mizukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

さよならくちびる(2019年製作の映画)

4.6

成田凌みたいなイケメンは芸能の裏方にいるイメージめっちゃある。あと、小松菜奈×タバコの破壊力がすごいのと、門脇麦がすごく美味しそうにタバコを吸うから、喫煙者じゃなくても吸いたくなってくる。

アコギ二
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さよならぼくたちのようちえん(2011年製作の映画)

4.2

ゴッホのぐるぐるの絵が好きな男の子に、6歳の子五人だけで小海線に乗って会いに行こうとする話。

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.3

イニスはもともと同性愛者を傷つける側の人間だったのに、自分が今まで傷つけてきた存在がまさか自分だなんてね(彼の場合は両性愛者っぽい気がするけど)。絶対汚らわしいものとか、絶対殺していい命なんてない。甚>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

そう、映画は主観を客観視できるツール…この死生観はどんぴしゃで好みだった。かなり共感した。
死んだ人間が成仏できるのは残された人間の中で踏ん切りがついたからで、本当の死は残された人間が誰も思い出せなく
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

勉強以外のことは諦めたから目標を成し遂げたと思っていたのに、実際は遊びを諦めないで目標を成し遂げる人ってたくさんいるって、あるある。何なら遊びから得られる経験も大きくて、両立できる人の方が勉強ばかりや>>続きを読む

マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

この監督は恋愛のベタな題材を、視覚的に美しく描くのが上手。男女も恋愛関係かどうかも問わず、名前のつけられない二人の関係がすごく好きなんだろうなって、この人の作品をみると思う。男女関係は当たり前に寝るこ>>続きを読む

スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

4.3

無邪気な若者の怖い面をすごく感じた。何も知らなければ怖くないから突き進める。何だってできる。無垢だから、悪い仲間がいれば染まってしまう。やばいと気づいた仲間に説得されてももう遅くて、盲目のまま突き進ん>>続きを読む

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

4.0

主人公の女の子がすごく可愛い…アイメイクがどれも素敵だった!

たぶん、IQの高い低いは関係なく、人と接するとはどういうことなのかを一度頭で考えてしまう人間はキャリーに共感するのだと思う。そういう場合
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

全員、演技が上手いわけじゃないけど自然なのは、是枝監督の作品に通ずるところがある。主人公の、後半の爆発力のような、狂気のようなものは、一皮剥けた感がすごかった。

若さが故のフラストレーションや、日常
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.7

ストーリーと映像共に、前半と後半の完成度が全然違う気がした。アーヤが魔女の家に来てからの方が、製作陣も作り込んでいるのでは?
設定は悪くないけど、前半はセリフの運び方がぎこちない部分があるように感じた
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.3

他人からは意味がわからないことでも、本人の中では筋が通っていることがあると、私もわかりたいし、もっと色んな人に伝わってほしい。

イェニファーとシモンのような運命は実在する運命っぽいなと個人的には思う
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夢と狂気の王国(2013年製作の映画)

4.5

堀越二郎に宮崎駿監督が投影されているのは知らなかった。何かを、誰かを壊したり傷つけたりせずには美しいものに辿り着けない。美しさの追求は罪なのだと。でも堀越二郎は飛行機を、宮崎駿はアニメを作る。壊れてい>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

アクションシーンがキレキレでかっこいい。色もかっこいい。内容は特に深いとかはなくて、視覚的に楽しいという感じ。スーサイドスクワッドを見た時と似た感覚になった。

ラストレター(2020年製作の映画)

4.5

これがまさに青春の風に背中を押されたように感じる作品だった。大人の青春も子供の青春も詰まっているなあと感じた。楓香が夏休み明けに学校に行きたくない理由が可愛かった。

日常の映画をみているのに急にファ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

設定があんなに意味がわからないのに、何故かぐだることはない。
初めはハンクの妄想なんだろうなと思っていたけど、あのラストだと死体が本当に動いていたファンタジーとして捉えることもできて、良いラストだった
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ただ飄々としているように見えるけど、本当は父の死を受け入れられていなくて、爆発した太陽の熱が地球に届くまでの8年間を永遠に引き伸ばそうとしている。初めは自覚していないけど、父が死んでから不安になる要因>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

真っ赤なスバルがかっこよかった。音楽もいい。銃声でリズムをとってるのも、今までありそうでなかった。
ただ、裏社会にいたくない人間がずっと抜け出せないのが可哀想で仕方なかった。だから殺しのシーンも他の映
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ビタースウィート(2002年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

