Nanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Nana

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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.8

ラジオ局内のワンフロアから見えるもので1時間半のストーリーが完結する。
限られた空間でグイグイ引き込ませる緊迫感。韓国映画、やっぱりすごいな。

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

4.1

藁にもすがる獣たち、からのチョン・ドヨン作品。

夫、息子と立て続けに亡くした女性が辿る人生。
タイトルにもなっている、シークレットサンシャイン。ラスト、それまで隠されていた光が彼女には見えていただろ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.7

なかったことにしないで。この言葉がひかりの全てを物語っている。

静かで、美しい自然の描写が随所にあり、ひかりがこれから産むであろう命を考えずにいられなかった。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド最終章。

鑑賞直後の感想は、よかった!ありがとう!今までで1番人間味のあるジェームズ・ボンドで、1人の女性を強く愛するところも好き。最後は家族のために身を捧げる
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.2

ある殺人事件で被告弁護士と証人として出会ったスノとジス。最初は裁判に勝つため自閉症のジスに近づいたスノだったが、交流をしていくうちに、忘れかけていた法律家を目指した時の純粋な気持ちを取り戻していく。>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.8

前科があるため、聖職者の道が絶たれたダニエル。少年院を出て立ち寄ったある小さな町で、新人の司祭と間違われ聖職者としてその町に住むようになる。

善人か悪人か、犠牲者か加害者か。どちらとも言えない両面を
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はちどり(2018年製作の映画)

4.8

中学2年生のウニが見た、理不尽さと閉塞感に満ちた世界。観ているこちらも感情の捌け口がなくなり息苦しくなる。

14歳という、繊細な年頃がとても丁寧に描かれていました。強いようで脆くもある親友との繋がり
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

4.5

冒頭、ブランドバッグいっぱいに詰められた大金がロッカーに押し込まれる。
安い賃金ながらもホテルで真面目に働く中年男性、夫のDVに耐える妻、借金を抱える女とそれを肩代わりさせられた男…一見バラバラに見え
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.8

エマ・トンプソンに「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープが若干チラついたけど、それを差し引いてもとても面白かったです。

何よりエマ・ストーンがとても魅力的。表情が豊かで、いろんな顔を見せてくれる。
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.3

普段ラブストーリーはあまり観ないけど、レビュー評価が高かったので鑑賞。
余韻に浸れる、とても素敵な作品でした!

寝て起きたら別人になってしまうという、突拍子もない設定に不安を感じていたけど、スタイリ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

記憶を無くした少女の話かと思いきや…
覚醒したジャユンが最強すぎて!
殺されちゃうけど、チェ・ウシクって独特の色気があって好きだなぁ。
続編も期待。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

絶対映画館で、と思っていた今作をついに観てきました。
美しい…この一言に尽きる。キャスト・衣装も少なく、挿入曲も2曲だけ、という無駄を省いた時間が流れるなか、愛が燃え上がっていく様はこちらの気持ちもど
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

麻薬捜査のため、敵のアジト前にフライドチキンのお店を始めたら人気店になってしまった。もうこの設定だけで面白い。
キャラがみんな個性的で観たらやっぱり面白かったです。ラストも最高。

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.5

ずっと観ようと思っていたドキュメンタリー。
シリア、アレッポの惨状がありのままに映され何度目を覆ったことか。空爆を受け、自分だけでなく子どもの命を危険にさらしてまで残る理由が理解できずにいたけど、そも
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイ映画、120分超え…果たして最後まで観られるだろうかという不安は観始めてすぐ吹き飛んだ。
スリリングな展開に引き込まれ、とっても面白かったです。タイも学歴社会なんだなぁと興味深く、同時にバンクがお
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

久しぶりに邦画で脳内に刺激が走る作品を観た。真理子が道路で泣き喚くシーン。素晴らしかった。
好きか嫌いかは置いておいて、とにかくこの作品のパワーは凄い。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

ウィノーナ・ライダーの「若草物語」がとにかく好きだったので、グレタ・ガーウィグが描く今作はとても楽しみにしていた。
結果、とっても満足!

まず、登場人物が全員生き生きと輝いていてあらゆる感情が汲み取
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.8

いじめられっ子のソンはいつも学校でひとりぼっち。そこに、夏休み直前ジアという転校生がやって来て友情を育んでいくが…。

いじめを扱った本作。子どもは純粋ゆえに残酷になるよね。幼少期の友情は恋愛にも似て
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

どっぷり浸かれるミステリー。
昔アガサ・クリスティーにはまったので、こういう王道ミステリー大好き。
ダニエル・クレイグはキレッキレのジェームズ・ボンドのイメージが強かったから、最初本人だとは分からず。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

中盤からの畳み掛けるような展開から目を離せない娯楽作品、貧困や格差を考える社会派の作品、どちらの面でも傑作。
映像技術に疎い私でも今作のカメラワークはとても印象的。豪邸ではその広さを存分に感じられる優
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

3.7

どんな秘密も漏らさない口の硬さと徹底したサービスで著名人やセレブに愛されるニューヨークの高級ホテル、カーライル。そこで働くスタッフや常連客のセレブが語るエピソードに焦点を当てたドキュメンタリー。
もう
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孤独のススメ(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

妻に先立たれた初老の男性フレッド。信仰心が厚い小さな村で変わり映えのない日常を淡々と過ごしていた。そこにテオという話ができない男性が来たことで少しずつ生活に変化が現れる。

台詞もほぼなく、美しい田舎
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.1

これ、1988年の作品だよね?面白い映画に時代は関係ないと実感。

旅行中に立ち寄ったPAで忽然と姿を消した妻サスキアを3年間探し続ける夫レックス。ある日、真相を知る時が来るが…。

随所に出てくる細
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

前回シリーズのような3人のエンジェルの息の合ったアクションを楽しみにしてると期待外れかも。
ナオミ・スコットの、一般人が急に巻き込まれて私どうしたらいいの?的な演技がどうもだめ。いちいちうるさい。クリ
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.6

エドワード・ノートンが監督、脚本、主演を務めた今作。
チック症がありながら人並み外れた記憶力を持つノートン演じる探偵ライオネルが主人公。親代わりのボスを殺され、その犯人を追ううち政治の闇にも近づいてい
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

邦題とパッケージからB級サスペンスかと思いきや(絶対損してる)よく作り込まれた秀逸な作品でした。
ある夜、法医学研究所の遺体保管室から心臓発作で亡くなった女性の遺体が消え…というところから始まるストー
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.7

え、もしかして⁈と気づき始める後半辺りからラストの台詞までが最高。

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「羊たちの沈黙」に繋がるハンニバル3部作の最終章。冒頭からレクター博士の優雅な狂気が炸裂してます。フルート奏者…
それにしても出演者が豪華。ストーリーもハラハラドキドキ、グロさもほぼなく楽しめた。
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