賞。

トラックは消費されまくった時代錯誤的で、全く興味湧きませんが、彼女たちのキャラと日本では中々このクオリティで見かけな
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.4

過去20年で最も優れた作品の一つであり、『MAD MAX 怒りのデスロード』に近年では唯一対抗出来る名作中の名作。

キューブリックの『2001年〜』と比較されがち(アカデミー主要部門無視されまくった
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クライ・ベイビー(1990年製作の映画)

3.9

初秋の気持ちいい夜にポータブル持ってラグ敷いて酒飲みながらワイワイと芝生の綺麗な公園で鑑賞🍺🍷

ジョン・ウォーターズ流B級アメリカングラフィティー。

セシルB鑑賞以来、すっかりトリコになった同監督
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

3.8

冒頭から作品とは全く関係のない話から。

10代の頃インド放浪を数ヶ月したこともあり、何かとインド物には反応してしまいます。カレーライスはカレー粉ではなくスパイスから調合します。ここ最近、新大久保のス
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.6

コケにコケまくってる最近のDCの再起となる作品と米では大ヒットらしい作品。なるほど、ハリウッドアクション大作で女性主人公ということもあり、新たなマーケットの開拓にも成功し、現代の社会的女性の立場なるも>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

満を持して待ち望んでいた、我らがエドガー・ライト監督の最新作!
ミュージックラバーとしても愛して止まない同監督。今回もやってくれましたっ。

冒頭からJSBXのベルボトム!来日のたびにLive行ってた
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ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間(1970年製作の映画)

-

『超私的音楽映画特集2017夏』
夏フェスシーズンに合わせて、音楽ムービー特集!ラスト!

なんかすっきりしない天候の8月でしたが、みなさんは夏を楽しめましたか?私は年甲斐もなくハメを外しすぎて身体の
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.7

〜2017年は勝手にMarvel&DC Year〜
『スパイダーマン・ホームカミング』

満を持していよいよスパイディーMCU参戦。アベンジャーズ内乱で電撃参戦を果たしたトム・ホランド演じる新しいスパ
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

フェイズ3の始まりと後々のスパイダーマンホームカミングに繋がっていく、キャプテンアメリカ三作目。

初見の際は仲間割れとヒーロー大集合的な要素が強すぎてあまりハマれませんでした。スパイディーも唐突過ぎ
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ニューヨーク・ドール(2005年製作の映画)

4.0

『超私的音楽映画特集2017夏』
夏フェスシーズンに合わせて、音楽ムービー特集!第四弾&祝500マーク!

フジロックに続きサマソニ初日行ってきました〜。今年はフェス三昧、音楽三昧でしたが無論、映画も
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.7

終戦記念日を迎え..

1945年7月。太平洋戦争での戦況が悪化する日本。連合軍はポツダム宣言の受託を迫る。連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずに
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アントマン(2015年製作の映画)

3.9

〜2017年は勝手にMarvel&DC Year 12〜
『アントマン』

MCU第12弾&フェイズ2最終章!
極小ヒーロー、アントマンのデビュー。
アリをパートナーにする元服役囚&バツイチのスーパー
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野火(2014年製作の映画)

3.8

まさに、塚本晋也監督の執念。

人間の業をさらけ出し、善も悪も解体し、死体を蹂躙し破壊しつづける90分。
戦争に美談など何一つない。72年前に大国から蹂躙されつくし、ファックされまくった日本。地獄の沙
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

前回のレビューでこの沖縄戦を「一つの家族」の視点から描いたドラマ制作「さとうきび畑の唄」と戦火の中の「一人の兵士」の信仰と闘いを描いたメルギブソン監督「ハクソーリッジ」をセット鑑賞。

約20万人とい
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デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

3.9

『超私的音楽映画特集2017夏』

夏フェスシーズンに合わせて、音楽ムービー特集してましたが、行ってきましたよ!フジロック。久々ということもあり最高のフェス旅でした。今だに体の節々が痛い..

