お話探しさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

3.5

B級はB級でも、“ちゃんとしたヤツ”じゃん!w

舞台の作り込み・タスクのアイデアが良くて、キャラクターも造形はベタだけど、途中からほぼ全員に対して『死んでほしくない…!』と願ってしまう。(死亡フラグ
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パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

4.5

別にエブエブの予習のつもり、とかではなく、準新作が安く借りれる日だったのでダメ元でチョイスしてみたのですが………これが思わぬ当たりくじ! いやー嬉しい出会いでした。

仲良し若者グループがひょんなこと
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七人の特命隊(1968年製作の映画)

2.5

タイトルが出るまでの冒頭15分、分かり易く手際も良い導入に結構期待値は上がりました。

定番の「七人の侍」型ストーリー。しかし前半での仲間“集め”は完全に省略してお手軽サイズに軽量化。リーダー格がメン
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牛泥棒(1943年製作の映画)

5.0

集団心理、信じたい事しか信じない、“正しさ”の後ろ盾があればいくらでも残酷になってしまう…等々、「古びてくれない怖さ」をたたえた名作ですね…。

真偽の確認なんてまどろっこしい事よりも、責められるべき
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クルーガー 絶滅危惧種(2021年製作の映画)

2.5

ホントは他の映画観に来たんだけど、入り口のポスターにチョロくひっかかり、上映開始時刻もピッタリ、そして気付いたらこっちのチケット買ってました…。

好物なジャンル故に、鑑賞前の期待値の微調整も忘れず、
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リオ・コンチョス(1964年製作の映画)

2.0

冒頭のシーンが、インパクトはそりゃ確かに強いけれど、どう考えても“悪役”の登場の仕方でしょう…?
一応早い段階で事情は説明されますが、悪い印象がちょっと一線を越えてしまっている為、「奪われた銃を取り戻
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ジェノサイド004(2020年製作の映画)

3.5

借りてきた他のソフトの冒頭予告編を早送りしていて、「おっと待った、何だ今の良さげなロボットものは」という出会い方でした。
130分の上映時間には若干怯みましたが、「多少イマイチだったとしても、別にいー
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リビング・デッド サバイバー(2018年製作の映画)

4.0

大分前にラジオで紹介されてから気になっていて、ようやく鑑賞。

ロメロ監督「ゾンビ」の、おひとりさま版…といった趣。
ひとまず安全は担保されており、冒頭から察するに非社交的な性もあって暇つぶしもさして
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太陽の中の対決(1965年製作の映画)

4.5

原作未読。
全体としては地味なルックスながら、初登場シーンで“持ってく”強烈な悪役の存在感、真の地獄を知らずに安穏と生きる白人市民(…というか、大抵の我々観客)の欺瞞・綺麗事を容赦なく暴いていく展開に
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ゴングなき戦い(1972年製作の映画)

3.5

パッとしない人生を送る中年にとって「ロッキー」の熱さは勇気を貰えるが、本作の苦々しさはマジで自殺したくなる威力…!

充実や幸せといった瞬間が無い訳ではない。しかし文字通り“瞬間”なのだ。どん底同士で
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箱根風雲録(1952年製作の映画)

4.0

前半は「あー、なんかドラマよりもプロジェクトX的な感じで観たかったかも…」と思い、工事と直接関係のないサイドストーリーが正直邪魔に感じたが、終わってみれば「立場の違う者同士の間に、真に絆が芽生える」ド>>続きを読む

幌馬車(1950年製作の映画)

2.0

んー… 旅の緩やかな空気を味わう作品なんだろうけど…

どあたまに「指名手配のアウトローが人殺して逃走」なんて描いてるもんだから、どうしても興味はそっちにいってしまう。なので殺人犯の情報も出てこない牧
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賞金稼ぎ(1969年製作の映画)

3.0

なるほど時代劇007でした。
「丁寧な起承転結」より「場面場面の面白さ・盛り上がり」を重視するストーリーも、本家のそれだな…と、任務が始まってかなり早い段階で感じました。w

けど、場面場面はホントに
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ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

現場に駆けつけたら怪我人の第一声が「これ高いんでしょ〜!?」「保険入ってないです〜!」であっても、黙々と応急手当ては施す。
患者が本当に搬送代金を支払えないなら、愚痴はこぼせど強制はしない。(というか
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大殺陣(1964年製作の映画)

4.0

“横暴”がデフォルトの権力側描写。しかし変革を目論む一党の描かれ方も、ヒロイックとは程遠い。敗色濃厚と見るや寝返る奴がいたり、土壇場で怖気付き逃げ出す奴がいたり。理不尽に妻を失った主人公が、正義に目覚>>続きを読む

戦う幌馬車(1967年製作の映画)

3.0

冒頭、ごっつい装甲馬車の登場にいきなりテンション上がりますが、これ作中それっほど活躍してくれないんですよね〜…
せっかくガトリング銃装備していても、“人が撃たれても血は流れない”仕様ですし。

個性豊
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ハードコア(2015年製作の映画)

5.0

撮影手法ももちろん凄いけど、出てくるモノがとにかくもう…

サイボーグ! 超能力! 銃撃戦! 殴る蹴るの暴力! 高いところに登る! 高いところから飛び降りる! 鬼ごっこ! 裸のおねーちゃん! 日本刀の
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

う〜〜〜…悩ましいトコロ。

個人的にはかなり好物な要素に満ち満ちた一本でした。

現代的価値観に馴染めない、取り残され気味な(それこそリアル・メルギブを思わせる)男たちの、しかし彼らの立場から描かれ
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EMMA/エマ デッド・オア・キル(2017年製作の映画)

3.0

あんまり期待しないでジャケ借り。パッケージのミニスカお姉さんは出てこないけど、タンクトップ・ショートパンツ姿は、これはこれでイイじゃない!

