GONさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

ものすごい実験的な映画。
世界観には圧倒されたけどスライドショー形式なのはなんかな… このやり方は最初は驚いたけど、だんだん飽きてきて「いつになったら動き出すねん」とか余計なことを考えてしまった。全
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.8

キャラと役者がパーフェクトに噛み合ってる(神木隆之介以外)。
特に森七菜と広瀬すずの演技が素晴らしい… あのぎこちない喋り方、動き方、恐ろしく自然だ!最近の若い女優さんはこんなハイレベルなのか。これ
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第三世代(1979年製作の映画)

4.7

【6/30 再鑑賞】
わからん。しかし、観ていてこんな楽しい映画ない。

【2021/2/19 初鑑賞】
哲学的っ!
分かんねーよこんなもん!
でも、でも、観てて滅茶苦茶楽しいこの映画!

クソカッケ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.2

いや分からん分からん!
ぜんっぜん理解が追いつかない!

ただこの作品こそが僕が長年エヴァに対するイメージを具現化したものなのかもしれない!
“鬱展開””理解不能””神話的”、エヴァはこういうイメージ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.1

うおぉスゲェ…!
これが現代日本の神話か…!

前半の楽しい幸せな日々から後半で一気に突き落としていく展開が上手い。
人間ドラマも結構よく出来てて、主要キャラ3人のギクシャクした関係が最高。ついでに使
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

-

大人たち理不尽過ぎる!笑
そりゃシンジくんあんな性格になっちゃうよ!

どうも、旧劇・TVアニメ未見、漫画未読の完全なる「エヴァ何も知らない勢」です。
何も知らないのでなんで海が赤いのか、セカンドイン
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.0

まぁまぁ面白かった。雰囲気が良い。
大人が話を聞いてくれない+論理観ぶっ壊れのロクでなしばっかり。でも主人公もクソ真面目バカだったから結構ストレスが溜まる。
友達の宿題最初っからその方法で対処してれば
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トラベラー(1974年製作の映画)

3.6

おぉっ!?
キアロスタミは今まで全然刺さらなかったけどこれは割と面白かったぞ!
個人的には似たようなジャンルのトリュフォーの『大人は判ってくれない』より好きだ!

こういう映画は大抵大人がまともな奴ら
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ホームワーク(1989年製作の映画)

1.5

こういうひたすら同じような映像を見せられる映画はかなり苦手なもんで、80分弱の短尺にも関わらず爆睡しまくって結局見終わるのに3日もかかった。
異国の文化とか知れたのはちょっとためになったけどそこまで関
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俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

4.1

待って楽しすぎクソワロタwww
初っ端からインパクト強すぎて釘付けになる笑
最高にアホやってるカウリスマキの短編。
個人的にはこういう感じのカウリスマキ作品をもっと見たい。
ほんの少しだけど、カウリス
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ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

4.0

長編よりもこっちの方が好きかもしれないぞ、カウリスマキよ。
ただのMVなんだけど、カウリスマキらしさ全開でいちいちカッコイイ。

あこがれ(1958年製作の映画)

3.6

トリュフォーの短編。
こういう自由すぎるガキんちょ映画大好き!

そんな深い意味もないのにカップルを見つけたらはやし立てまくって楽しんだり、ホースを踏んづけて水止めて見たり、そんなこと小学生の時によく
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.0

初・トリュフォー。

想像以上に大人は判ってくれない!
先生とか親に叱られるレオーを見て、「分かる、分かるわぁ…」と妙に共感。
音楽も印象的だし、レオーの演技も素晴らしかったんだけど、ストーリー的には
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.0

初・キアロスタミ。
おっさんの声と映像の色彩が心地よすぎて途中寝ちゃった… そのせいで何回も巻き戻して見る羽目に。

会話中心な上に眠くなるんだけど、あの哀愁のある雰囲気のおかげで退屈せずに見られた
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PicNic(1996年製作の映画)

4.3

傑作。

汚くて気持ち悪い世界の上に広がる爽やかな青空と緑の木々の美しさのギャップが素晴らしい。

岩井俊二のこういう謎ワールド全開の作品はこれくらいの尺が僕にとってベスト。スワロウテイルは僕にはちょ
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失われた週末(1945年製作の映画)

3.5

主人公が自己中な映画は死ぬほど嫌いなんだけど、この主人公は「意味のある自己中」だから良かった。この作品はどれだけアル中の恐ろしさを伝えるかだから、そういう素材は必要不可欠。

ちなみに初めてビリー・ワ
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カサノバ(1976年製作の映画)

-

フェリーニ、映画で遊びすぎ。
それとセックスシーンがめっちゃコミカル。ニーノ・ロータの音楽で遊んじゃってるし。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.4

ヴェンダース、もしかしたらツボかも。めっちゃ良かった。

ヴェンダースが雰囲気を作るのが超絶上手いことは『パリ、テキサス』で分かってたけど、まさかあそこまで美しい映像をバンバン撮れるとは…
カラー映像
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

ん?普通に面白くない?
大傑作とまでは言わないけどさ、脱獄映画の基本をしっかり押さえた良作だと思う!脱獄映画の王道ストーリー(?)みたいな感じかな。
刑務所のホモ野郎って大抵主人公をボコボコに虐めるん
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抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

3.5

ブレッソンと脱獄映画って絶対相性良いだろ!って思って期待値爆上げで鑑賞したけどそうでもなかったかな…

他のブレッソン作品と比べるとセリフが多い気がする。「洗練されてるな〜」って思えなかったから、この
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(1960年製作の映画)

4.6

これぞ脱獄映画!これぞ脱獄映画だ!!

