回転灯映画。光を媒介として脳髄の異変が伝染し、また光は鏡やスクリーンを飛び越えてこちら側にアクセスしてくるのであるが、同時に光では捉えられない異界もまた人間が全速力で逃げたとしても徐々に追いついてきて>>続きを読む
たった一夜に終始するというのもすごい。
田舎に残る人間と大空へ経っていく人間の間にどことなく生まれてしまう断絶、というのはロン・ハワードを通じて『ハン・ソロ』に接続していくと思う。こちらがだだっ広く>>続きを読む
再見、やはり抜群に面白い。
冒頭の、湿った工業地帯から湾岸部を経て宇宙港に接続していくコレリアの街並みがまず良い。あちこちから煙が上がってまばらにオレンジ灯が光る夜中の街と共にタイトルを出して来るの>>続きを読む
冒頭、ムスタファーで見つけたGPSから飛行するカイロ・レンへと移る繋ぎのカッコよさや、朽ちたパルパティーンが水中から浮上させる艦隊が幽霊船みたいなのとか、生理的な部分で褒めたくなる所はまあまああるが、>>続きを読む
見返してみたら結構グッときた。
リモート会話でレイとカイロ・レンの指が触れ合うところなんかは結構ドキッとする。
ラストのカイロ・レンvsルークも、以前はリモート対応にムカついていたが、なんか今回は>>続きを読む
血の付いたヘルメットを脱いだトルーパーが、ただ逃げ回ることでどんどん話に介入していく話運びの巧さ。
レイ&フィンvsカイロ・レン戦、レイの手にライトセーバーが収まると共に”Burning Homes>>続きを読む
サンドピープルの襲撃の流れの編集はやはり冴え切ってる。
ビッグスと再会してはしゃいでるルークがだいぶ泣けますな。
これも斬首映画。クロスさせたライトセーバーでクリストファー・リーブの首をしゅるりと切断するが、どのような動きで断首されているのかぶっちゃけ良くわからないのも味。
冒頭のコルサント上空の宇宙船、敵戦艦>>続きを読む
アナキンとパドメがナブーで一緒に食事する所の果物、スターウォーズで唯一まともに美味しそうな食べ物だと思ってたが、よく見ると断面があんまり美味しくなさそうな植物の感じがある。
斬首されたジャンゴフェッ>>続きを読む
総じてメイン人物たちの主人公感のなさが、政治劇としては利いてる。
タトゥイーンに来たクワイ・ガンが「我々は奴隷解放のために来たのではない」と言って、実際奴隷制に対して特に何かするでもなく優秀な奴隷1>>続きを読む
なんだかんだで角の生えた生物がその角で他の生物を串刺しにする様子はあまり観ることがないので、そこら辺は楽しく観た。
あと、ユニコーンの水を媒介とした遠隔コミュニケーションは良い。
ガスタウンの中をトラックでぐるっとUターンするとこ、良かった。
あとウジ虫。『ハッピーフィート2』のオキアミみたいな。
光の映画。回るルーレットの光がメルギブの顔に映し出される所もカッコ良いし、壊れた双眼鏡を覗き込んだメルギブの眼球にマッチの炎の像が焼きつくのも、スクリーンに光を投射する行為たる映画そのもの。サンダード>>続きを読む
キャラや目的を離れて伝染した振動の波が一点に帰還する瞬間の”Under Pressure”~”Rhythm Nation”、泣けます。
一点の振動が伝播する波へと変貌した瞬間の”Boogie Wonderland”×ラテンギャングスタラップのグルーヴに脳を灼かれている。
大海原に飛び込んでいくマンブルが星空へ打ち上がるロケットに見え>>続きを読む
モンサンミッシェルはあまり魅力的に写ってるとは思わんかったけど、アメリカ郊外の切り取り方は凄かった。神父の巡る貧困層の家のポーチに散らばる玩具だとか、雨の排水溝の映し方も超カッコ良い。
あの図体でサイ>>続きを読む
打ち上がる花火、水に飛び込む人間、水中から引き上げられる人間と上下方向の運動に満ちてはいるが、上下運動の最たるものである露骨な性交渉は映さないという弁えも好印象。
