TOTTOさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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最高。体感時間短すぎ。
フォード社やエンジニア陣の技術的な部分の葛藤ももう少し見たかった。その方がレース終盤のあの決断がより響いたと思う。
一番グッと来たのが、フォード2世が初めてレーシングカーに乗っ
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

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そんなに1から10まで言葉で説明しないとダメなんですかね?
小説の朗読聞かされてんのかと思ったわ

勝手にしやがれ!! 英雄計画(1996年製作の映画)

5.0

最終作にしてシリーズの中でも異彩を放つ作品。
その理由のひとつは言うまでもなくあの激ヤバ長回しシーンを始め全体に漂う不穏さなんだけど、それ以外にも時々くるゾッとするような瞬間、終末感などがやっぱり異色
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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確かにギャスパーノエにしては観やすい。けど何だかんだギャスパーノエをギャスパーノエで煮詰めたギャスパーノエ濃度200%の作品だと思う。
冒頭のダンスシーンが超絶カッコ良くて圧倒されて、音楽もすごく良く
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

5.0

監督と脚本家の名前だけ見て予備知識ゼロで観に行ったけど最高だった。
「過去の可変性」が同時に「取り返しのつかなさ」でもあるという重さに潰される。これほどヒドイ物語が他にある?(褒めてる)
登場人物のち
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

5.0

いつものノアバームバックよりジワジワ厭な居心地の悪さは控えめで、どちらかというとサッパリしてる。真正面から殴り合う系。ノアバームバックの描く法廷劇とか見たいに決まってる。
あとコメディ要素かなり多め。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

良くも悪くも、期待通りというか想像通りではあった。世界観の作り込みがスゴい。
『ヘレディタリー』より直接的にショッキングな内容ではあるけど、観終わった後も一生消えない爪痕を残してくる『ヘレディタリー』
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スクールズ・アウト(2018年製作の映画)

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とにかく監督が黒沢清好きというのは冒頭から伝わってきた。あの飛び降り自殺とかもろ黒沢清。
シーンの繋ぎ方とか展開のテンポは正直あまり好みじゃなくて多少中だるみ感はあったものの、何が起こってるのか分から
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

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良かった。こういうのがリメイクなんだと思う。
オリジナルに添いつつ韓国映画の持ち味も見せて、最終的にはまったく別の物語に昇華した感じ。
取引相手の男女といいブライアンといい、こういう韓国映画のサブ俳優
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

5.0

怪物登場シーンが素晴らしすぎるに尽きる。あのシーン、これまでに何回観たことか……
ロケーションがまず最高。人がたくさんいるけど街からは離れている河原。道路を走るバスから見下ろすショットの怖さよ。
登場
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

5.0

何回観ても、この映画のすべてのシーン、すべてのカット、すべてのセリフを愛さずにはいられない。
本作の最高なポイントをすべて語ると50000000字を超えてしまうのでレビューとか書けないんだけど、とにか
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闇動画3(2012年製作の映画)

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『グラビア撮影』個人的にかなり好き。
序盤から、画質の粗いカメラにブランコの反復運動が収められたショットに言い知れぬ不気味感。
グラビアアイドルに異変が起こってからの怒涛の展開とスピード感が怖い。

闇動画2(2012年製作の映画)

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『デジャヴ』幅の狭い、先が真っ暗で何も見えない吊り橋の上でカメラを左右に振るという動きがもう神がかって怖い。
あと個人的にデジャヴってどうしてもロマンを感じてしまうのでこの作品好き。
『思い出の校舎』
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闇動画(2012年製作の映画)

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『晩夏の夜に招く者』は、霊的なものの怖さに加えて「厭なものを見てしまった」という纏わりつく怖さが印象的でなかなか好き。
その意味では『復讐』もそうなんだけど、あれは倫理観がぶっ飛びすぎてひたすら胸糞悪
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

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一章と続けて観るとこちらは微妙。というか一章だけで完結で良かったのでは?ってレベル。テンポ遅いし冗長に感じてしまった。
一章では楽しかった地獄めぐりや霊界でのやりとりも全体的に中途半端だし飽きた。
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白かった。
ケレン味溢れる霊界の描写も最高だし、ハジョンウが下界で飛び回るシーンも迫力あって痛快。
というか裾をヒラヒラさせながら歩くハジョンウが世界一カッコよくてずっと目が幸せだった。
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

5.0

演出もトリックも数多のホラー映画で使い古されてきたものばかりなのに、誰にも真似できない映画に仕上がっててビビる。
時間の操り方が鮮やか。時間軸の演出にこれほどまでに絶望を抱かされたことはない……
序盤
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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あの完璧な3作目に到達してそれでもなお描きたいものがこれなんだとしたら、あまりに鋭利すぎて、いい年した大人だけど落ち込んだ。というか傷ついてしまった。
トイストーリー3に思い入れがある人はもれなく死ぬ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

