62本目
この作家はもっと、各国を股にかける職人監督的な気質がある人ではなかったのか???
あまりにポーランドという重すぎる軛に縛られすぎたよ……
「黒でも白でもなく」人物を描くには、まず何よりそれを表現する側に成熟が必要とされるんだな、今のわが国でこれができるとは
……到底思えないね
アレは何より「ハプニング」だったんですよね
「トビリシは涙を信じない」
(ブルックリン風のBGMといいモザイク状のストーリーテリングといい、かの国より洗練されてしまっている、大変好き)
わずか71分の中にジョン・フォードとキアロスタミとロッセリーニが見えたのですが……
ギラついてんな〜
「ミステリー・ゾーン」でカストロ紛いの独裁者をやった時とかこんな感じでしたよね
プレイボーイの今までの女遍歴をまとめたスライドショーにシレッと愛娘の写真が挟まってるの、グロテスクすぎでしょ……
こういうものを描ける監督、しかもアメリカ人ってのは少ないと思うね
堅実すぎて良くも悪>>続きを読む
歴史映画や戦争映画において当時の記録フッテージを挿入するのはよく見られる演出だが、「視点」の問題について自覚的な例は殆ど見られないと言っていいだろう
たとえば空襲で焼け落ちるワルシャワの街を撮るのはポ>>続きを読む
60本目
サイレント映画は別にトーキーに取って代わられたわけではなく、1927年に表現の爛熟を極めた末に果実の如く自然に落下したという方がいいだろう
だってこのまま進化してたら大変だよ
ヴィム・ヴェンダースなんかもそうだが、ヨーロッパの監督はアメリカに来るとまず何より「空」を撮りたがる
こんなに広く、どこまでも続いているものに何の名前も付いていないのが信じられないというかのように
アメリカ人が喜劇映画を撮るのって本当に難しいんだな〜
国自体が資本主義に対する高度な風刺だものな
Rest
In
Peace
これを逃していたのはまったく不覚だった
間違いなく「黒人問題」を扱ったハリウッドの最重要作にして、のちの全ての作品のプロトタイプだ
端的に言うと、ハリウッドのポストWW2>>続きを読む
真に優れた表現が受容者の身体を変え得るものであり、その表現者がそれに相応しい変革に耐えうる身体を擁していなければならないとすれば、デヴィッド・ボウイという人はわれわれが漠然と考えるロック・ミュージック>>続きを読む
「(画面には映らない、外部の存在である)死者たちによる裁き」という語り口と、社会主義の下で発達したモンタージュ理論について考えています
最高の映画ではないが、最低の映画でもない
いやに凝ったジャーロという感じで、老人としてはもう少し話のテンポやどぎつさは落としてほしいが、たとえばホラーとして観たときの『セッション』のような、そういうい>>続きを読む
このサムネの最初のシーンなんですよ
この人は映画の偶然性だけが持つ荘厳さの最も不可触な部分を適確に見出していたね
それはこの、「狂人」の背後を流れていく雲 雲なんです
黒澤も理想の雲が出るまで何時間>>続きを読む
『アイズ・ワイド・シャット』と同じ脚本家なのか、
そう言われてみれば似たような話だな……
お気楽深夜プラス1
80'sハリウッド、今の基準で観ると暴力描写があまりにカジュアルだよな…ビビり散らしてしまう
同じ不道徳な話を扱って何でこんなに印象が違うかネ
S.ソンタグの言っていたとおり、アメリカの文学や戯曲というのはおしなべてルポルタージュなんだよな
映画も基本そうで、「事件」にしか興味がない
このネ>>続きを読む
とむらい師たち
S.キューブリックってあらためてアメリカ人だったんだなあという感想です