シネマdeりょうちんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

シネマdeりょうちん

シネマdeりょうちん

映画(1434)
ドラマ(0)
アニメ(0)

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.2

トリュフォーのデビュー作であり、代表作の一つ。子供視点からみた、大人たちの模様が、見事に描かれていて本当に楽しいですね。
誰もが子供の頃に一度はかかる『のび太病』という病気。どうせ親なんて、自分のこと
>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.9

実際に起きた、アメリカの『コロンバイン高校銃乱射事件』の映画化。
被害者の方の一人ひとりにスポットを当てることにより、日常が非日常に変わる瞬間を上手く表現しています。また、実話ベースの平坦な物語ではあ
>>続きを読む

脱出(1972年製作の映画)

4.0

単純にすごく楽しい作品だと思います。
アドベンチャー要素が強いですが、ちょいサスペンスな雰囲気なのも楽しいですね。一つ一つの描写が、無駄に生々しいところも個人的には好きです。
追いつめられた人間の強さ
>>続きを読む

みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

-

北野武監督の独特な世界観は感じますが、完全に『ビートたけし』色の強い作品ですね。
お茶の間を沸かしている、いつものたけし節が延々と続く感じ。決してつまらなくはないのですが、到底『世界のキタノ』とは言え
>>続きを読む

大脱出(2013年製作の映画)

3.5

超スーパーな2人が手を組んだ、これぞ王道アクションムービーといった感じの作品ですね。
ストーリーは単純明快で、お約束の連続といった感じ。でも正直、そこが逆に楽しいです。この人達には、ややこしい演出なん
>>続きを読む

アンダーワールド 覚醒(2012年製作の映画)

-

アンダーワールド4作目は、少し路線変更を感じる内容となってますね。
個人的には、アクション大作感がとても強い『バイオハザード』よりも、断然好きなシリーズだったのですが、本作に関してはかなりバイオ寄りな
>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

4.3

素晴らしかったです。
様々な語り手のすべての物語が、映画の終盤で一つに結びついた瞬間、人生における人と人との繋がりを強く感じました。一番大切なことは、自分の周りを自然と巡ってるんですね。
それにしても
>>続きを読む

マイヤーリング(1957年製作の映画)

4.5

1957年に一度だけTV放送されたという幻の作品。これが当時、生放送だったというのには本当に驚かされますね。
映像や音響は一般作品に比べて美しくはありませんが、そんなのは当然の話。もともとモノクロ映画
>>続きを読む

わらの犬(1971年製作の映画)

3.9

傑作と名高いバイオレンスムービーではありますが、刺激の強い現代においては、そこまで過激な暴力描写ではないのは確かだと思います。
しかしながら、この作品の醸し出す不気味な雰囲気や、ダスティン・ホフマンの
>>続きを読む

ムービー43(2013年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ面白かった!
笑いのセンスは最低レベルで、ちんこ&うんこのオンパレード。今時、小学生でも笑わないような程度の低いネタばかり。まぁ自分はずっと笑ってたけど…。
「キンタマの話」「うんこの話」
>>続きを読む

地下室のメロディー(1963年製作の映画)

4.5

フランス映画特有の華やかさ、オシャレ感、抜群の色気のある作品ですね。
アランドロンがカッコいいのは当然ですが、何かもう映画そのものがカッコいいです。そして車のCMでお馴染みのテーマソングもすごく良いで
>>続きを読む

雲の中で散歩(1995年製作の映画)

-

雰囲気のよい映画ですね。
正直、ストーリーは今一歩なところがありますが、映像美とキアヌの色気で脳内キャンセルしてくれます。
葡萄畑がとても壮大で、収穫とワイン作りのシーンがとっても素敵です。そして何よ
>>続きを読む

ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

3.5

デ・ニーロの初監督作品で、とっても人情味に溢れたマフィア映画。
スコセッシ映画の常連でもあるデ・ニーロらしいと言えばそれまでですが、あまりにもスコセッシ作品と同じような雰囲気のため、新鮮さや面白味には
>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.7

邦画よりも韓国映画が好きって人は、きっと頭がイカれてるんだと思う。もちろん自分もその中のひとり。
この作品には、自分が韓国映画に求めているものの、全てが詰まっていた気がします。金、暴力、復讐、孤独、愛
>>続きを読む

GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

-

ハリウッドがゴジラを撮ったことは素直に嬉しかったです。もちろん納得はしていない。アメリカ人の感性では、日本のゴジラは無理なんだと思います。
でも実は意外と嫌いじゃなかった自分もいて、ハリウッドのパニッ
>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.3

日本の誇り。
世界一凶悪な僕らのヒーロー。

スペース・レンジャー バズ・ライトイヤー 帝王ザーグを倒せ!(2000年製作の映画)

-

トイ・ストーリーのバズ・ライトイヤーのスピンオフ作品。リトルグリーンメンが大活躍したり、お馴染みのキャラクター達の特別出演が楽しいですね。
ただし、こちらはあくまでもテレビアニメといったクオリティ。コ
>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

4.0

遅ればせながら、割引券があったので観賞してきました。率直な感想としては、遅くなったけど映画館で観れてよかった。
実話ベースのためか、無駄な演出も少なくて、スッキリとしているのがよいですね。ハンパない臨
>>続きを読む

プレーンズ(2013年製作の映画)

