KingKazukiManjiさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ガルム・ウォーズ(2014年製作の映画)

1.0

ほんとに、つまらないの極みのような映画。

押井作品に耐性があることもあって、寝はしないし、物語は理解できるが、面白くはない。

映像は頑張っていたと思うけど、もう全てアバターの二番煎じのように思えて
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

5.0

いくらフレイザーが主演男優賞を勝ち取ったからといえ、予告の映像や、監督がアロノフスキーだということもあり、陰鬱で静かな雰囲気の作品だということは分かりきっていたし、途中で飽きないかと不安でしょうがなか>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

5.0

良質な作品を求めているなら、確実に”Air”を観るべきだとお勧めできる。

そもそも”エアジョーダン”が有名なこと、そして「伝説のナイキシューズ“エア ジョーダン”の誕生までの実話を描く」という触れ込
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

劇場で観ることができて感激した。
高2の時以来、2回目5年ぶりに鑑賞した。
タランティーノの脚本の巧みさは言わずもがなであるが、長回しのカットに俳優達の演技が凄すぎて痺れた。
会話が多い本作であるが、
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.5

ベイビーわるきゅーれというフランチャイズが観客の望む高いクオリティを常に提供してくれるシリーズだということが今作で証明された。

今作で唯一残念だったのが、敵キャラのパンチの弱さだ。前作でヤクザを壊滅
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ルパン三世 GREEN vs RED(2008年製作の映画)

3.5

もっと広がってほしい隠された名作。

ルパンシリーズの中では類を見ないほど挑戦的で、作品のテーマがとても面白かった。一方、解りにくい演出も多々見受けられ、作品としてはそこまで盛り上がらなかった印象だっ
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

5.0

超絶よかった!!!

『 シン・仮面ライダー』という駄作のせいで映画のモチベが下がっていたけど、やっぱりヒーロー映画は最高だった。

シャザム!(2019年製作の映画)

5.0

劇場公開時ぶりに観た。

全体的にダークな印象のあるDCで、明るくコミカルで、そして他作品に侵略されずに完結していた点で、物凄く好感の持てる作品であった。そして公開時期的にも、当時エンドゲームの重苦し
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シュレック2(2004年製作の映画)

3.5

前作よりも登場キャラクターが増え、ドタバタ感が増して面白くなっていた。シュレックシリーズは子供の頃に見なかったからかもしれないけど、あまり新鮮な印象がないから、可もなく不可もなく面白いで止まってしまっ>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんとにつまらなかった。

簡単に作品をゴミとかクソだとか言いたくないんだけど、これは正にそんな直球の言葉が出てくる作品であった。

2号はパンチしてくれって!

初代の仮面ライダーが世代だった方達は
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

5.0

押井守が22年のベスト映画を語る記事で、本作を推していたこともあって、滑り込みでなんとか観に行けた。

原作未読であるが、作品のつくりが素晴らしく、構成もアッパレな傑作であった。色々と共感できたり、観
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シュレック(2001年製作の映画)

3.0

可もなく不可もなく楽しめたけど、それ以上のものは得られなかった。20年以上前に作られたアニメとは思えないほど、動きが滑らかで綺麗だった。流石はハリウッド、ドリームワークスといったところではあった。人種>>続きを読む

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

5.0

若し頃のケビン・コスナーが私財まで投げ打って、ハリウッドから一線を引いたこんな素朴な作品を作っていたことに驚いた。

アメリカンムービーにおいてインディアンを野蛮な悪として描くのではなく、歴史を辿り、
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

2.0

久しぶりにマジで萎えた作品であった。

本作は自分には合わなかった。Filmarksで低評価にしている作品は、映画として成り立っていないと感じたものが殆どで、映画としての完成度は高いのに、嫌いだったと
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

リューベン・オストルンドの作品は観たことがなかったが、風刺がかなり効いていて、とても面白かった。

パルム・ドール獲得も納得であったが、滑稽なシーンが多く、個人的に観ているのが苦痛な作品でもあった。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

正直周りの人が観てたから、興味本位で観に行っただけなのだけれど、あまりの熱い内容に心踊らされて、後半からもうずっとボロ泣きしてた。今年の中で暫定ベストムービーだった。

原作未読であったが、全く問題は
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

またこれも評価のし辛い複雑な作品であったが、グロテスクなノマドランドのようなアメリカン・ニューシネマだった。人によってはかなり表現が苦手であるから、好みの作品であるがオススメはできない。直接的な描写は>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

評価がとても難しいのだけど、率直に思っていたのと違った感が半端なかった。マジでスピルバーグの自伝的作品って聞いていたから、監督のエピソードとかを交えて、あの映画はどのように作られたのか、または当時のハ>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

