GONさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.8

色の使い方が上手い。
特に中盤のMVみたいに編集されたシーンまじでセンス抜群でしょ。
途中4回くらい寝落ちしたからストーリー全然わからなかったけど、映像作りの才能に関しては近年の映画界においてドランは
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モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

4.3

ロメール初期の短編だけど、下手なロメール作品より余裕で面白い。
こういうクソしょーもない出来事を絶妙な演出と台詞回しで面白おかしくかつオシャレに仕立て上げるから凄いんだよこの監督。

ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.6

コメディ・アクション・ミュージカル映画。
クリス・タッカーが曲に合わせてノリノリでダンスするの好きすぎるわ。アクションに関しては普段のジャッキー作品に見慣れてるせいか物足りなく感じた…
終盤の展開は明
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儀式(1971年製作の映画)

4.0

『飼育』の時と比べて演出と構図の完成度が圧倒的に高くなっていた。
チョー気持ち悪い映画なんだけど、気持ち悪さに慣れればかなり面白く感じれる。ただ、慣れなかったら地獄。僕は最初の1時間半くらいはずっと苦
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飼育(1961年製作の映画)

3.7

完成度は荒いけど、その分大島渚の主張が伝わりやすくなってたと思う。
日本一やる気のない「天皇陛下万歳」が観れる。
人が死んだり敗戦してるのに何事も無かったことにしてどんちゃん騒いでるのやばいでしょ。
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.6

今から100年近く前に映画という芸術は完成されていた ── カール・テオドア・ドライヤーの手によって!

この映画は観る者に対して瞬きをすることを断じて許さない。一瞬たりとも。あるとすれば、中間字幕が
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.5

良い映画。
言葉では全く違うことを言ってるけど、表情を見れば登場人物の本当の感情を読み取れる。いいね、こういう演出は映画でしか表現出来ないから好きだ。
ただ大人しい雰囲気なので学校の授業と部活をし終え
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

1.0

映像と内容を高レベルで両立しようとしてるのは分かるんだけど、如何せん真面目すぎる。
ストーリーがほぼ実話&演者が本人ってのも凄いと思ったけど、それがこの映画の魅力を引き出すのに起因しているのかと聞かれ
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.4

脳筋ハゲとイケメンハゲが大暴れするアホ映画。
ロック様とステイサムもカッコイイんだけど、ヴァネッサ・カービーがえげつなく美人。世の中にこんな綺麗な顔立ちの人いるんだってビックリしたわ。
終始良い感じの
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ノマドランド(2020年製作の映画)

2.5

映像は綺麗だと思うんだけどね、どこかパワー不足で見応えがないと思った。真面目すぎるのかなー。優等生すぎて殻を破れてない感。
学校帰りってのもあって途中ほぼ寝てたのも悪かったな… 観に行く日にちとコン
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ブラック・サバス/恐怖!三つの顔(1963年製作の映画)

4.1

オープニングは語りが上手くて惹き込まれたな。これからどんなものを魅せてくれるのかワクワクした。
1話目はヒロインがめっさ可愛い。電話のジリジリ音の不快感。話もなかなか面白かった。
2話目はバーヴァがや
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.3

期待してなかったのもあってか、想像以上に面白くてビビった。
あらすじもなんにも読んでなかったから最初は流れがよく分かんなかったけどだんだん「あ、そういう系?」→「なんか面白くなってきたぞ」→「高橋一生
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アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレス/アーノルド・シュワルツェネッガーのヘラクレス/アドヴェンチャー・オブ・ヒーロー(1970年製作の映画)

3.3

英語聞き取りやすっ!
英語の勉強とかに使えたりするんじゃないかな。
ストーリーはアレだ。そう、アレだ。いつものシュワちゃんだ。いや、いつもよりチープかもしれないが爆笑できるシーンがあったからそれでいい
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突撃(1957年製作の映画)

3.7

キューブリック、血も涙もねぇ!
相変わらず人間のいや〜なところを掘り出してくる。敵前逃亡とか、死刑がほぼ確定してから受刑者の性格や感情を掘り下げたりとか相変わらず趣味が悪いですキューブリック先生。多分
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ナイブス・オブ・ジ・アベンジャー(1966年製作の映画)

3.1

ちょっっとだけ面白い。
本当にちょっっっとだけ面白いと思った。

残菊物語(1939年製作の映画)

4.1

キレッキレのロングショットが冴えまくる。
ストーリーは前半はめちゃ面白くて中盤のネガティブ展開で失速して、終盤の展開で持ち直したってところかな。ショットが素晴らしい分画質がすげー悪いし声も聞き取りづら
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オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-(1960年製作の映画)

-

映像がめちゃくちゃ綺麗。逆再生の美しさ。
ジャン=ピエール・レオ出てた。
内容はよく分からん。
ただひとつだけ分かっていることといえば初めてのジャン・コクトー作品鑑賞にこの作品を選んだのは100%間違
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.9

よく出来た脚本とマイルス・デイヴィスの音楽。まず邦題がカッコイイ。
ゴダールとブレッソンを足して2で割った感じ。
ただあのラストのヒロインの語りはいかにも古典映画臭くて失笑しかけた。ヌーヴェルヴァーグ
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

4.0

結構前から気になっていて、U-NEXTにあると知ったので期待大で鑑賞に臨んだ作品。良い映画だった!

