止まれさんの映画レビュー・感想・評価

止まれ

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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.1

10年ほど前に視聴。

素人を起用したことによる圧倒的なリアルさ、ブラジルのスラム街(ファベーラ)の空気感が魅力。

社会人になった後ブラジル出身の同僚にこの映画で得た知識からファベーラの話をしたら概
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

15の時からずっと観たくて(当時から発売終了でプレミア価格でした)、再公開でやっと観られた!というのが率直な感想です。

それだけ待った期待を裏切らない面白さで非常に良かったのですが、1つ悔しいのは、
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.8

作品自体に文句はまったくないです。

今作は殺し屋国岡を追うモキュメンタリー形式なわけですが、リアルと非現実のバランスがよく、楽しく見ることができました。
国岡や他殺し屋のキャラがしっかり立っているし
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

生まれた時より泣いたと思う
原作知らなくても100%楽しめる、原作ファンなら120%楽しめる傑作です。

JASSの演奏は日本が誇るジャズプレイヤーが担当しており、クオリティに間違いないのだが、特筆す
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.7

前作の空気感やユーモアをそのままに、前作にあった生きづらさを抱えて生きるみたいな部分よりも「殺し屋」という本業にフォーカスを当てた今作。個人的には1を超えてきたと思います。
冒頭、2人が出てきた瞬間ま
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

映画『ベイビーわるきゅーれ』は単なる殺し屋映画ではなく、殺し屋という舞台設定で描かれる「ユーモア溢れる会話劇」であり「2人の少女が社会に迎合しようと奮闘するジュブナイル映画」であり「熱い友情のバディも>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

原作の中では湘北メンバーの過去の掘り下げ描写が数多くある。
しかし、なぜか宮城リョータの過去だけはほとんど描かれることはなく(公園で桜木と話をし、なかなか苦労人だと言われた程度)、中学時代など含め謎の
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

4.5

最高!これからも心が疲れちゃった時に観たくなるんだろうな〜と思った。

低予算だがその分趣向は凝らされていて、オープニングからグッと心を掴まれる。
オープニング含めた随時に差し込まれる劇中音楽のセンス
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

稀代のシリアルキラー・榛村を演じる阿部サダヲの怪演が目立つ本作。
平均して演技が良く、反射などを使った凝った演出も良かった。

「みんな、この人のことを好きになる」「あの人嫌いじゃないんだよな」とは作
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.6

こういう映画って「どう?感動するでしょ?」の押し付けが苦手なんだよな〜などと思ってしまう、私を含めた感動モノで泣けない捻くれものの皆さん。安心してください。
コーダ あいのうたは一味も二味も違う本物の
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.1

とても面白く、2時間弱だれることなく見ることができました。

「最愛の娘の誕生日に急いで帰宅したい平凡で几帳面な男が、朝から連続して起きる不愉快な出来事にストレスを募らせ、ついに爆発する」
といったあ
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

4.0

作画良し、音楽良し、ストーリー良しで文句なしのクオリティでした。
特にアクションの臨場感や構図には目を見張るものがあったほか、道中の自然の描写は非常に美しかったです。

アニメ映画では時間内に収めるた
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

60年以上前の白黒映画ではありますが、映画の殆どが陪審員が話し合う一室だけで進んでいく構成は新しさすら感じます。

派手な演出や効果音は殆どなく、ただひたすらに役者の演技力と語りの上手さで2時間を持た
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3年目のデビュー(2020年製作の映画)

4.0

前半では、彼女らが掲げる「ハッピーオーラ」というテーマのバックボーンにある、"ひらがなけやき"としての長い下積み期間と苦悩をありありと描いています。

後半では、日向坂46に改名してからのグループの大
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白い。
こういう無心で見られる映画は貴重ですね。

男ってアホだけど、男って良いなあと思ってしまいます。

そして何より、ブラッドリー・クーパーはめちゃくちゃ男前ですね。ずっと見てられま
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スモール・ソルジャーズ(1998年製作の映画)

3.9

とにかく敵のオモチャたちのデザインが秀逸で、吹き替えの声優が日本アニメのレジェンド揃いであるため、吹き替えで見ることをお勧めします。

実写版トイストーリーなどと喩えられることが多い本作ですが、個人的
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

今の世界情勢を知る一助として映画を観るならこれは外せない一本だと思います。

これまでも『ドゥ・ザ・ライト・シング』や『マルコムX』など、アメリカ社会においてアフリカンアメリカンが受けてきた差別構造の
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い!
悲しくなることはなく、ずっとハッピーな映画です。悪くいうと山場がないってことにはなりますが、こういう映画はそれでこそ良いのです。

ロバートデニーロ、渋すぎます。
ゴッドファーザ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.3

フランクの自伝を基に作られた本作ですが、これが実話だっていうのが信じられないほど、鮮やかなフランクの手口に惚れ惚れします。

やはりスピルバーグは凄い。
そして若い頃のディカプリオ、ちょっとかっこよす
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

邦題はあまり的を射ていない事がよくあると思いますが、これに関しては邦題の『セッション』の方が映画の内容を掴んでる気がします。

一流を目指す主人公と、狂気的でもあるやり方で主人公の才能を伸ばそうとする
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

再視聴

クライム映画好きとしてはこれくらいどうしようもない奴らの方が好きです。
主人公一行は基本ドラッグと悪さしかやってないんだけど、不思議な魅力があります。
ドラッグでトリップするシーンは演出がぶ
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

完全版派と無印版派、意見が分かれるところではありますが、僕は完全版派です。

完全版の方がレオンとマチルダの絆が生まれていく過程が詳しく描かれていて、それを踏まえるとラストの意味合いも変わってくると思
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ピラニア リターンズ(2012年製作の映画)

2.7

謎のエロ、謎のグロ、謎の大量発生、謎の死、謎の解決、B級中のB級、最高!
前作同様、一切脳細胞を動かすことなく鑑賞することができます。是非。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

クライム映画の名作。

主人公一行の愛すべきバカ感が素晴らしく、クライム映画では珍しい(?)正統派の伏線回収とどんでん返しを楽しむことができます。

また、若かりしジェイソン・ステイサムを見ることがで
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.5

原作ファンですが、原作のイメージを保ちつつ映画化しやすいように改変するところはしていて、良かったです。
役者陣もハマり役だったと思います。

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.1

どうせ若い子向けの映画でしょ、とタカを括っている方。
この映画、傑作です。

Twitter発の4コマ漫画が原作の本映画ですが、3人の主人公のショートストーリーをオムニバス形式で進行していくことで、見
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白い。
最初の30分、後々の展開の為に我慢が必要だとはわかっていつつも、退屈だったかも。
序盤の映像でこれなんなんだと思った部分をしっかり回収していって、なるほどねと納得させられるのは良かった。
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