KingKazukiManjiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

2.5

前作が面白かったから期待していたんだけど、想像以上に面白くなかった、というかおもんなかった。その原因としてはストーリーが進まなさすぎた所にあると感じた。過去回想が長過ぎた。

戦闘シーンは相変わらず圧
>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

5.0

大学のゼミで話題になったので鑑賞。
今の日本では絶対に作れないであろう内容と勢いの凄さに終始圧倒させられた。
個人的に、今まで観た邦画の中で三本の指に入るほどの傑作だった。
深作欣二、笠原和夫、菅原文
>>続きを読む

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

2.5

ガメラを完全なる正義の味方と、人類の味方と描くのではなく、地球の守護者、生態系の守護者として描いてるのが、平成ガメラシリーズの好きな点である。だからこそ、人類はその闘いに一切介入できぬまま、結果を受け>>続きを読む

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.5

相変わらずに特撮は素晴らしく、自衛隊を主軸としたストーリーも面白かった。今回はガメラの立ち位置がよく、人類の味方ではなく、生態系の頂点で守護者みたいな立ち位置がよかった。札幌の雪景色での闘いや、仙台を>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.0

とにかく特撮のクオリティが素晴らしかった。
福岡で人々が逃げ惑うシーンと、ガメラが街を壊すシーンが、ひとつの画面で行われていて、物凄く画期的で惹き込まれた。
東京タワーのシーンもそうだが、壊すのが上手
>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

5.0

時々、無性に観たくなる作品。

漠然とだが、人生を考える上でクライム映画ってのは、ものすごく良いものだと感じた。

マイケル・マンの徹底としたリアリティ演出が素晴らしく、この虚構を現実に昇華させたアル
>>続きを読む

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

5.0

アメリカという国の異常な部分を露見させてくれた。露見というか、そもそもアメリカ国内においては日常茶飯事なのかもしれないが、少なくともアメリカにポジティブなイメージを持っている観客に大きなショックを与え>>続きを読む

劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇(2008年製作の映画)

5.0

グレンラガンが大好きだから、映画館で浴びれてほんとによかった。特にこの前半の、シモンが1人前になるまでの過程が好きだから、紅蓮編めっちゃ好きなんだよね。

今石洋之が動かす絵って、最高にアニメ観てるっ
>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

5.0

1時間未満しかない本編だけど、2時間映画並みの充実感と満足感に溢れていた。

前作の映画から結構経っていたから、3期を観る前には丁度いい骨休めというか、ダイジェストで、3年生編の良い導入だった。

>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

5.0

極上のエンターテインメントだった。
前半はポセイドン・アドベンチャー、後半はジョーズといった王道的な流れを汲みつつ、そこに本作の強みであるステイサムのアクションと、圧倒的な映像で我々観客を大いに湧かせ
>>続きを読む

アイドルマスター ミリオンライブ! 第1幕(2023年製作の映画)

5.0

オタクは、アイマス最高!って叫ばざるを得ないだろう。これは、ミリオンライブに触れたことがあるオタクからしたら、大歓喜必須の最高傑作かもしれない。
ミリオンライブのアニメ化は正直いって遅かったが、3D技
>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

5.0

最高のエンターテインメントとはこのこと。
映画ファンの願望を詰め込んでくれたような展開が素晴らしかった。
確かにサメ映画は在り来りではあるが、このレベルのサメのデカさは新鮮で、従来のサメ映画と比べても
>>続きを読む

65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

2.5

92分とダレルことなくノンストップで、CGのクオリティも割と高かった。しかしながら、恐竜から逃げるというプロットには新鮮味がなく、次々と襲いかかる理不尽な展開があるにもかかわらず、あまりにも静かで平凡>>続きを読む

(2021年製作の映画)

5.0

個人的にはオオカミの家より楽しめた。
理由は明確で、短かったからだ。オオカミの家も表現はとても面白かったのだが、いかんせんストップモーションアニメというのは、長時間観ていると、表現が同じだから飽きてし
>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

2.5

演出は驚くほど画期的であったが、内容があまりなく、それ故に退屈に感じた。ある程度の知識はあった方が楽しめると感じた。作品背景の情報を全く収集していなかったので、自身の無知さが悔やまれた。また、とても面>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

5.0

観たい観たいと思っていても、毎週木曜日に池袋で上映してるしな、なんて3ヶ月近く甘えていたので、やっと観れた。いや、マジで最高だった。ほんとに、公開当初観ておけば良かったと心から後悔させられた。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まさに、クローネンヴァーグの最高傑作に相応しい快作であった。クローネンヴァーグからの未来への警鐘と、微かな希望を描いていたように感じた。

