最後親の圧力に耐えかねて自殺してそれをバネに結束して美談に昇華したようなオチはいまいち納得しないんだけど伝統や規範でガチガチな社会から目を開かせてくれる先導者を人は欲していてそこから各々開眼していく流>>続きを読む
「鮮血の美学」の元ネタということで鑑賞。
人物構成も「鮮血の美学」とほぼ同じだが各キャラが果たす役割が若干違う(当作では2人の女のうち殺されるのは実の娘であったり、宿乞いしてきた客人の犯行をバラす品を>>続きを読む
若造の自分からすると老人の執念に気持ち悪さを感じるところがあるものの、地位と財産を築き上げた後の老後に遺る虚しさの中でその穴を埋めるかのごとく人間との交わりの意義に気づいて情熱的にそれを追い求めるがそ>>続きを読む
人間の善と悪の本質をテーマにした内容で性善説や性悪説の観点を窺わせるモチーフが随所に散りばめられている。
「カンタベリー物語」「神曲」などの性悪寄りの文献がサマセット(モーガン•フリーマン)にリンクし>>続きを読む
ありふれた毎日の中にある小さな相違点。
ちょっとした特別を認めた詩をちょっとした特別により失い、そしてまたちょっとした特別によって新たにスタートする。
ありふれた毎日の些細な出来事に感じたものを日々繋>>続きを読む
「リアリティのダンス」に続くアレハンドロJ.監督自身の自伝的色合いが強い作風。
父親の主観と息子アレハンドロの主観が異なっていながらも各々の主観を絶対視することによって生まれる衝突、自己実現のために独>>続きを読む
パルプ•フィクションと類似のパズル型のストーリー構成からタランティーノらしさを感じた。
ハリウッドミュージカル文法に落とし込んだと見せかけてのラスト。
デミアン•チャゼルの映画って視線によるメッセージで余韻を残して終わらすね。
一人の人間を出生からひたすらカメラが追うノンフィクションドラマを放送する企画もの。監視社会をテーマに扱ったSF作品は多々あるが今作で扱われてるテーマでもある監視の檻の内部である自分中心の世界と危険に溢>>続きを読む