kurさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

何故かテオアンゲロプロスの映画のシーンが浮かんだ。
サイレントのように制限されたメディアでこそ出てくる表現がある。アンゲロプロスは今になってなお映画が制限されていることを当たり前に示してくれます。

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.0

スミスもあれですね、続けたらすぐに政界に染まりそう。クレジットで一番初めに出てくるようにサンダースがこの映画の主役では。

密航者(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地味系宇宙映画というジャンルが存在するか知らないが、、というか宇宙に行くということだけでも派手派手しいことなので宇宙にいることが当たり前のように静かな映画というのはなかなか新しいのかもしれない?
なぜ
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スタンリー・キューブリック ライフ・イン・ピクチャーズ(2001年製作の映画)

4.2

現在youtubeのワーナー・ブラザースチャンネルで公開中。キューブリックが好きなら面白い。
アラン・パーカーが出てきたりしている。
作品群をもう一度見返したいな。バリー・リンドンを劇場で見たい。

時の面影(2021年製作の映画)

3.8

ドラマが良かった。
見たあとにクリスマスプレゼントにアマギフを贈るというネットで観測できる文化がイヤだなあという気持ちになった。

もっと考古学という分野のマニアックさも見せられた気もする。

砂の器(1974年製作の映画)

3.8

映画として人気になるのわかる、でも今の人これを見てハンセン病てわかる人どれだけいるんだろう。
ちょうど近代以前以後の変化を調べていたので昭和にどう表現されてるか見れてよかったが、今現在のハンセン病新規
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

4.2

2021の1本目。
画はいいし演出も雰囲気もいいけど深みが無いのが残念でした。

何よりも見ながら走馬灯のように蘇る共食いして死んだ兄のグッピーたち。子供の頃は道で轢かれて死んでいる猫や烏を無断で他人
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地獄(1960年製作の映画)

3.8

HELL BUGこと田村くんが注目ポイント。
地獄に関する描写は演劇的。いい演劇とは思わないが、仏教的示唆には富んでいるのでそこが変に真面目で面白い。
明らかにおかしな戦争写真が出てきて、その写真の撮
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.6

なんか現代の文芸映画的快楽の娯楽範囲内での最たるものという感じ。好きなんだけど。
個人的にはセリフとかなくてもいいんじゃないかと、それくらい映像で語ることができる強いイメージがあった。
ドキッとしたの
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イヴリンと歩いた道(2018年製作の映画)

-

4月に見たのだがいまだにいくつもの映像を思い出せる。
時間を共有する、場所を共有するということは人間のコミュニケーションにおいてなんて大切なものなんだろう。
存在を思う、という人間の行為は「人間らしさ
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

ちょっと前までやってたオンラインバリアフリー上映にて。
あまり感想が思い浮かばないが、この映画はほんとうにこの小川議員の本性を見せているのか疑問が湧いてしまった。なぜなら彼自身の愚直さが示されるだけで
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

4.4

後半の双子の話見ながらやっぱり今って見かけだけじゃ貧困がわからないよなと。同様に裕福さも。安く見えない安い服はいくらでも売ってるしメイクもスマホさえあればハウツー動画が転がってる。
そもそもこの双子の
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.5

なるほどー。あと2回は見れる。
すごいねチャーリーカウフマン。

P E R S P E C T I V Eていう単語が気になったのでその視点からもみてみたい。

心の指紋(1996年製作の映画)

4.6

マイケル・チミノの作品に初めて触れたのは小説で「ビック・ジェーン」という183センチの女の子が歌う男と「インディアン」という名前のバイクでアメリカ大陸のソコラ中へ行くという物語なのだがこれがかなり面白>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.5

God Bress Americaと聞いて思い出すのはレディ・ガガのスーパーボウルでのパフォーマンスなど…(その他色々…)

「god bress america」というワードをスピーチの〆などで初め
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7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

4.4

「アメリカの普通の人」の一人がモデルなのに、この作品を達観した目線で見ている人間が多いのに驚く。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

最初これ猫の話かと思ったら子猫登場でアレになってしまった。
最後まで決めつけない不気味さがいいなと。

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.5

なんというか気品というか人間の尊厳みたいなものを示されると物語を見る、読む、あるいは聞く、ということがとても尊いものに感じられる。
これが「正しい」映画の在り方なんじゃないの?みたいな偏った考え方に洗
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