春花とおくさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.5

文句なしのクライマックス。

本当に、よくぞここまで映像化した。10年以上前に読んだ時のワクワク感がホンの僅かとて失われず、寧ろ映像だからこその迫力、美しさが加わって、双方最高級のエンターテインメント
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

4.0

冒頭の「オブリエイト」から辛い。
常に画面が暗くて室内で明るい中観にくいことこの上ない。からこそ募る不安。そして高まる期待。「上」の働きとしてもこの上ない。

内容についてはまだあまりは語るまい。
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アバター(2009年製作の映画)

4.0

この物語は、別の星を舞台とする必要があったのか。そもそも、フィクションにする必要すらなかったのではないか。歴史をホンの数百年辿るだけで、同じ事例に事欠くことがないことは、ただその視点が異なることを大目>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

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なるほど、残念ながら分からない。
レポートに追われる日々の一休みと、流し見程度の感覚で観ていたのが良くなった。反省。しかし、全体像の把握が難しい。
時間も、場面もコマ切れ。そして登場人物が多い。人の顔
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

4.3

今作はまさにクライマックス直前か。皆大きくなった。そりゃあマルフォイもカッコよくなる。

今回の前半(学校)パートで恋愛色が強いの、主人公たちの成長に焦点を当てているからなのだろうか。クディッチでも、
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

一言にすれば男のロマン。などと、男らしさの欠片も持たぬ半端者が断言したくなるくらいには詰まってる。時代錯誤の謗りにも甘んじよう。

日本産アニメ、ではなく?海外アニメなのか。声は日本語だし…その辺の違
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

魔法省のシーンはとてもワクワクする。何度でも言うが世界観の作り込みが凄い。ただ導入だけでも楽しいもの。

しかし、一気に物語が核心に近づいた。学校を乗っ取ろうとする敵との対立、そのための結束、そしてそ
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.2

クディッチ・ワールドカップの熱狂、そこからの死喰い人!一気に持っていかれるよう。魔法界のワールドカップとなると流石に盛り上がる。
そして対抗戦と初っ端からワクワクさせる。

体育会を思わせる魔法学園も
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

4.2

二時間という時間の割に長く感じたのは何故だろう。

カッコイイというのが第一印象。
特に、娘の惨状について話し感極まる男に対しそっと寄り添い抱きしめてあげるグニルカの優しさというか、もはや人柄の滲みの
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

何年か前に短期連載していた原作が凄く印象に残っている。映画映えしそうなマンガだと思っていたのが、早速映画化され、しかもスグにアマプラで観れてありがたい。

漫画版はもう少し勢いがあり、爽やかだった記憶
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メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

3.8

ひと月かぶりくらいにメン・イン・ブラックシリーズを観たからか、こんなにギャグ調強かったっけ。やや緊張感がなかった。しかし、いかにも洋画らしいユーモアに溢れていて好き。Kのような渋い俳優がいるとホントに>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.0

ハリポタ一気見1日目終了。三作で限界。

前2作に比べて「アズカバンの囚人」はあっさりしている、というよりかは明確な敵というものがいない分、半端に感じてしまったのは否めない。もちろん、こういったシリー
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「賢者の石」はあくまで世界観の提示に重点があったのかな。あれはなくしてはならないし、それはそれで心躍るものだが、「秘密の部屋」はより魔法感というか、実践に溢れたものでこれも楽しい。
こんな魔法もあった
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

幼少に原作を読んだきりで、映画は流し見する程度だったので、冬休み最後に可能なだけ観ようと。

ハリーポッターというと「名前の言えないあの人」の印象が強いが、初期はガッツリ学園モノだったのね。そう言えば
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.4

恐ろしさにも似た緊張感、ワクワクさせるファンタジー、シリーズの積み重ねの生む重厚感と、大満足。
本当に世界観の作り込みではハリポタ/ファンタビは最高。
今作はダンブルドアに焦点が当たっているのも個人的
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「百円」の持つチープな、荒んだ、雰囲気が上手い。その中で繰り広げられるこれまた不安な恋は目が離せない。のだが…

主人公はジムや、店のガラスに映る自分に対して暇あればシャドーボクシングしている。格闘技
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.3

凄く好き。

ズバリと言い表せる言葉が見つからないけれど、静かに心動かされるというか。特に大きな物語展開がある訳ではない、平坦とも言えなくない物語だけれども、ずっと観ていられる。そして少しの動きに少し
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

怪獣の死体をどうするか…着眼点は新しく、当初は気になっていたが。。
面白くない。いやもうマジでおもんねえ。

これはギャグなのか。としたらセンスが無い。小学生でももう少し面白い。そしてしつこい。政治風
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