今作品
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さとうきび畑の唄(2003年製作の映画)

4.0

今作品の舞台地でもある石垣島、西表島の沖縄離島へ旅行に行ってきたのですが、たまたま日程が「沖縄慰霊の日」と重なり、改めて沖縄で起きた悲劇を映画を通して知ろうと思い立ち、鑑賞。

今作品は2003年制作
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ダフト・パンク エレクトロマ(2006年製作の映画)

1.0

『超私的音楽映画特集2017夏』
EDENにも登場したダフトパンクの映画。

こ、こ、これは...
ダフトパンク唯一の黒歴史となりうる失敗作なのでは。ファンでもきついです。

俺史上最も退屈な映画でし
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EDEN/エデン(2014年製作の映画)

4.0

『超私的音楽映画特集2017夏』
今年は久々にフジロック行くので、フェスシーズンに合わせて、7月は音楽映画(ロックな)を巡ります!
..................................
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

〜近未来・仮想世界を巡る旅 ⑤
Road toブレードランナー2049〜

「そう遠くはない未来」
出生前の遺伝子操作が可能な世界。遺伝子操作されたあらゆる面で優秀な「適正者」と所謂現代と同じ自然授精
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サムサッカー(2005年製作の映画)

3.4

広告やらグラフィックなど様々な才能が多方面で支持されている、マイク・ミルズ監督の処女作。親指を吸う癖が治らない男の子とその家族の物語。

ティーン特有の「自分は人と違う」を作品にしちゃった映画だけど、
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.5

〜2017年は勝手にMarvel&DC Year 11〜
『アベンジャーズ/エイジ オブ ウルトロン』

MCU第11弾📝
アベンジャーズ第二弾!フェイズ2総決算的作品。前作よりもアクション割り増しで
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女は女である(1961年製作の映画)

3.6

〜ゴダール映画特集@早稲田松竹〜
はなればなれに×女は女である併映

アンナ・カレリーナの可愛さだけを切り取った歴史的フィルム...のよう。ゴダール長編三作目にして初のカラー作品。カメラに映るアンナと
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.0

〜ゴダール映画特集@早稲田松竹〜
はなればなれに×女は女である併映

ゴダールを映画館でしかも35mmフィルム。感涙の組み合わせに興奮!ありがとう、早稲田松竹!

芸術と言えるモノクロームに映えるパリ
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NO FUTURE A SEX PISTOLS FILM(2000年製作の映画)

3.5

当時の劇場鑑賞以来。
「71-84」という当時のピストルズを中心としたパンクムーブメントの回顧展に足を運び、その素晴らしさに影響を受けて再び鑑賞。

ビートルズに並びあまりに有名なので、今更目新しい内
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イノセンス(2004年製作の映画)

3.5

〜近未来・仮想世界を巡る旅 ④
Road toブレードランナー2049〜

『イノセンス』
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 の続編。アニメーションは更に進歩し10年以上の前の作品
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.2

Welcome Back Guardians!!!

約三年の月日を得て、また奴等の冒険が始まる。オープニングからテンションぶち上がる。アラフォーのおっさんが久々にキュンキュンしたわ!なんや、あの木!
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.2

〜2017年は勝手にMarvel&DC Year⑩〜
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

MCU第十弾📝
老いも若きもレリゴーレリゴーと穴女王に世が支配されていた2014年にマンを辞して登場した
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キャビン(2011年製作の映画)

3.6

予備知識なく鑑賞したら、面白い設定で評価の割に楽しめた。「予定通り死ぬ」「定番のシナリオ」にコントロールされている恐怖のバカンスへ出かける大学生達。その先に待ち受けるのは...という設定。

単純なホ
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.1

〜2017年は勝手にMarvel&DC Year⑨〜
『キャプテンアメリカ / ウィンターソルジャー 』

MCU第九弾📝
NY決戦から2年後...
前作の戦意高揚愛国ムービーから一転、死ぬ程愛してる
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

公開当時の高校生以来の鑑賞。
当時はオープニングの曲がクラブでかかりまくってた記憶。懐かしい。

今更この作品をどう褒めちぎろうと、無意味なのは分かってますが、タランティーノ監督のオルタナティヴな精神
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

突如現れた12隻の謎の飛行物体と地球外生命体。地球の存亡にも関わる自体に世界中が混乱をきたすが、彼等は何故この地球に現れたのか...そのメッセージとは...

厨二的なエイリアン進行を期待してると肩透
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

4.0

グラフィティーと落書きに覆われたマンハッタンの地下鉄、ギャングが人種やスタイル・ファッションで徒党を組み、暴力やドラッグ、縄張り争いに明け暮れていたヤバすぎる当時のNYの空気感を混ざりっ気なしに、リア>>続きを読む