マサラチャイさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

マサラチャイ

マサラチャイ

映画(366)
ドラマ(1)
アニメ(0)

メッセージ(2016年製作の映画)

1.0

最後の都合のいい展開に、冷めてしまった。人類の危機が現れても、自分の都合を優先して争う様子がリアルだった。未来が見える要素なかった方がよかったと感じた。

グッド・ナース(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

折り返し地点から、一気にホラー作品になった。チャーリーによって点滴を打たれるエイミー。動揺を隠そうとするも、心臓の鼓動の速さで動揺が筒抜け。家に帰るとチャーリーが愛娘たちと仲良くおしゃべりしているシー>>続きを読む

嵐の中で(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オリオル・パウロらしい、先の展開が気になる叙述トリックミステリー。たあ、今回は殺人事件のトリックを暴く者ではなく、タイムリープファンタジー。信じてもらえない主人公に感情移入してしまい、可哀想になってし>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

たった20分弱でここまで描き切るのはすごい。主人公のジェフは見た目通りのチンピラ。同情はできないけれど、ラストの救いのなさは心にくる。

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.5

ベトナムの自然の美しさ、綺麗な黒髪の少女たち、エキゾチックな調度品など、どこを切り取っても美しい映画。次々と話が展開していくので、全く飽きることがなかった。女性たちの悲哀だけでなく、子供のうちに知らな>>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.5

最初から最後まで映像が綺麗だった。カサブランカの砂漠や、質の良い調度品、上等なシルクのドレスなど、どこを見ても素敵。マリアンヌの手の仕草も優雅で綺麗。ただ、展開が強引で作り物感があり、少し物足りなかっ>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.5

オープニングから攻めた映像が流れるので、この作品が量産型のただの映画でないことがわかる。見終わった後に、考察サイトを見ると見方が変わる。作中に出てくる小説は、エドワードからスーザンへのメッセージになっ>>続きを読む

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.0

紹介文ではコメディとなっていたが、実際は深刻な話だった。当時の東ドイツの暮らしや政治思想が学べる映画。家族の絆を描いた物語でもある。母親に主人公の理想の国の様子を届けるラストが好き。

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

「千と千尋の神隠し」のようなノスタルジーを感じる映画。エキゾチックな調度品、生活感のある料理のシーンなど、ベトナムらしさ全開のノスタルジックな風景が続く。奥様は文句も言わずに耐える女だが、私の祖母と重>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

1.0

誰がなにをしているのかが分かりにくく、物語に没入できなかった。よく理解できずに置いてきぼりを食らって疎外感を感じてしまった。

ルーム(2015年製作の映画)

2.0

スローテンポで淡々と話が進むので、あまり感情が動かされなかった。マスコミの無責任な追求や周囲の人とのギャップに苦しむ母親像がリアル。できるならもっと内面を掘り下げて描いて欲しかった。

ミスト(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今まで見たホラー映画の中で一番面白い。さすが名作と言ったところだろう。設定はファンタジー丸出しでリアリティーのかけらもないのに、人間たちの反応がリアル。怪物を信じない者、離反する者、狂信者になる者。極>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.5

年々推理要素が減り、アクション映画化が進んでいるのが残念。今回は犯人候補が少なく、すぐに誰かわかってしまうので物足りなく感じた。アクション映画としては楽しめる。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

1.0

各登場人物の視点を俯瞰的に描いた作風のため、感情移入できなかった。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

「事実は小説よりも奇なり」小説でも嘘くさいって言われるぐらいの嘘みたいな展開の数々。当時17歳の少年がここまでやれたのが驚き。あまりにも堂々と嘘をつくと、疑われないものなんだなあ。フランクとカールがル>>続きを読む

ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一生船の上で奴隷として生きていくなんて、考えただけでゾッとする。主人公チャクラは無口で考えを言葉にしないが、彼の表情だけで何を考えているのかが伝わってくる。船の上という閉鎖環境で起こるマウンティングや>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

主人公とその仲間たちが馬鹿野郎揃い。IQの低いクズの会話(褒め言葉)がキレキレで面白かった。下品な成金なのになぜか憎めない。馬鹿にしか見えないけれど、セールストークは一流で頭も切れる。金、ドラッグ、セ>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

「1人の人間を救う者は全世界を救う」

重い映画は覚悟がないと観られないので、長い間避けてきた映画。3時間も鬱展開が続くのに耐えられるのか、白黒の昔の映画を見続けられるのかという心配があった。実際に見
>>続きを読む

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

1.0

話自体は悪くない。ただ、毒親持ちには地雷だった。両親と仲の良い主人公が、毒親持ちの彼に許すようにいうシーンは見ていて辛かった。許すことが道徳的に正しく、許さないことが悪という描き方は被害者をより苦しめ>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

等身大のアメリカの少女を描いた映画。産婦人科で聞かれる質問がデリケートすぎて驚いた。世の中にはパートナーに避妊を拒否されたり、性行為を強要される女性がいるという現実。主人公の辛さや焦りが伝わってきて、>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.5

ゲルダの一途な愛が胸を打つ。男女間の愛を超えた、人間に対する愛が素晴らしかった。私がゲルダの立場だったら、最後まで愛を貫き通せるだろうか?アイナーの薄幸の美青年感とリリーの淑やかな美しさ。男女どちらの>>続きを読む

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

5.0

想いのこもった中身の濃い映画。主人公のネジュマに感情移入して泣いてしまった。障害を乗り越えてショーを成功させておしまい、という陳腐なストーリーじゃなかったのが良い。自由を求めて自分の意志を貫き通す姿が>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

1.0

ヤングケアラーの話を取り上げるのは良かったが、登場人物の作り込みが物足りなかった。全体的に話が作り物っぽく、リアリティーが薄い。登場人物が生きている感じがせず、脚本に沿って動いているように感じた。道徳>>続きを読む

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.0

トルナトーレ監督らしく、どこを切り取っても絵画のような美しさ。イタリア映画らしく、甘い甘い愛の言葉がこれでもかと出てきます。ストーリーはやや冗長かも。

オールド(2021年製作の映画)

1.0

途中までは王道サスペンスでハラハラしながら楽しく視られました。終盤にチープなB級パニック展開になって冷めてしまいました。途中までは面白かっただけに残念。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

1.0

途中離脱。あまり感情移入できず。惹きつけるものや印象的なセリフがなかったからかな。

博士と狂人(2018年製作の映画)

1.0

途中離脱。あまり感情移入できず。ストーリー展開がゆっくりで、途中で眠くなってしまった。

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

美しいアニメーションの短編。過去の思い出と荒廃した現在との対比が綺麗。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

色彩センスと映像美が素敵!「shape of water」のように美術センスが抜群。よく出てくるティールグリーンがいい。主人公には全く感情移入できないが、なぜか先が気になって最後まで目を離せなかった。>>続きを読む

幼い依頼人(2019年製作の映画)

4.5

韓国映画は泣かせにくる作品が多いですが、今回も泣いてしまいました。主人公に感情移入して、自分の心も揺さぶられる。ダビンが人間不信になっていく経緯も現実味がある。最初は見て見ぬ振りをすることは無罪だと主>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

よく練られたトリックで、最後までハラハラさせられた。物語が二転三転するので、最後まで目が離せなかった。よくある叙述トリックと思いきや、最後にどんでん返しあり。久々に王道ミステリー映画に出会えて満足。