ゴダールの『 イメージの本』、スコセッシの『 アイリッシュマ
>>続きを読む

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

4.0

『 リボルバー・リリー』は、良くも悪くも期待通り、監督である行定勲の「俺はこれが撮りたい」というものが詰まっていた作品だった。だからこそ、行定勲の演出が合う人には刺さるし、合わない人には刺さらない映画>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作でガル・ガドットは、思惑通り、新たなアクション像を確率することに成功していたように思えた。しかしながら、破綻していたストーリーが大きく本作の足を引っ張っていたのが、とても残念だった。

途中までは
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

2.5

個人差があると思うのだけど、全く刺さらなかった。もちろんつまらなかったのだが、本作のような作品が今のハリウッドで必要な作品ということはわかる。更には、グレタ・ガーヴィグが伝えたかったメッセージが伝わら>>続きを読む

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.0

多少設定が甘い所が見受けられたが、民衆の反乱という形で管理社会を痛烈に批判しているかのように描いていたのが良かった。

1984年をエンターテインメントとして、ハッピーエンドに昇華させたような内容は、
>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

5.0

これは凄いものを観たってなった。
難解な表現ではあったものの、意外と物語自体は単純な気がした。
ビデオ世代じゃないからピンとは来なかった所もあったが、メディアに支配されていく様を、クローネンヴァーグら
>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

5.0

粗は目立つものの、エンターテインメント性とメッセージ性を上手く両立させていた。

確かに長さを感じないことはなかったが、昨今の映画には感じられないエネルギーが確かにそこには存在していた。

映画のタイ
>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

1.0

どうも子供が血を流す映画は好きになれないな。

そして、期待していたものとは全く違った。

自分は心の底で、どこか大友克洋の童夢の実写化みたいなものを期待していたらしい。

はっきり言って嫌いな作品だ
>>続きを読む

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

5.0

アメリカン・ドリームの影を生きる日陰者たちの生き様をありのまま描き切った、アメリカン・ニューシネマの代名詞ともいえる傑作だった。

都会に夢を見る若者が、上京してきて現実を知らされて、落ちぶれていく様
>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

5.0

何度も観ているが、やっぱり最高に面白かった。
サマーウォーズは日本の夏を感じる傑作。

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

2.5

個人的に刺さらなかった。

原作を意識したキャラクターデザインや、原作テイストの会話群、冒頭の追いかけっこなどはとても素晴らしかったのだが、わざわざ3Dアニメにする必要があったかどうかと言われると微妙
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

1.0

登場人物がみんな癖強くて、好きになれなかったな。あと、ストーリーというストーリーがないのに会話がつまらなかったな。文化的な違いもあるだろうけど、マクドーマンドの演技は、受賞するほどのものかなと思ってし>>続きを読む

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

5.0

滑り込みで鑑賞。
いやー、ほんとに素晴らしかった。
ビルが燃えだしてからはずっと、緊張しっぱないしで、心臓バクバクだった。
10年くらい前に、小学生の頃だったと思うけど、午後ローでやっていたのを見たか
>>続きを読む

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.5

何を観せられたんだろうっていう作品。
雰囲気は嫌いじゃなかったのだけど、どのジャンルに分類したとしても中途半端だったのが良くなかった。道徳観念が欠如しているから、割とゲラゲラ笑えたけれど、それ以上もな
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.5

途中までは主人公の性格が受け入れ難かったが、最後まで観ると、あまり気にはならなくなり、成長を上手く描けていたとさえ感じた。

映画愛に溢れていて、とても面白かった。全然グロくはないんだけど、割とホラー
>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの新シリーズということで、存分にトランスフォーマーを楽しめたし、堪能できた。しかし物語は面白かったのだが、キャラクターが少ないことも相まって、結局いつもとやっていることが変わらないので新鮮味が>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ面白かった。大満足。

今年の映画で3本の指に入るくらいには推せる傑作だった。

まず、全くダレルことなく上手くまとまっていたことが素晴らしかった。

こういう悪魔祓い系って、フリードキン
>>続きを読む

ACCA13区監察課 Regards(2020年製作の映画)

5.0

ACCA13区監察課は、その膨大な世界観と、愛おしき登場人物達、そしてそれらが複雑に絡み合う素晴らしい物語を、これでもかと言うくらいに風呂敷を広げて、それらを12話でまとめきった、その完璧さにこそ美徳>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.5

宮崎駿の最後の作品になると思われていたからこそ、必然ではあったことなのだが、面白いと頭ごなしに評価できる作品ではなかった。最後はやっぱり描きたいことを描いたな、という印象であった。しかしながらそこに、>>続きを読む