1週間ぶりくらいに映画を観た気がする。
期待通りの良作で、収支ハラハラさせられた展開が良かった。冒頭の夫の事故死シーンや、党に登るまでなどの展開が荒く、無理矢理進めているようにも思えたが、本作の肝であ
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

銀幕で観れて良かった。やはりリマスター版なだけあって、映像がとても綺麗だった。ほんとに凄すぎて、終始圧巻させられた。普通に観ても凄い作品なのだが、映画館で観ることの意義を再認識させてくれる素晴らしい映>>続きを読む

銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー(1998年製作の映画)

1.0

松本零士という作家は俺の中ではもうすでに死んでいた。俺が産まれた頃には、彼は筆を断ち始めていたし、物心付いてからは、過去の作品しかなかったからだ。だから正直今回の訃報を受けて、数々の作家達がそれぞれの>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

4.5

虚淵玄が最後に書いたPSYCHO-PASS
TVシリーズのキャラクターたちの成長を楽しめたが、劇場版ということもあって、後半がご都合主義すぎて、リアリティに欠けていた。
新キャラが増えたのにも関わらず
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

2.0

アントマン史上最もつまらなかった。

MARVEL作品の中でもシャンチーとワカンダフォーエバーに並ぶ面白くなさ。

ロキを見ていないからかもしれないが、カーンのキャラクターが分かりにくかった。カーンが
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.0

押井守作品の中では、うる星やつらというキャラクターが主導権を握っているような作品を扱っていることもあって、かなり面白い。でも好きになれない作品でもある。内容としてはオンリーユーとかの方が好きなんだよね>>続きを読む

黒いジャガー(1971年製作の映画)

2.5

主人公の思い通りに展開が進む、これぞハリウッドというような作品。可もなく不可もなく、楽しめた。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

追記、Part1が序破、Part2がQから戻って旧劇、Part3がシンエヴァという、新劇場版の途中に旧劇を挟んでいるエヴァであったという結論に至った。

あまりにも凡庸な作品で、笑いあり涙ありでエンタ
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バビロン(2021年製作の映画)

5.0

映画愛に満ちていてめっちゃくちゃ面白かった!

全体的に下品で、かなり汚くハリウッドが描かれていますが、そのスケールの壮大さは圧巻の一言。

主演俳優陣の演技も然ることながら、音楽や美術などのクオリテ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

1.5

ほんとに面白くなかった!!!

ストーリーは合ってないようなものだし、開始10分くらいで、これは虚構の世界だなって展開読めちゃったし、色々冷めた。

ダノとラドクリフの体当たりな演技と、ダニエルズの独
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

2.5

物語としてはつまらないんだけど、映画としては物凄く面白い、そんな評価のしづらい作品。でも何故だか数年に1回は観たくなる作品でもある。押井守の作品は、何故だかたまに物凄く観たくなる。この現象に名前を付け>>続きを読む

ハーモニー(2015年製作の映画)

5.0

伊藤計劃の映像化しにくい原作をここまで忠実に再現し、なおかつ最終的には原作者でもなし得なかったエンディングに昇華させた傑作。

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

5.0

B級のような内容を一大A級スペクタクル映画に昇華させたキャメロンの名監督ぶりは、この頃から既に健在だった。

少し前に縁あって飲んだ時に、とあるテレビ会社で30年近く勤めていたおっさんから、好きな映画
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

またひとつ素晴らしいアメリカン・ニューシネマの傑作を見てしまった。

ベトナム戦争後かつ、ロードムービー調というのがまた最高なんだけど、ラストが虚しすぎて、凄かった。刑務所に送り届けるまでは、どこか楽
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

5.0

とてつもない差別が描かれていて、今の我々が観たら、これが実際の歴史だったとは信じられないくらいにはショッキングで、奇妙なことが起こっていた。けれども更に俺を困惑させたことが、本作が物凄く面白かったとい>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.0

秩序の崩壊した戦闘シーン、巨額の資金で撮ったことが伺えた映像たち、そして急に哲学的になるラストシーンと、ベトナム戦争映画の傑作でもあり、アメリカン・ニューシネマの傑作でもあったと思えた。

マーティン
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

5.0

新たなクリスマスムービーになりうるポテンシャルを秘めていた怪作。今の時代だからこそ、人々には、サンタクロースの存在が必要なのだろう。

前半はドラマ重視かつ、アクションも控えめで、B級の域を出ないのか
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エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

3.0

ディズニーに対して無条件で嫌悪感を抱かせることに長けていた、アンチ・ウォルト・ディズニー・ムービー。初期のリンチ作品のような粗さを持っていたが、メタ的な要素で溢れていた本編と、虚構と現実の不明瞭さが暗>>続きを読む