イレーヌ・ジャコブの美貌と黄金色の映像、そして高音の美しさ。この三つの要素がこの作品を幻想的な雰囲
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ラビッド・ドッグス(1974年製作の映画)

3.8

オチがつっっっっよい!!!!
とにかくオチ!オチに全部持ってかれた!
全編車内でストーリーが進んでいくんだけど、それがどーでもよくなるくらいオチが強い映画だったな…
前半はとにかく運転手のオッサン以外
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反撥(1964年製作の映画)

3.6

家賃取立人の首をナイフでチキっと切ってから殺すまでの一連の流れの作りが上手すぎる。
全体的にそこまで面白いとは思わなかったんだけど、あのシーンだけでも観て損はなかったと思えるほどのインパクトの強さ。
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ロイ・コルト&ウィンチェスター・ジャック(1970年製作の映画)

3.6

西部劇としてはどーなのよと思うけど、映画としてはちゃんと面白い。グラグラ揺れる演出が好き。
女がクズで、主人公2人が喧嘩ばっかしてて超仲良し。

ロボコン(2003年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ良いじゃねーかバカヤロー!!

同じ高専生として興奮せずにはいられない作品だった!まぁ僕自身はこの作品に出てくるキャラほど高専生らしいメカメカした学校生活送ってないんだけど!

とにかく主
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イタリアにおける闘争(1970年製作の映画)

3.0

偉大なるゴダール氏よ、私には理解出来ません。
しかしながら貴方らしいショットが随所に観られたので楽しかったであります。

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.2

最初の20分くらいで展開が全部読めちゃったんだけど、黒澤作品でも珍しい長回しや沈黙を多用しててかなり面白かったぞ!
大衆向けから一転して芸術趣向になったのは驚いたけど、黒澤時代劇の中では今の所一番好き
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落穂拾い(2000年製作の映画)

4.3

ヴァルダ婆さん、好奇心旺盛で可愛い!!
高速道路で勝手にトラックやトレイラーと競走してみたり、手で掴むふりをしてみたりといかにも子供がやりそうな事を当時70代のヴァルダ婆さんがやってるんだよ!!可愛す
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SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

-

キツすぎる。残酷過ぎて二度と観たくないと思ってしまったけど、ここまで核の恐ろしさを映像でストレートに伝えてくれる資料はそうそうないだろう。
放射能を受けたことによる体調不良やその他にも飢餓、極寒、妊娠
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フォー・タイムズ・ザット・ナイト(1971年製作の映画)

4.3

死ぬほど笑った。大爆笑。
ホラー映画監督マリオ・バーヴァによるド変態爆笑映画(ちなみにこの作品はホラーではない)。
それぞれの立場から出来事を語るっていう羅生門効果を使った展開なんだけど、それぞれが描
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永遠の人(1961年製作の映画)

3.5

内容は面白いのに、無駄に音量のデカい音楽のせいで雰囲気がかなり損なわれている気がした。
ラストシーン付近はまだマッチしてたけどそれ以外はまぁ酷い。あの歌とか要らんでしょ。

稀に美しいショットが観られ
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

遂に観た!
最初の東宝マークが出た瞬間から圧がドスドス突進してくる!
「七人の侍」!
「三船敏郎」!
「志村喬」!
「黒澤明」!
ババンッ!!って。オールスターにも程があんだろっ!

ストーリーは大ま
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マンマ・ローマ(1962年製作の映画)

3.0

前半はヒロインの脇毛が気になりすぎて集中出来なかったりしてあんまりノレなかったんだけど、親子でバイクに乗って街を疾走するシーンから面白くなった。思春期の子供が母とあんなに幸せそうに時を過ごしているのを>>続きを読む

どたんば(1957年製作の映画)

2.0

口動かす前に手ぇ動かせよ。
終盤になって現れた助っ人がMVPってのは好きじゃない。
ラストシーンは良かったけど。

知りすぎた少女(1963年製作の映画)

3.7

深夜2時に部屋真っ暗にして観たら結構ドキドキした。
登場人物の目付きがイカつい。
ラストは秀逸だったけど、夢オチではないよね?

甘い生活(1959年製作の映画)

4.2

甘くね〜。フェリーニ作品の中ではかなり冷徹で芸術的。長かったけど良かった。

フェリーニの映画ってなんやかんや良い雰囲気で終わるからこの作品もそうなんだろうなって予想してたけど、まさかの最後の最後まで
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生きる(1952年製作の映画)

4.2

偉大すぎる映画。
今まで観てきた黒澤作品の中で一番カメラワークが光ってたと思うな。名言放ちまくり。
チョイ役で出演しただけでインパクト残す志村喬が主演を務めるんだからどのシーンも印象的なものばかり。目
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