原作を読んだ上での鑑賞だけど、十分原作の良さを表現した展開とキャストさんだと思う。
好きな映画は?と聞かれた際に、とりあえず今作を挙げておけば間違いない。
最初に見たのはずいぶん前なので、すっかり大人になった今みたら
当時とはまた違った渋みや深みを感じるんだろうな。
魂を焦がして光を集めるロックスターの人生が画にならないわけがない。
QUEENを知ってても知らなくても楽しめるんじゃないかと思ったけど、
2度目を鑑賞し終えたあと、すぐ後ろにいた女性たちが
『なんの>>続きを読む
どんよりとしてるが綺麗な映像で不思議な感覚がした。
個人的には途中で少し退屈してしまったが。
痛い表現はもちろん嫌というほど痛いけど、
展開が読めた途中からはどうにもポップに感じてしまった。
人間関係って複雑だけど、だからこそ人と人とがどんな関係性だとしても肯定されるんだと思う。形だ。
たとえ世間一般的には認められないような形だとしても、見方を変えれば全て否定されるわけではない。不正解では>>続きを読む
サッと伏線流してサッと回収する小気味の良いショートフィルム。
キャストさん全員素敵だが女優さん達は本当更に素敵だ。
原作越えをしてるとは思わないが良作。
と、芸術が分からない私は思った。
人間なのだから平等というより対等でよいのだ。
とはいえ、我が儘はどうなんだとは思いつつも。
「新感染」の前日談というから感染源やそのウイルスの思惑や意図が分かるのかと思ったらそうではなく、社会問題の現実や憂い等のテーマはそのままにしたアナザーストーリーだった。
引き込まれる絵ではないけど「新>>続きを読む
ゾンビ映画のエッセンス詰め合わせみたいでちゃんと2時間面白かった。
あと含みを考えてもタイトルは原題『釜山行き』の方が絶対良いと思う。
ストーリーに大きな驚きがあったわけではない。
でも観る前は、え?レディーガガってそんな大した演技出来んでしょう、と思ってただけに、
良い意味で予想を裏切られた。いやはや。
けれどとにかくブラッドリー>>続きを読む
なるほどね、こういう形のスパイダーマンもありよね。
とてもスピーディーなので大画面で観る方が良い。
(飛行機の機内ディスプレイで観たので疲れた)
インターネットと友だちを思う気持ちの可視化というか。
ディズニーの歴代プリセンスが登場するシーンは痛快だしそれ以外のメタ要素もとても良い。
インターネットおじさんには実によく刺さる内容で泣けた。
決して突飛な物語ではなく、オーソドックスなミュージカルという感想。
「This is Me」がとても好き。
劇中での歌唱シーンも好きだけど、
撮影前の打ち合わせセッションでのキアラ・セトルの初歌唱シ>>続きを読む
正論で正しいか正しくないかで言うならば、圧倒的に正しくない。
法的にいっても圧倒的に正しくない。
家族だってこの世に存在する家族の数だけそれぞれの形がある。
分かりやすいテンプレートが存在するだけで>>続きを読む
根深く重いテーマを分かりやすくしてユーモアを交えながら走らせていく形。
人としての尊厳を守り切ること、気高く生きることは楽じゃないけれど。
なるほど~と見終えたあと、フライドチキンを食べたくなった。
木を見て森を見せるような。
事件の背景にスポットを当てる映画は他にもあるが、
ここまで同情させないリアリティのあるものは多くないのでは。
ここまで嫌なおっさんになりきれる三浦友和氏は圧巻。
オレたちの吉岡里帆ぴっぴポイント
疲れた大人が観る映画。
プーはいないけど映画館までの道にトンクリ落ちてたらいいな。
ひと夏の日常。
函館の夏という場所と時間の中で、大きな山谷もないが、後に振り返ればとても尊い時が穏やかに過ぎていくところがどこにでもある青春っぽい。
金はないけど時間はある。
なんでもないことで朝>>続きを読む
一言でいうと『めっちゃ懐かしい』。
女性じゃなくても90年代のコギャル文化に触れたことがある人なら少なからずノスタルジックな気持ちになるシーンがあるはず。
クラス全員がギャル(陽キャ)ばかりの設定だ>>続きを読む
昨今の情勢からこの編成が出るのはとても自然だなと思うしすんなり入れた。
とんでもないな!とあんぐりすることはないまでも終始クール。
久しぶりに観たサンドラ・ブロックがやっぱりカッコ良くて嬉しかった。>>続きを読む
話題になっているので間違いなく”何か”があると思って構えて観たが、
なるほど話題になるだけのギミックがあった。
エンドロールが流れ切った後の終演後に拍手に包まれた映画館、久しぶりでした。
シャペコエンセのドキュメンタリー。
単なるお涙頂戴話やクラブを美化した復活劇ではない。
TVでは見なかった壮絶な事故現場、生き残った選手のリハビリとマスコット扱いされ続ける葛藤、
遺族の苦しみと賠償>>続きを読む
東電OL殺人事件をモチーフにしたTHE 園子温フィクション。
水野美紀さんのヘアヌードシーンが有名だしエロいもグロいもあるけど
いやいや、、って笑っちゃう独特なコミカルさもあり。
Good Bye>>続きを読む
相変わらず屈折した愛の形だ。
理解されるどころか考えつきもしない形なんだけど、
こういう不器用さで歪な愛を描かけるのはさすがキム・ギドクだ。
実力派の良い俳優さんたちで固めた骨太な物語。
難しい原作なのに見やすくされているなと思った。