それぞれのキャラクターが魅力的。特にハーレイ・クインは(主人公だし)。僕は「スーサイド・スクワッド」で初めて触れたキャラだがホント好き。中盤のマリリン・モンローコスは様になりすぎて…

スローモーショ
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.2

この作品群には尊いという言葉がよく似合う。美しく、儚く、叙情的。

個人的には恋愛色を強くするよりも、もっと「ドール」という仕事、手紙、言葉が紡ぐ物語というか、力の部分に力を入れて欲しい。しかし、その
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

スリル満点。
久しぶりに本気で怖かった。
特にクロエが下半身麻痺という自分と同じ(にならされていた)だったからだろう。特に逃走劇の際はクロエの動き一つ一つが自分の動きと重ね合わされ、その緊張感、恐怖が
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悪夢のいけにえ(2016年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

「悪魔」のいけにえと「悪夢」のいけにえを間違えたと気づいた時には既に終盤。
しかし、同胞はどうやら多いらしい。非難轟々である。これぞまさしく「悪夢」なのか。

でも個人的に嫌いじゃない。確かにホラーに
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.7

あれ…前の女の子はどこにいった……というのは置いとき。

スパイ戦、銃撃戦、仲間の死…と序盤から引き込んでくる。前作とは雰囲気の変わったイーサン。爽やかな印象は初代のそれ。個人的にはこっちのが好き。カ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

話す言葉、話しぶり、何より会話における表情に暖かみがあっていい。また人物が皆魅力的。また時間が速く進むような、ゆっくり流れるような、不思議な感じがする。ただ間違いなく心地よい。

「悪い知らせがあるの
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭からいい筋肉で惚れるぞトム・クルーズ。これが老いてもカッコイイのだから素敵。だが、前作からこんな軟派な男だったか。しかし、だからこそ最後に見せる男気がよい。

カーアクション、ガンアクションなど迫
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.8

若手とベテランのコンビ。
洒落た物言いに激しいアクション。
ライバルたちとの熱いレース。
謎解き。。
トレジャーハントものとしては王道も王道。新鮮さはないが、安定した面白さ。ただ純粋にクオリティが高い
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

果たして何を見せられたのか。上手く言葉に出来ない。しかし、どこか酷く納得したような、寧ろ力づくで納得させられたような感覚。今の作品になるが、エヴァを観たあとに近いような…あの、壮大で、しかし説明不足で>>続きを読む

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.7

本当に楽しい。

イルミネーションの噛んだ映画に楽しくない映画はあるのかという安定感をまた見せしめられた。
何がそんなに魅力的なのか。アニメーションだからこその誇張された動き。可愛らしく戯画されつつ失
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.2

「Ted」で語られる話を視覚化して提示する、という流れであるところ、ノンフィクションに近い(少なくとも現実にあった問題を扱った物語の)アニメなのだろう。「戦場でワルツを」と同じアニメーション・ドキュメ>>続きを読む

シャーケンシュタイン/フランケンジョーズ(2016年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

(良くも悪くも)映像が酷い分、映画における音響の重要さが身に染みてわかる作品だった。むしろ、音響がしっかりしていたらこのクオリティでも映画らしくなると。(だから最低限これを映画と認められる点数はつける>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.7

これしか言うことないんかというレベルだが、やはり作画がいい。瑞々しさに溢れた描写が、野菜を切るシーンの包丁にささやかに抵抗するゴーヤーの弾力に至るまでが美しい。

それから言葉選び、間が好き。
流麗な
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.7

実在人物をモデルとした物語だったのか。
年代的に知らなかったのだが、それにしては個人へのフォーカスはあまり無かったように感じる。ただの闘病物語のような。

しかし、1秒1秒の時間が重厚に感じられた。そ
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

やや難解(というか説明不足感)はあるも後半の畳み掛けるような展開はハラハラとさせられ、オチもいい。

「マトリックス」や「ジョンウィック」を先に観た身としては、上記作品の方が好き。ただSFや純粋なアク
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.5

やはり映像美に関しては言うことがない。
「リズと青い鳥」や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などの京アニのような完全写実的な絵とは違い、水彩画のような絵画感を感じさせながら透き通るような光もあるハイ
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武器人間(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この映画は病んでる。

まあまずグロい。臓器とか、本物がどんなかわからないけど躊躇なく出してくる。グロ耐性はある方だと思っていたが、それでも気分は優れない。

裏切りの連続。ひとつもスッキリしない。
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

「何かおかしい 変だ」

つい先週のことだ。抗がん剤の副作用で血栓が出来たか何かで、脳の血流が急に落ちた。結果二日ほど記憶を失い、入院した。
朧に残る記憶で特に印象的な感覚がアンソニーが残した言葉に重
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