もっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

もっちゃん

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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

3.6

すごい。本当にすごい。
緻密に計算された圧巻の5時間。
いっときも目が離せないほどの超高濃度。
考えれば考えるほど凄まじい。
すごく面白かった。
傑作であることは間違いないけど、好きじゃない。

ブレスレス(2019年製作の映画)

4.6

揺れることを、忘れることを、変わることを楽しむ。
なんて清々しい笑顔。なんて美しいラスト。

ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

4.2

近づいたり離れたり。
カメラは気ままに揺蕩うように。
断片的なイメージの連なり。
リアリスティックな映像詩。
まさにテレンスマジック!うまい!
このうっとりするような浮遊感とルーニー・マーラがすっき。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.0

素っ裸で資本主義吹き飛ばすんだから最高だよね。しかし、完全にプリミティブじゃないところがまた面白い。

国葬(2019年製作の映画)

4.3

編集の妙もあるんだろうが、後半の汽車のとことか、船のとことか、労働者のとこは、バキバキにキマっててテンション上がった。
なんか安倍ちゃん辞めた時に、「今までありがとうございました。お体に気をつけてくだ
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.5

今更言われなくてもわかってるよってことばっかり言うけれど、これだけはっきり言われればまぁそうだよねと思う。

歩みつつ垣間見た美しい時の数々(2000年製作の映画)

5.0

うとうとしながらメカスを見るか、メカスを見ながらうとうとするか。こんな贅沢な時間はない。
終わって欲しくなさすぎた。愛する人と過ごすこと以上に重要なことは何ひとつないのだと気付かされる。人恋しい。

天使/L’ANGE デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

4.0

映画は光と音の芸術だということ以外には、本当に全然意味とかはわからかったけど、ずっと目は話せなかった。

アウステルリッツ(2016年製作の映画)

3.7

粛清裁判でよく寝たから、パッキパキでみれた。
大虐殺が行われていた場所で楽しそうにポーズをとって写真を撮る人々は確かに歪だけど、あ、この子エロいなとか思って見てたし、そんなもんだよ。

粛清裁判(2018年製作の映画)

3.5

間すっぽり寝たけどまぁ問題なかった。
みんな神妙な面持ち。
神妙な面持ちって難しいよね。
判決言い渡す時むせるのが、ちゃんとやりきれよって思った。
群衆は熱狂してた。

ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

4.2

ロビーロバートソンが語るザ・バンドのドキュメンタリー。

昔の古屋での共同生活の写真と映像が見れただけで最高。ほんとにかっこいい。1番かっこいいかもしれない。あ、でもボブディランもかっここいいしな。私
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宝島(2018年製作の映画)

4.9

やっと見れたギョームブラック。
大好きだな。
ずっと見てられる。
特にラストの素晴らしには涙。

冬の旅(1985年製作の映画)

4.3

寝袋がなければ死んでしまうということ。
これはなかなかどうして衝撃的な事実だと思った。
チュニジア人労働者の優しい瞳と、爆笑するおばあちゃんとモナが印象的。

ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション(2018年製作の映画)

4.5

ロックンローラーだ。まじでロックンローラーだ。
ケニーとの関係も素敵や。
70年代のカオスっぷりも最高や。
あとイギーポップは大魔王が受肉した姿。

地上の輝き(1969年製作の映画)

4.3

ギルのクローズアップは私たちの視線のように一部分だけに焦点を当てる。いや当たり前なんだけど、違くて、私たちの目はズームできないんだけど、ちゃんと見てるのはごく一部だけで、ギルのクローズアップとその編集>>続きを読む

切られたパンに(1968年製作の映画)

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ごめんなさい。全部寝たので、もう一回見せてください。ファーストショットは大好きでした。

海辺の恋(1963年製作の映画)

4.0

雨に濡れた道。ネオンの反射。
お話はそんなでもないけど好き。

ボギー!俺も男だ(1972年製作の映画)

5.0

これ僕大好きなのにレビューつけ忘れてた。
ダイアンキートンのキュートな魅力マックス。
ウディアレンのコメディアンの魅力マックス。

ヴァン・ゴッホ~最期の70日~(1991年製作の映画)

4.1

ピアラ好きかも。もっと他の作品も見たい。
狂気の画家、呪われた画家というイメージから解放したかったとピアラ自身が語るようにゴッホの最期の2ヶ月の日常が淡々と描かれる。そこではは彼の劇的な死すらも日常の
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

5.0

なんかわかんないけど泣いた。本当になんでかわからない。正直ジジイの綺麗事のうるさい説教だとどこかで感じる自分もいた。でもなんかわかんないけど泣いたしこの映画は大好きだし大林監督も好きになったし映画がも>>続きを読む

エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

4.4

愛の火炎放射。恐竜の射精。
気高く歪んだファムファタル。
このラストはいいよ〜。
表情がなんとも。

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.3

シンプルに面白い。エンタメとしての強度がしっかりしている。釘打ちムキムキアーティストの兄ちゃんがいいよ。

KUICHISAN(2011年製作の映画)

3.3

フィルムのざらついた光の美しさといたたまれない不快感。
かと言って監督の意図はなにも汲み取れなかった。お手上げ。

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.4

なにも言わなかったからってこの仕打ちはないよ笑
なんか演技しんどかったな。

靴ひも(2018年製作の映画)

4.4

僕は結局こういう優しい映画が好きです。
なんでも素直に言動に移せるって素敵だな。と。この映画の直前に『生きちゃった』を見たので余計に思いました。

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.4

セットの感じとか外人の感じとかはあーNHKだなぁって感じだったけど、でもちゃんと映画だった。高橋一生いいなぁ。

イサドラの子どもたち(2019年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリーって書くのやめてほしい。
見事なシナリオ。
美しいショットとその繋がり。
ひたすらに歩くというだけでその全てを語っていたのに、遺影を写しちゃうのはちょっとやだったけど、それでもエルザの
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LETO -レト-(2018年製作の映画)

4.0

これはフィクション。
反骨というかアナーキズムを一身に背負ったボーダーのにいちゃんが大好き。唯一彼だけがカラーの世界に逃げ込んだのはとても興味深い。