先の読めないストーリー、映像全体に立ち込める緊迫感、素晴らしい!
コンクリートを金物で叩く時の音をわざとバカでかくすることで視聴者を「バレるか!?バレるか!?」
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大脱走(1963年製作の映画)

3.0

残り1時間からの展開にはハラハラドキドキしたけど、それまでの準備期間が長く感じて飽きが生じた気がする。
実話が元になってるからそういうシーンも綿密に再現してることに関心を抱くべきなんだろうけど、なんで
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.6

あれ?綾野剛の役、結局掘り下げないの?
あの終盤の泣き出すシーンが吹き出しているようにしか見えない胡散臭さだったし(あの時の涙は嘘泣きではなくマジ泣きだったと岩井俊二は言ってるけど)、あの浮気の件から
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

1.5

曲爆音で流しながらルンルンで斧振り回すのワロタ

でも正直あのシーンくらいしか好きな場面が無い。他の殺人シーンもあれくらい狂ってたら最高だったんだけどな。
この手のサイコ野郎が出てくる映画ならノーカン
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.8

え!? “あいのうた”って、この映画の主題歌だったの!!?? 初めて知った!
てか、世界観の作り込み拘りすぎ!クセが強すぎるせいで途中気分悪くなったよバカヤロー!ただ、半端な世界観に仕上げるよりはこ
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.7

最上級の感動をありがとう岩井俊二…

一億年ぶりに邦画を見てみた。もう傑作。大大大大大大傑作。
超高純度。
久々にボロッボロに泣きました。
人を想うことの強さ、儚さ、優しさ。素敵だな〜!
ストーリーだ
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

-

新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします🙇
新年一発目はこの映画にしました。と言っても何度も見たことあるんだけど。
『2049』を観る前にこのバージョンは必ず観とけ!って色んな
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.2

2020年の映画納め。ギリギリ年明け間に合ったよー!
はぁ〜〜、スキ♡(´。•ㅅ•。`)
滅茶苦茶楽しいし、キャラがいちいちチョー可愛いし、ストーリーもしっかりしてるし、CG綺麗だし、天下のディズニー
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.6

一見つまんなそうなんだけど、実際は退屈せずに最後まで見れたので良作ということなんでしょう。
ボロっボロの白黒映像っていうのが逆にリアルに見えて戦場のシーンはドキュメンタリー映画感出てたのが面白かった。
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.0

いや〜… 僕の苦手なメロドラマだった…
差別色が濃くてよく喋るカウリスマキ作品みたいな感じ。ダグラス・サークのパロ作品らしいけど。カウリスマキ自身が好きすぎて影響受けてるってのもよくわかる。
でも僕が
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シナのルーレット(1976年製作の映画)

4.6

“芸術性 × ストーリー性”

ファスビンダー、なんつー映画を作ってんだ!!

愛の無い結婚から生まれた、愛を持たない怪物みたいな娘のドロッドロの復讐劇。
芸術映画とも言えるし、上質なサスペンス映画と
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

5.0

やっっっっっべーもん見ちまった感…

この異常な完成度で撮影期間たったの10日。

初・ファスビンダー。
ド変態という噂は嘘じゃなかった。

最初の1時間は淡々と会話劇が続いて流れが全く掴めなかったせ
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.0

キーワードは”Last Christmasの歌詞そのもの”

せっかくクリスマス当日に友人と2人で見たのに(彼女じゃないヨ〜)、レビュー書くのすっかり忘れてた!
めっちゃオシャレな映画って言うのは分か
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.2

愛は世界中に溢れてるんだよ!っていう甘〜い映画。
まぁキャストが豪華で豪華で。使用する楽曲も全部良くて、クリスマス気分を楽しむには持ってこいの作品っすね!
リチャード・カーチスはこの手の映画の盛り上げ
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思い出(1986年製作の映画)

4.2

ゲリン作品を鑑賞するのはこれが初めてです。
たった5分の短編ですけど、最初の5秒で「あ、すげぇ」ってなります。
ボッロボロのフィルムの使い方が滅茶苦茶にかっこいい。
個人的に好きなのは最初の塔のシーン
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影のない男(2004年製作の映画)

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おや、ちゃんとしたストーリーがある。
ストーリーは結構しっかりしていて面白いんだけど、映像表現に全振りした78回転とかに比べたら没入感は劣るかな。