力で劣るヒロインが知恵を駆使して…かと思いきや、まさかの「
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

2.0

ゴダール弱者…のみならず、ヌーヴェルヴァーグ弱者です…

初見時はアンリとの接触・会話でよく分からなくなり、大まかなあらすじを頭に入れて臨んだ再見時は、話は追えたけれども中枢施設(a60の内部?)の見
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画家とモデル(1955年製作の映画)

1.5

この主演コンビのシリーズはおろか、アメリカコメディ映画史に対するリテラシーもほぼゼロで鑑賞。

“ボンクラ主人公の住むアパートに、大好きな漫画の美人作者&コスプレモデルが、偶然にも住んでいた!”

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素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

4.0

「救うなら同種の人間に限る」
「それが無難ね」

もうとにかくこの浮浪者ブーデュの強烈なキャラクターにやられた。
悪魔のようにこちらの神経をいちいち逆撫でしながら、
上流階級の虚飾や欺瞞といった「嘘」
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男の出発(たびだち)(1972年製作の映画)

5.0

西部劇映画ですが、苦い(苦すぎる)敗北を描いた「青春映画」として
自分は観ました。

無邪気に憧れていた世界に念願叶って入れてもらったものの、
思い描いていた程カッコイイものではなかった。
仕事は地味
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我れ暁に死す(1939年製作の映画)

3.0

無実の罪・刑務所・男の友情・自由への渇望。
パッケージ裏のあらすじから好物のニオイがして鑑賞。
「ショーシャンクの空に」系譜のような1本でした。

昔の役者にあまり詳しくないのですが、主演二人の魅力が
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HUNT/餌 ハント・エサ(2016年製作の映画)

3.0

40点くらいを期待して観たら70点の結構な満足感!
ただし最初から70点を期待して観てしまうと、40点くらいのややがっかりな印象に終わるかも…
自分はアニマルパニックものは好物なので、このくらいなら全
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サバイバル・ランド(2014年製作の映画)

2.5

…うん、まぁ、決して「映画ファンなら必見!」とかではなく。
「そんなに映画興味ないけど、カワイイ子役やワンちゃんが好きな、家族とまったり見れる1本」…てトコでしょうか。w

妹と弟それぞれの“結構デカ
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.5

初期のタランティーノ作品を思わせる展開。最近観た「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」とも共通点があってニヤリ。

「前半ワクワク、後半ちょい失速」…という主旨の感想が多いのかな?

自分は
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ひろしま(1953年製作の映画)

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町の光景をまったく様変わりさせてしまった、熱線の一瞬の「信じ難さ」
そして、その後の火災や放射線の急性障害により、即死を免れた人達がじわじわと追い詰められていく様子の(再現とはいえ)生々しく、惨たらし
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クール・ワールド(1992年製作の映画)

2.5

アンチ・ディズニーとでも言おうか、背景やモブキャラの悪意ある猥雑なアニメ表現、そして明らかに気合いの入ったホリーのセクシー描写…は、見ていて楽しかったです。

多くの方が指摘されている通り、やはり難は
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ミネソタ大強盗団(1972年製作の映画)

2.5

美術には色々と目を引くところがありましたが、ドラマの方は…

後半、計画失敗の原因を巡って(本作では明らかにジェシーのせいですが)コールとジェシーの決定的な対立…をがっつり描くわけでもなく。

序盤か
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ボクサー(1970年製作の映画)

5.0

“権力からの抑圧”との戦いを通じて、気高さ・美しさ・愚かさ・醜さ…といった人間性が浮き彫りにされる、タフで繊細なヒューマンドラマ。
メインで扱われている問題は“人種差別”ですが、根底には「この世で自分
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馬上の二人(1961年製作の映画)

2.5

危険地帯から大事なものを奪還する「活劇」を期待してしまい、なかなか出発しない前半や中盤の取り引きのあっさり感は、正直肩透かしに感じました。

ただ後半、連れ戻した“その後”の展開には「えっ!? これそ
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ゴールド・ディガース(1933年製作の映画)

3.0

スクリーンでなく自宅TVで鑑賞した為か、ミュージカルシーンよりも
したたかなショーガール達のハイテンポな会話劇が一番印象に残りました。

前半、金も仕事もなくて「今日ど〜する〜?」と、アパートでダベっ
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新婚道中記(1936年製作の映画)

3.0

頭に浮かんだのは
「てめぇの事は棚に上げて…」と、
「もうお前ら二人で勝手に爆死してろ」の二言。

最初のうちこそ「可愛らしい二人に、可愛らしい話だなー」と楽しく観れたのですが、“当て馬”扱いされる脇
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リンゴ・キッド(1966年製作の映画)

2.0

黒ずくめの衣装に黄金銃を携え、金以外に興味を示さず、ニヒルな一匹狼の凄腕賞金稼ぎ…主人公ジョニーは確かにカッチョイイです。
旧知の仲らしき堅物保安官との、全く違う人生を歩んでいる今でも揺るぎない信頼が
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非情の標的(1972年製作の映画)

3.5

チャラい二枚目囚人と、堅物愛妻看守。止むを得ぬ事情で刑務所から脱獄させ、行動を共にするうちに奇妙な絆が芽生え…

大まかなあらすじ・キャラクターの取り合わせは大変好みのラインでした。序盤、堅物看守が事
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