51本目
同じ汚い人間を汚い人間のまま許容するという枠組みがあっても、我が国のそれとフランス映画のそれは違うんだよな
52年だからわかりやすく精神病質者という扱いにされてるがね、これはおそらくインセルが登場する世界映画史上第一号だろう
この時代のハリウッドでアルバート・フィッシュの名前が言及されるだけでとても新鮮だ>>続きを読む
50本目
サアみなさん、いかがでしたか
フランス映画って、ほんっっっとうにいいものですね
それではみなさん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
冬の猿よ、さようなら……😢😢😢
ワタシこういう美学に貫かれたクダらない映画好きです
あとストーリー上何の必要性もないのに車が爆発する映画も好きです
名誉の2点台
暑苦しく、やたら説明的な地井武男の如何ともし難い日本映画ど真ん中演技が、政治情勢からどうしても避けられないネオリアリズム的な撮り方と中和していい感じになっている……
50年前でもさすがにその邦題はデカく出過ぎだろう笑と思うだろうが、まあ観れば分かるよ
これ以上ふさわしいタイトルはないって
こんなシンプルで、美しい映画を撮る人をわたしは寡聞にして知らない
とにかく>>続きを読む
筋書きやテーマのイビツさと、撮るべきものとその撮り方を知り尽くした揺るぎない美学のあいだでシビれまくっている
4年ぶり
何度観ても傑作ではないな
パターナリズムにオリエンタリズムに拭いがたいアメリカニズムの称揚、鼻につくイズムを挙げ始めたらきりがない
が、それでもどこかこの映画が忘れ難いのは、主人公の表象す>>続きを読む
戦争は愚かなので、サブマシンガンを持ったJ.コバーンにシビれるのも結構だが、こういう軽率で自己満足の為だけに闘う男が主人公でも一向に構わない
なぜなら戦争は死ぬほど愚かなので
フリーセックスを近代革新思想の欠落を補うミッシング・ポイントだと半分くらいは本気で考えていた人たちと、単なる場末ストリップ白黒ショーの宣伝文句くらいに考えていた人たち、大変申し訳ないが2001年の猿と>>続きを読む
49本目
ジャン=ピエール・レオーと書いてtoxic masculinityと読む
「だから母さん、そんな大したことじゃないんだ。俺はいつだって暗闇の中にいる。飢えて叫ぶ人々がいれば、俺はそこにいる。警官が人を殴る現場があれば、俺はそこにいる。自らの手で得た糧を自らの手で造った家で食>>続きを読む
・10太刀くらい斬りつけないと丸腰の相手を殺せない武士
・斬られて苦しみながら必ず障子に突入する町民
・幽霊を斬りつける→実は味方の人間でした×毎回3セット
・幽霊を斬りつける悪武士「おのれ〜、血迷っ>>続きを読む
なんで大半の日本映画って物事の進むプロセスを一から十まで全部見せなきゃ気が済まないんです??って朝の池袋でキレてた
そうなると最初からファン語り以外の言説の介入する余地がないという話
強引なハッピーエンドが『下女』っぽくて気味が悪い
セットも撮り方も凝ってますねえ……
スタジオで一瞬だけパッとライトが当たって皆が寄ってくるシーン、ザンコクすぎる
どれだけ底意地が悪ければあんなもの撮れるんだ
小津の抒情は理解できでも、コレはさすがに15歳のガキにはわからなかったね R>>続きを読む
レネ/ロブ=グリエ的ストーリーテリングを見事に見事に(©︎淀川長治)換骨奪胎している
センスある監督だナ
登場人物たちの胴長短足ぶりに高度経済成長に支えられた日本の「68年」の身体、愛おしさを感じる>>続きを読む
47本目
モノローグもランダムな時間経過も自己模倣になってしまった
主演も脚本家も同じ人なのでどちらかというとコスタ=ガヴラスの前哨戦といった感がある
そうか、"怒れる若者たち"はヌーヴェルバーグでなく詩的リアリズムだったのか、
だからたった数年後に登場したマイケル・ケインとの断絶があんなに深いんだな
もっと本格ミステリとして面白くできそうな話なんですけどね
残念だなあ
どちらかというとR.フライシャー向け題材だと思う
こういう映画がこれから先我が国でもどこでも生まれないであろうことこそ寂しく感じるものはない
おや、もうすぐお盆ですね
表情の変わらぬはずの人形の息遣いなんかがリアルでなんとも
しかしこういう作品に「エキゾチシズム」を感じてしまう心持ちって何なんでしょうね
44本目
15年前に初めて観たときは水平線の彼方までどこまでも続く、蒼い蒼い海のイメージだった
今改めて観ると人生の黄昏、隠しても隠しても画面に表出される死の影に圧倒されてしまう
それはおそらく、>>続きを読む
43本目
なんとなくフランス映画の文法というものがわかってきた、
この監督をフランス映画の枠内で括る人はあまりいないと思うが