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アクションシーンの見せ方うまい。
ゴミ処理場のロケーション活かしまくりでブチ上がった!!
全体的に原作の流れを汲みつつキャラクターにはオリジナリティを出してきてた印象だけど、ヨウコちゃんだけ再現度高す
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

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オシャレなだけのPV映画とは一線を画してる。
瞬間の心の動きや空気感だけをひたすら積み重ねていく前半、台詞は、言葉は、物語を構成するための最低限の意味のみを残してただ通り過ぎるだけ。
(原作では動機づ
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

5.0

これまで執拗なまでに「世界の崩壊」を描いてきた黒沢清が「世界のはじまり」に行き着いたというだけで泣いてしまう。(最初タイトル逆で覚えてた)
しかもそこで主人公が歌うのが、世界の終わりを歌った「愛の讃歌
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鬼談百景(2015年製作の映画)

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個人的に大畑創の『一緒に見ていた』がベスト。死後硬直で目が閉じられないところからもう怖いし、質量を持った幽霊っていうのが黒沢清的!あと最後のアングルの転換のところね!斬新でびっくりした。
この人のは『
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

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なるほど、こういう映画ですか。とても嫌だった。
この手の恐ろしさを描いた作品は知る限りほかにない。
ラストは確かに戦慄なんだけど、その結末そのものに対してではなく、結末に至るまでの過程に対するどうしよ
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ヘンリー(1986年製作の映画)

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すべての出来事がまったく何の前触れもなく描かれてて不穏すぎる。
黒沢清や北野武みたいに連続の中で起こる突発的な暴力という意味ではなく、「起こっている」あるいは「起こった」ことをただ淡々とシークエンスに
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オアシス(2002年製作の映画)

5.0

3年ぶりくらいに観たけど、そのくらい間を置かないとしんどくて観れないなやっぱり。
目を背けたいシーンが多すぎる。
それ故に、ムンソリが立ち上がったり、背中から降りたり、踊ったり、表情をくるくる変えて怒
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

5.0

超〜久々に観たけどやばすぎた。
序盤からエグいショットの連続で既にお腹いっぱい。ピクニックの人たちを手前に捉えつつ奥に線路を持ってくる構図とか……
ただ時系列を逆にしただけの「斬新でしょ?」作品ではな
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これを「差別を乗り越える映画」とはどうしても見られないんだけど。
いやいやあなた、スーツ屋の店員とまったく同じこと冒頭でしてましたよね?
「俺の方が黒人だ」というこれ以上ないほどの最低オブ最低発言にシ
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

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省略に省略を重ねてテンポ良くまとめ上げてたけど、帰還シーンだけは絶対に省略すべきではなかったと思う。特に1回目。
だって11号の前夜のシーンが素晴らしかったから。あのシーンのための映画ですよ。

叫びとささやき(1972年製作の映画)

5.0

ヤバイもの観た。ヤバすぎて何も言えない。
人物の顔のクローズアップですべてを語ってしまう恐ろしさ。アリ・アスターは『ヘレディタリー』でこれをやりたかったんだろう。
家族映画だけど、完全にホラー映画の手
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サイン(2002年製作の映画)

5.0

やっぱりシャマランの家族の描き方が優しくて泣く。
世界規模で起こっている出来事だけど、徹底してひとつの家という小さな範囲だけで描かれてるから終末感・侘しさが強調される。
この「母親を亡くした父子+叔父
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レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

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なんだかよく意味がわからないうちにどんどんストーリーが進められていくけど、気持ちが置いてかれる感じはしない不思議。
たった1棟のマンションの中だけで、世界を変革する大きな出来事の一部始終を描いたとんで
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

シャマランありがとう、という気持ち。
めちゃくちゃに泣いた。これ以上のヒーロー映画はない。
これがシャマランが出した結論か。『アンブレイカブル』から1ミリもブレてない。
ラストのあれはズルいでしょう。
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

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良かったところも多かっただけに残念。
あの途中のダイジェスト演出なに?省略すべきじゃないところばっかり省略してませんでした?
「明石と奈々の関係性の変化」「善悪の垣根を見失い仕事に没頭する明石」これら
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

5.0

『ミスターガラス』のために復習。
ちょっと素晴らしすぎて絶句してしまった。
「引き金を引いたらパパはニューヨークへ行く」で号泣、妻を抱きかかえてベッドまで運ぶロングショットで号泣、新聞を見て涙を浮かべ
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

5.0

橋のシーンがカッコよすぎる……
重量をまとった揺れとあの音のせいでトラックが怪物にしか見えない。
もはやニトロが爆発するとかトラックが落ちるとか、そういうのじゃなく本能的な恐怖を感じるシーン。
ポスタ
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来る(2018年製作の映画)

5.0

最高のエンタメ。中島哲也が合わない人にはキツイだろうと思うけど、私は『渇き。』を超える勢いで大好きだった。
てか中島哲也とオカルトの相性良すぎません?あの台詞の浮いた感じとか。
神も仏も警察もコンピュ
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