3.6

一言でいうと飛行機版カーズ。
正直なところ期待はしていませんでしたが、普通にかなり楽しかったです。
今回は飛行機が主役のため、カーズのようなモーターレース場とは違い、果てしない大空と大自然が舞台。その
>>続きを読む

七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.9

マリリン・モンローのスカートが、地下鉄通気口からの風によってめくりあがる、超有名なあのシーンを観るだけでも価値のある作品ですね。
ビリー・ワイルダー独特の、コミカルなテイストがとても心地よくて、終始ほ
>>続きを読む

パパは、出張中!(1985年製作の映画)

3.7

カンヌ・パルムドール受賞のユーゴスラビア製のホームドラマ。
ユーゴスラビアといえば、ミハイロビッチの神フリーキックのイメージしかないような、無知な自分でも十分に楽しめる丁寧な作りでした。タイトルの割に
>>続きを読む

狼男アメリカン(1981年製作の映画)

3.8

B級ホラーファンには、たまらない香りがプンプンする作品ですね。映像や雰囲気が安っぽくて最高です。
無意味にグロテスクな描写や、作り物にしか見えない特殊メイク、そして必要以上のコメディ感。それらをプラス
>>続きを読む

プッシーキャッツ(2001年製作の映画)

3.5

昔、ジャケットとタイトルにまんまと騙されて、邪悪な心でレンタルしましたが、内容はガールズバンドのサクセスストーリー。
ただのバンドのお話というだけではなく、プロデュースサイドの汚い金儲けの陰謀などが、
>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

4.7

とってもオシャレで、いい加減な作品ですね。一応はミュージカルという位置付けですが、ほぼ歌わないし踊りません。賛否はあると思いますが、ゴダールに求める『ミュージカル映画』は、まさにコレが正解なんだと思い>>続きを読む

ALI アリ(2001年製作の映画)

-

モハメド・アリの生涯を、当時の人種差別問題などを取り入れながら、上手く忠実に再現しています。
事実に基づいたストーリー構成は、極端なフィクションを盛り込みまくるよりかは好感が持てますが、その反面、伝記
>>続きを読む

父の祈りを(1993年製作の映画)

3.9

冤罪、差別問題を扱った実話系の映画。
テーマは非常に重たいのですが、脚本が素晴らしいのか、変なモヤモヤ感がなくてスッキリ観れます。ダニエル・デイ=ルイスもさすがの演技力です。素晴らしい作品ですね。

ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

4.0

B級臭のぷんぷん漂うS級作品ですね。
オペラ座の怪人をこねくり回して、適当にロックンロールで味付けしてみたら、絶妙な味わいになったという感じ。癖が強く、好き嫌いは間違いなく分かれる作品ですが、自分はか
>>続きを読む

パリ空港の人々(1993年製作の映画)

3.8

パスポート紛失が原因で、入国出来なくなってしまった男が、数日間パリの空港で生活をするお話。
フランス映画特有のまったりとした雰囲気が、なんとも心地がよいですね。似たようなお話に『ターミナル』という作品
>>続きを読む

サムライ(1967年製作の映画)

4.3

最高にクールなアラン・ドロンと出会える作品ですね。
殺し屋としての仁義、人としての仁義、全てを貫き通そうとする、彼はまさにサムライ! また、夫婦共演という点も、本作の一つのみどころですね。
昔、アラン
>>続きを読む

ハッシュパピー バスタブ島の少女(2012年製作の映画)

3.5

現在の文明社会からは程遠い、バスタブ島で暮らす人々の様子を描いた、心温まるヒューマンドラマ。
主人公ハッシュパピーの小さな身体から出る、奇声のような魂の叫び声がとても印象的でした。壮大な大自然の中で、
>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

3.9

1931年の作品とは思えない完成度ですね。トーキーに移行したばかりでBGMがないためか、重々しい雰囲気と世界観が印象的です。
スリラーやサスペンスの類の先駆け的な存在の本作ですが、80年以上経った現在
>>続きを読む

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.2

ベルリンの壁崩壊時の物語。
従来、歴史が絡む作品はどうしても重くなりすぎたり、メリハリのないストーリーになりがちですが、この作品はまったく違いますね。ある家族のドラマにのせて、東西ドイツ統一時の混乱の
>>続きを読む

赤い風船(1956年製作の映画)

4.9

IQの高い風船のお話(笑)
映像がとにかく美しく、とても可愛い雰囲気の作品ですね。ラスト5分の映像が頭から離れません。本当に素晴らしいです。

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.7

主人公のムイちゃんの少女時代が可愛いですね。一生懸命にお仕事を頑張る姿には、本当に心がキュンってなります。(注:ロリコンではないよ!)
ストーリーはシンプルながらも、ベトナムの質素な雰囲気が心地よい作
>>続きを読む

エリザベス(1998年製作の映画)

3.5

歴史に詳しくないので、純粋な気持ちで『映画』として楽しめました。
衣装や映像が美しいのと、ケイト・ブランシェットが本当に素晴らしかったです。同年のアカデミー主演女優賞は、たしか『恋に落ちたシェイクスピ
>>続きを読む

若者のすべて(1960年製作の映画)

4.4

稀にみるレベルのゴミのような兄貴。そんな奴でも大切な兄弟で、腹は立つけど心からは憎めない。家族って難しい…。
自分を犠牲にしてでも家族の絆を守ろうとする、アランドロンが本当にカッコよくて、心を完全に持
>>続きを読む