心太さんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

心太

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遠い日の家族(1985年製作の映画)

3.3

悲しき思い出は汲めども尽きず

第二次世界大戦を背景に、悲しい運命に翻弄されたユダヤ人一家の姿を描いた人間ドラマ。

何者かの密告によってゲシュタポに捕らえられ、家族とともに強制収容所に送られた少女サ
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エッジ・オブ・アメリカ(2003年製作の映画)

3.0

アメリカ先住民のクリス・エア監督による、実話を基にしたスポーツ感動作。

アフリカ系アメリカ人のケニーは、先住民居住地域にある高校の英語教師として採用され、はるばるユタ州にやってきた。きずなの固い先住
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空中ぶらんこ(1956年製作の映画)

3.3

恐れ入ります

「第三の男」で知られる名匠キャロル・リードが、サーカスの花形、空中ブランコに生きる人々の人間模様を描く。

サーカス団に新しく加わったティノは、昔の花形芸人マイクとローラの3人で、空中
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ラインの仮橋(1960年製作の映画)

3.5

余韻嫋々たるラストシーン

敵対するフランスとドイツの間で翻弄される人々の生きざまを、両国の間を流れるライン川に架けられた仮橋を通して描いたヒューマン・ドラマ。

第二次世界大戦下、ドイツ軍の捕虜とな
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.2

人生論的な味が出ている

オープニングの言葉が秀逸。ガリ勉とスポーツバカと不思議ちゃんとお姫様とチンピラが、本音をさらけ出すお話。主題歌を担当するシンプルマインズはイギリスでの人気が高い。80s映画音
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西部に来た花嫁(1973年製作の映画)

3.0

アカデミー監督賞ノミネート経験もあるヤン・トロエル監督が、お互いの顔も素性も知らぬまま結婚した男女が、他人から夫婦へと変わっていく道程を雄大な自然の中に描く。

カリフォルニアの山奥に1人で暮らすザン
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無法の拳銃(1959年製作の映画)

3.0

悪党たちにのっとられた小さな町を舞台に、駆け引きしあう人間同士のかかわりを描いた西部劇。

静かな町ワイオミングの男たちは、領地や女性をめぐる争いの火種をくすぶらせていた。しかし、ある日突然乱入してき
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荒野の貴婦人(1955年製作の映画)

3.0

仏の顔も三度

「ミニヴァー夫人」でアカデミー賞を受賞したグリア・ガースンが、一本気で正義感あふれる女性を好演した人情西部劇。

1880年のニューメキシコ。1人の女性が勇ましく開拓地に乗り込んできた
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恋路(1991年製作の映画)

3.0

「フランスの思い出」のジャン・ルー・ユベール監督が、フランスの小さな港町を舞台に、1人の美女をめぐる男2人の愛憎を描く。

夫ジャンと4人の子供たちと暮らすリリアーヌの前に、昔の恋人で夫の親友でもあっ
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.4

ロマンティックな佳品

日本で(ここ強調)ウケた映画ということで初鑑賞。少年少女のみずみずしく描かれた恋愛が見どころ。素直に好きと言えるマークレスターが少し羨ましい。

七人の侍(1954年製作の映画)

3.5

雨の降りしきる中での合戦が壮絶。しかし疲れた。だがその分走りきったような爽快感さえ覚える。あの雨のシーンで黒澤監督は、雨粒を見せるために墨と牛乳を混ぜたそうです。

目かくし(1966年製作の映画)

3.0

監督も目かくししていたのかも

優秀な科学者を売買する組織と国家との攻防戦に巻き込まれる精神科医の活躍と恋を描いたロマンチック・サスペンス。

安全保障局から、昔の患者で国家機密の研究を手がける理論物
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.4

まずは音楽が素晴らしい。なんたってマイルスですから。そしてシーンカットがクール。これを25にしてやり遂げたルイマルには頭が下がります。あと、リノヴァンチュラがいい味出してます。何が言いたいかってえと、>>続きを読む

摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

3.7

これはなかなか楽しめた。ロス監督の演出がファニーでいい。ちょっと荒唐無稽すぎるきらいはあるけど、そこがまた良し。

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

捕虜という立場でありながら、めげずに明るく振舞っている。真犯人がスパイ大作戦のメインキャラだったりする。プレミンジャーの憎らしい演技も見もので、要所に出てくる小ネタも愉快。

大空港(1970年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人のいい老婦人と挙動不審な中年男に要注意!緊迫感は、あまり無かった。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

映像が美しい。BGMが綺麗。ただ僕にはどうも肌に合わない。この映画を見たのは4年ぶりなのだが、第一部がくどい程に甘々で、正直うぇ〜ってなってしまった。価値観の違いだろうか。ドヌーヴが寂しさに耐え切れず>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

4.0

まずは素直に娯楽映画として楽しめた。俳優陣の言い回しや動きがヘンテコ?なのが、ツボにはまるシーンが多く、特に前半は笑えた。そして映画が好きな人間が分かるネタもあったのが、個人的になお良し。大勢で楽しみ>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

3.0

ハードボイルドを地で行くお話。19sec.という言葉はあまり気にしなくてよい。心がけ次第で、自分の周りの世界は変わる。

ハッド(1962年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

牛がいなくなる。町から人もいなくなる。ただそれだけ。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

劇場公開版は見たのだが、初めて本来の形で視聴。削ってしまうと、物語が薄くなってしまっていたが、本当の意味で話は完成することとなった。

スピード(1994年製作の映画)

4.8

中坊以来久々の鑑賞。シナリオがシンプルかつ巧妙に練られている。個人的に真っ先に勧めたいアクションムービー。一致団結して危機を乗り越えようとする人間ドラマも描かれ、若き日のキアヌとサンドラが見られるのも>>続きを読む

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.5

美しき映画賛歌物語。私は、映画の父を既に知った上で見ていたので、あぁこれ分かると頷くシーンが結構ありました。スコセッシも、映画が大好きだというのがよく伝わってきて大変よろしいです。

カラーパープル(1985年製作の映画)

4.0

アカデミー狙いとかよく言われる作品。しかし、比較的分かりやすい話で、この手の、弱者が時代に翻弄されながらも懸命に生きていく姿は、聴衆に深い感銘を与えるものなのです。

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

5.0

私としてはチャップリンとしてだけでなく、サイレントムービーの最高峰に位置づけられる作品。サイレントであるが故に、メッセージがダイレクトに伝わってくる。これを見ずしてチャップリンを語る勿れと言わしめる珠>>続きを読む

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.5

反戦映画の原点にして頂点。時間がある方はぜひ原作も。

スティング(1973年製作の映画)

5.0

見たのは高校生の時以来2度目です。私は双葉先生の信奉者なので、70年代で唯一の最高評価だったこの作品は真っ先に見ました。コンゲーム(騙し合いと言う意味)映画の金字塔だと思います。

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