Kんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

映画の為の音楽、ではなく、音楽の為の映画。

お金をかけまくった長編のMusic Videoを見てるような爽快感。
音楽に乗せて展開する映像は計算され尽くしていてとにかく気持ち良い。

観終わった後ち
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

とある事情で本作を思い出したから久しぶりに見てみたけど、まぁ全く色褪せない胸糞の悪さだ。むしろ社会風刺としては現代社会の方がよりアジャストして鮮やかさが増してるんじゃないかと思うほど。セットも衣装もセ>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

モテたいか、家庭や学校から逃げたいか、一攫千金か、バンドを始める理由なんてそんなもんだ。

でもそんなもんだから、いろんな鮮やかな話や、心に響く歌が出来るんだよなぁ。

兄貴にもどうか幸あれ!

魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.2

理解するというよりは感じる類のものなのかもしれない。しかし痛い。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.1

音楽は魔法だ。時にそうでなくなる時もあるけれど。

甘ったるくない大人な話でとても好き。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

忘れない事。忘れても時々思い出す事。

どうか死後の世界がここに描かれているような世界であればと願う。

そうすれば「人は何のために結婚して子どもを産み育てるのか」という
ずっと分からないままでいる問
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.8

パディントンがかわいい。めちゃくちゃかわいい。
ヒューグラントも勿論すごい。さすがだ。
しかし何が言いたいかというとパディントンはかわいい。めちゃくちゃかわいい。
イギリス行きたい。パディントンかわい
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

強さ、お茶目さ、気難しさ。力だけでなく性格も色々。安心して見れる。

後妻業の女(2016年製作の映画)

3.5

もっとドロッと描くこともできる内容だと思うけど、
たまに大阪でやってる昼ドラみたいな笑いが結構入った話になってて面白かった。

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.4

探偵モノとはいえスリリングな乱高下に振り回されるのではなく、肩の力抜いて笑いながら楽〜に観れる"古き良き"作。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

クリストファー・ノーランだし映像は凄いんだろうなとは思いつつも予告編だけではストーリーにそこまで心惹かれなかったのだけど、
これは映画館で、且つIMAXでないと意味ないだろうなと思ってたのでIMAXの
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.5

大好きな小説家、沼田まほかるさん作品の実写化。
少々現実離れしたファンタジー(というにはグロいが)なミステリー。

松坂桃李氏が演じる亮介が手記に憑りつかれた様にのめりこんでいくのだけど、
それと同じ
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暗闇から手をのばせ(2013年製作の映画)

3.1

空白が多いなと思ってしまった。

テーマや切り込み方は良かったのでもっと深く掘り下げても良かったと思う。

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.9

内容も映像も痛烈で悽絶。

他の子たちよりもハンデがある子どもたちが
腐った大人たちによる惨い仕打ちにあう辛さを
まざまざと見せつけられる辛さ。

温い描写にしなかった事に批判あるようだけど、
だから
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.3

邦題に反してミニオンあんまり出てこない、、、

お母さんが好きです。

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.6

若くて青いスパイダーマン。まぁこんなのも良いんじゃないのかな。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.6

超能力者の戦い、というよりはヒューマンドラマな気もする。

衰え、終焉、しかし続くもの。

ダフネ・キーンの瑞々しいカッコよさがいつまでも続きますように。

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.7

執念。

分かってた事だけどこれこそ映画館で観ないとダメな映画だった。

殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

3.4

”復讐劇”と括るならどうにもすっきりしない。
復讐劇にスッキリする展開だけを期待しているわけではないが。

結局理由は何なんだ。
今なおモヤモヤ残る心残り?はあの軍団のリーダーも同じ心境なのかもしれな
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.5

難しいな、と思った。

決して現実的ではないし、かといって全くのお伽噺でもないし。
そういえばあれはどうなった?とか回収しきらない伏線もあるし。

でも、全然退屈じゃなかった。

死を考える時、それは
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.6

やり場のない苦しみを感じれば感じるほど、ラストカットが沁みるんじゃないかな。

特筆すべき不幸な出来事がなくったって前を向いて歩くのは決して楽じゃないのに
どうしようもない不幸なことがあっても結局は、
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.7

もどかしい。気が狂いそうなほど。

彼の身体で唯一動く左目の目線をアングルにしたカメラは
あたかも自分が彼になったかのような不自由さともどかしさを共有する事になる。
思っていることが伝わらない、という
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100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)

3.6

子どもの難病、という重いテーマをファンタジーで彩った映画。

病気の現実もそんな寿命の現実も辛いことに変わりはない。
そんな運命を受け止めている少年の健気な強さに胸を打たれる。

出会いが遅すぎる事な
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.6

事故よりも理不尽なテロによる家族の逝去。
そんな理由無き事実を受け止めて前へ進むための人生の探検。

彼の行動原理は分かる気もするが、細かい所は中々理解し難い部分も多くて
テロ被害者遺族、というではな
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昼顔(2017年製作の映画)

3.1

人妻に、母になられた上戸彩さんは実にお綺麗になられてた。

ただ、自分が悪いのだけどドラマ未視聴で鑑賞したので余計に合点がつかない所が多々。

ここまでドロドロした関係や因縁を描くならもう少し巧妙な捻
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

未解決事件。

この手の話は邦画が一番ウェットに、陰湿に、リアルに描けると思っている節はあるのだけど、
この映画は「いやいや韓国映画でしょ」と反論し得る良作だと思う。
良作といっても内容は気持ちの良い
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.6

地味な作業を気が遠くなるほどの長い時間続けて一冊の辞書を作る。

何もなければ退屈な画ばかりになりそうな話(失礼)で
基本的にはまったりしてるんだけど
笑う所もシリアスなところもバランスよくあって全く
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.5

蒼井優さん、当時から”雰囲気”をもった女優さんなんだよなぁ。

女子高生のふわふわとした雰囲気を楽しむ映画だと思ってる。

あんまり深い事は考えずに。紅茶でも飲みながら。

母と暮せば(2015年製作の映画)

3.4

あの優しい”母さん”が最後に口をついてしまう悲しいことだけでも
戦争の残酷さと愚かさを感じることができる気がした。

(2017年製作の映画)

3.7

「あん」の河瀬直美監督と永瀬正敏氏のタッグ(そして樹木希林さん)、
それも視覚障碍者と映画の音声ガイドという設定って事で系譜を感じながら
大きな期待をもって見たが、やはり裏切られない光ある作品だった。
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.7

時の流れが実世界と同じような速度で、
セリフの間や内容や言い回しは本当にいま私たちが話していたような温度で、
何はなくともこの雰囲気はまさに是枝監督作品だなぁと思える。


『誰かの過去になる勇気をも
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

華やかで鮮やかなファッション業界は目にもとまらぬ速度で生まれ消費されていくので
そのムーブメントを司る人たちが生きてる世界は磁場が少し違うのかなと思っているけど、
そんな世界が舞台の綺麗で大変で可愛く
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嫌な女(2016年製作の映画)

2.9

うーん。

共感もできず痛快さも感じられず、どう思えばいいの?という後味。

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

これは一体何なんだ。
と思ったままエンドロールにたどり着いた。

ここに映される暴力に正当な理由も意味もない。
本能なんて理不尽なもの。

菅田将暉さんは正直世間が言うほど男前だとは思ってない私だけど
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.7

誰しもが筋を知ってる話の実写化だけど、
ちゃんと納得させる為に必要な要素はちゃんとある映像だと思う。

エマ・ストーンも実に可愛い。
彼女が主演候補だった「ララランド」を思いながら観たり。