カティは本当に心優しい人間だった。ステフィから人間が離れていくシーンから、もしかして死のうとしてるんじゃないかなって思った。周りから明らかに叩かれるような悪事を働く人間は心が壊れてしまっていることも多>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

怖かった…先端…。
異食症というものを初めて知った。妊娠を経験している人なら割と知っている人もいるらしい。この映画は画が綺麗で話題にもなってるし、妊娠したことない人間が知る機会になっている。

人を殺
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

タイムトラベルものは苦手だけど、これは面白かった。タイムトラベルとの最高な付き合い方だった。
誰しも、あの時お礼を言いそびれてしまったとか、気持ちはちゃんとあったのに表現するタイミングを逃してしまうと
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恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

4.5

そう、人は独りでは生きられない。独りで生きられる気になっているだけ。周りが程よく干渉してくれているからやっていける。
あと一人で暮らすおじさんがサムに話したこと、幸せに生きるためにはお金ばかりを集めて
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

逮捕される前に、自分の罪を自覚した二人。お互いが影響し合って納得できた。お互いにとって必要な通話だった。
死ぬことや嘘をつくことではなく、罪を償うことが彼らにとって必要なことだと気づけてよかった。
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.6

最後までみるとちゃんと面白い。カルトが本当にカルトらしくて、脚本を書いた上田監督は実際に集会に行ったことがあるか、しっかり文献を読んで書いてるんだろうなと思った。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

潔癖だと、本当に綺麗になれるわけではないんだと感じる作品だった。偏った正義を振りかざす人間をかなり悪者として描いている。
また、純粋な人間は、自身が純粋のど真ん中にいるから、純粋さや美徳を語らないのだ
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.4

これは、愛というより執念かな…恋に恋しているならぬ、夢に夢をみているが故に夢が膨らんでいったんだろうな。純粋な夢を見るためなら、世間から汚く見える夢を叶えていく。

喜怒哀楽がとても繊細に描かれていた
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

皮肉たっぷりで面白かった。最終的にビアよりマグレガーの方がピーターをよくわかっているところが、敵同士だった相手ほどお互いのことをよく理解しているということを表していたと思う。人としてダメな部分を見せ合>>続きを読む

鷹の爪8 吉田くんのXファイル(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

未来の吉田が偉くなるのは納得いかない!

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

4.0

夏に見るのにぴったりだった。
タランティーノっぽさがある。色彩センスとか、フォントの選び方とか、全部かっこいい。たぶん画がかっこいいから音無しでも見れる。

最初は噂してた側の人間が街の有名人に憧れて
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未来のミライ(2018年製作の映画)

4.2

水と光の描写が、美しい部分が増幅されていて感動した。美しい画を見せるための映像というより、感動したときの主観を見せるための映像だから、リアルという一言で済ますのは違うかなって思う。ある意味リアルだけど>>続きを読む

Hysteric Betty(2020年製作の映画)

3.8

高円寺でやってるお店(APOLIA)のアクセサリーに似てるって思ってたら本物でうれしかった…映画でスタイリストやってたの、ここで初めて知った。この映画は9割高円寺で構成されてる。

どの女の子も過去の
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花火(1947年製作の映画)

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よくわからなかったけど、内臓を抉り出すシーンが気持ち悪くて、画が強くて脳裏に焼き付いてる。この映像を忘れさせまいという気概を感じた。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.0

OZ内のアニメーションに鳥肌立った。割と始めの方で、ラブマシーンがログインパスワードをハッキングして鍵をあけまくる描写がすごかった。鍵の形がばーっと変わるシーン。

あと、人の表情の描写が繊細ですごか
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ハマり役だし、演技が凄すぎた。冒頭の上裸のシーンで、肉体から骨格から完璧なピエロ体型なのか…と感動した。ただひょろっとしているだけならできない動きをあの細い体でやっているのが不思議。あとは、何より表情>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.5

映像の雰囲気がノーランに似てる。常に曇った感じというか、今にも雨が降り出しそうな空気感だなと思ってる。ソリッドな印象でハラハラドキドキが展開されていって、とにかくかっこいい。
騙された。脚本書いた人天
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

クスリでできたコミュニティから抜け出すことはとても難しいんだろうなあ。
時間を忘れてラリって、仲間の赤ちゃんを死なせてしまう場面での主人公のローテンションさが妙にリアルに感じた。ああ、やってしまった。
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