烏野玉葱さんの映画レビュー・感想・評価

烏野玉葱

烏野玉葱

映画(303)
ドラマ(7)
アニメ(0)

パルス(2006年製作の映画)

3.3

化け物のビジュアルが怖い。もしかしたら深い内容を伝えたいのかもしれないけど、何か惜しい

エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

3.5

人間が全力を出してきてもイチコロにするだけの2種族がバチバチに肉弾戦を繰り広げてて見応えがある、オールスター系格ゲーに近い

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

底抜けにハードボイルド。タランティーノを意識してそうというか、むしろタランティーノが好きそう。90分作品のお手本のような起承転結。ドイツ語ならなお良かった。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

劇中で、頻繁に求められる"黒人らしさ"と、黒人モンクのリアルな生活の対比で進められるのが面白い。多様性と言われつつも期待される役割の固定化や、同じ有色人種としてアジアにもセルフオリエンタリズムがある等>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

主題はともかく割とよくできた映画。よくあるフランス映画の内、表現の自由の限界に接近するタイプのやつ

消えない罪(2021年製作の映画)

3.9

モヤつく話。主題からブレずに最後まで行くけれど、得られるカタルシスはないと思う。

受刑者の出所後の環境とか知る由もないけど、ほんとにこんな感じなら再犯しない手がない。

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.9

スティーブン・キングっぽいと思ったら、彼の息子原作だった。キッズが力を合わせて苦難を乗り越えるいい話。スピンオフドラマを作ってほしい

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.8

少し長い。実話じゃないし、美談で済まされる内容でもないから複雑な気分になるけど、兄弟愛が熱い。カーチェイス中のカメラワークからは監督のエクスタシーが伝わってくる。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

ワンイシューなので集中しやすい。エンディングがかっこよかった。それ以外はただのバズり映画

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

チャリチョコがウォンカと父親との話なら、こっちは母親と仲間との話。若い頃はめちゃんこ正統派におされなのに、何でチョコレート工場があのセンスになったのかと疑問に思う。

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.7

家族の不仲描写がエグいので、無理な人は発作が出ると思う。フランス映画らしく、表立った主題はなしに、それぞれ問題を抱える人の日常を多角的に切り取った感じ。アメリカの離婚調停映画とはかなり異なる文化背景。

ゴーストシップ(2002年製作の映画)

3.4

ある種シャイニングみたいな話。よくわからない設定はシリーズ化したら活きそう。

ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

3.4

かなり作り込みが弱いのに演出だけはなまじ現代的だから、インディーズの蓑にも隠れられない変態映画

終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

ジャンルはよくわからないけど、日常系アポカリプスものといったところ。誰が見ても終始困惑だと思うけど、作品として筋が通った困惑だから問題ない。ただのパニック映画にギリギリでさせない尺と映像。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.7

ハン・ソロのビジュアルだけ見て期待していなかったけど、割と面白い。後半にかけてエンジンが掛かっていくタイプの良さ。悪党たちの二枚目キャラが、いつものスター・ウォーズとは違う所。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.6

やはりアジアの喧騒あるホラーはいい。殺しの描写よりも血しぶきが凄いから、苦手な人はかなり無理だと思う。感染者の行動機序がSIRENの屍人に似ている

ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年製作の映画)

3.9

改めて見てみると、ストーリーが当時の冷戦構造や、キューブリックの「博士の異常な愛情」の影響を受けているように見えて興味深い。また、しずかちゃんのロボットへの認識なども、AIに関する規範で議論をする今の>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.1

説教臭くてとにかく重いのがキツいけど、かなりモラルに迫ったと感じられる映画

スピード(1994年製作の映画)

3.7

犯人がゲロ小物なおかげで難しい事を考えなくて済むし、アクションもより際立つ。ダイ・ハードの影響をかなり受けていると思料。

字幕版の訳はイマイチに感じた。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼(2007年製作の映画)

3.8

叙述トリックがおいしい、人間臭いのもかなり良い。破滅願望をギリギリまで満たしてくれる。

エクソシスト(1973年製作の映画)

3.8

怖いものは何度見ても怖い。エクソシズムのシーンまで行かなくても、最初の発掘シーンからもう禍々しい。劇中のあの音楽も、アーティストからの許諾なしの無断採用なのに作品に合いすぎてて恐ろしい。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

原点回帰。ジョーンズ博士がもはやジョーンズ翁だから、いつもの無茶振りは期待できない。それでも最後まで考古学をやり尽くした。

ナチス勢の吹き替え役者がドイツ語のセリフまで担当していて少し驚き

デンジャラス・ビューティー2(2005年製作の映画)

3.6

話は面白いんだけどテンポが悪くてギャグがハマりにくい。パートナーの理不尽さが目立つのもイマイチ

ワイルド・ガール(2008年製作の映画)

3.6

逆境が薄い割に、主人公と周りが強すぎるのがアンバランス。

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.7

多分今じゃ作れないタイプの映画。ミスコン参加者がみんな仲良しなのは見てて気持ち良い。サンドラ・ブロックがこの頃から変わってないのが凄い。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.4

なんというか監督が日々感じている現代社会の危機を伝えたかったのだろうという映画。聖書モチーフが多い

バーバリアン(2022年製作の映画)

4.1

かなり好きだった。アメリカなら普通に現実でありそうな話。質を重視したホラーにありがちな場面の転調が見事。ラストベルトとか人種とか性別とかを包括的に扱ったアメリカ社会風刺でもある。

バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

3.6

事務屋が腐ってるという、国連でだらしないのは安保理だけじゃないんだぞという話。国際問題には陰謀論の一言では済ませられない事実もある

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.7

個人の裁量権がでかすぎる。基本的には退職間際のCIAエージェントの回顧を兼ねたダイアログ。

最近のブラピ本人はこの映画のロバート・レッドフォードのスタイルに似てきていると思う

ハンナ(2011年製作の映画)

3.7

アナーキーでなんとなくテクノな作品。多くを語らないから万人受けはしないと思う。

ブルドッグ(2003年製作の映画)

3.3

行動がフリースタイル過ぎると思ったけど、一筋縄なストーリーではなかったから良し

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.7

同じジョニデと刃物でも『シザー・ハンズ』とはえらい違い。ミュージカルだから人を殺して人肉パイを作っては歌い踊ってる、この緩急が苦手じゃなければ楽しめる。出演者はイギリスの有名どころ揃い。

RONIN(1998年製作の映画)

3.5

語弊を恐れずに言えば『ベイビー・ドライバー』と同じ様な事の運び。登場するおじん達が主役の二人以外、みんな同じような外見と立ち位置で鑑賞の途中に迷う。こだわりのカーチェイスも正直クドい

劇中でジャン・
>>続きを読む

>|