“Unwritten”の「汚い窓をこ>>続きを読む
形骸化した人間の建造物の見せ方、特に停止したエスカレーターを2回も見せるのが実にテーマパーク的ワクワクがあり、良い。建物の中にポツンとある望遠鏡を覗き込んだ猿と人間の目に映る光も見事。空を見上げるって>>続きを読む
マット・リーヴスは湿度に取り憑かれている。
明確に湿度の境目に足を踏み入れる瞬間があるものの、熱い太陽照りつける大地すらなんかビチャビチャしているのが笑える。病気だ。
雪山の場面はだいぶ怠いのだけ>>続きを読む
ラストの闇に溶け込んで消えるジェイソン・クラークのカットのカッコ良さ、推せる。
夜明けを見る時、地球の反対側では完全に日が没するので。
劇場鑑賞ぶりに再鑑賞。
建造物の写し方がとにかく冴えてる。ジェームズ・フランコ家の窓、霊長類保護施設の檻と広場を繋ぐ迷路みたいな通路、ゴールデンゲートブリッジの骨組み。猿たちが人工建造物を引っ剥がし>>続きを読む
スクールバスが映るカットは軒並み良かった。あと猿を木の上に追い詰める猿。なんだかんだでシーザーが直接的に手を出していない、というのは大事。
良い映画や。
白昼の幽霊の佇まいのシーザーが、目を合わせるのみで街中の猿達の自立を促し解放していくシークエンスの恍惚よ。
ラストの演説については、映像として非常にスマートなのは完全版の方だと思うけ>>続きを読む
車内が緑色に発光する救急車、という興奮。中から出てくるのが白い服着たマジで普通のおっさん(だがしかし、異様に強い)なのが熱い。色とりどりの光に照らされたクラブの踊る群衆の中に、無造作に置いてある救急車>>続きを読む
ベティ・デイヴィス演じる継母の魔女が、役者降板の関係で途中から喫煙する猫に変わるノリも凄いし、猫アレルギーで顔をぐちゃぐちゃにしてた主人公が、終盤魔法を習得して家を破壊し始める所の動きも見ちゃいけない>>続きを読む
前半の「吸血鬼への偏見が許せないので、人類学者に正しい吸血鬼史を無理矢理書かせる吸血鬼村」という面白要素から吸血鬼コミュニティ脱出に持って行くのはなかなか厳しいんじゃないかと思っていたら、通りすがりの>>続きを読む
クリーム状の「the stuff」に寄生された人体の形状変化がとにかく楽しい。足を轢かれて何故か頭部が破裂したり、口を上下に広げて喉奥からアイスクリーム出してきたりとか。
時折挟まれるthe stuf>>続きを読む
何よりマイケル・モリアーティ演じるピアノ弾きが良い。ムショ帰りで無職だったのが、偶然怪獣の巣を見つけるとその情報を振り翳して威張り散らす始末。
「俺は今までの人生で何者でもなかったが、この情報で逆転す>>続きを読む
唯一人が死ぬ場面の、まずいと思った次の瞬間には葬式の棺桶、なスピード感も笑った。
おもろい。
撃たれてからの追いかけっこ、渋滞で全然動けないの笑った。
JBの歌声で「母が死んだ」と流れたら何故か脈絡なく母が死んでるのは凄かった。
再鑑賞、いい映画や。
殺しはどれも素晴らしい。ネイルガンで散々焦らして首筋にバコンとか、万力で頭固定して顔面に酸ぶっかけるのとか、枝切り鋏で脊椎をヂョキンとやるのも、被害者のリアクションに逆に殺人鬼>>続きを読む
団地映画以上に大規模ストライキの真っ只中を写した映画として、団地の住人が窓から顔を出して下の様子を見下ろす、という構図をバンバン入れてくるのが嬉しいし、故障したエレベーターでサッカーして遊ぶ子供達を見>>続きを読む
「本物より本物らしい偽物は、本物だろう」の話をしている中で、ピカソとオヤのエピソードに出てくるバインダー越しに覗き込む写真のピカソの目のマジさ、あれは明確にニセモノとわかっているものが確かにホンモノの>>続きを読む
ダメ夫のジミー、決行当日の朝の不倫妻との会話後から、窓口での待機中、螺旋階段を登る仲間を見つめる中、帰宅後と、とにかく目に射す光のヤバさが極まってる。
ラストの”THE END”の出方も爽快。