春花とおくさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白い、けど
Googleさんこれでいいんか。。
クイディッチからのマグルの言葉で話せは吹き出した。あと汚ねぇスニッチ出すな。

最高に楽しかったと認めてもお前は最高にクールだ。

の言葉は何気なく好
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Twitterで話題になったから観てみた。
なるほど、オチは意外性がありながらも腑に落ちる(というか唸らされる)。

ただ、ラストからみるにこれは現存の性差別を反転(ミラーリングとも)したものだが、そ
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.7

理解不能。理不尽。

この作品がホラーの金字塔であるとは知らなかった。
なるほど、狂気性に関してはかなり強く感じられる。確かに主演三人の演技には目を見張るものがあり、個人的に母親役の方の、あまり容姿に
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.3

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2時間弱が速く感じた。中々濃厚で常に楽しかった。雰囲気は淡白だったが…時々ふっと笑わせてくれるような調子が心地よかった。長澤まさみは初登場第一印象から大分変わった。まさかデカくなるとは。

時々POV
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.6

かなりあっさりとした印象。時間がやや短いのもあるだろうが、もう少しじっくりやった方が良かっただろう感が否めない。
特に後半女性と子供が現れるが、そこからはかなり駆け足に。。
ストーリーをおっているだけ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.3

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主人公が料理に対してまっすぐだから気持ちがいい。だから、ずっと応援してられるし、彼の努力も響く。特に料理人同士の、主人公を認めつつ対等な関係性が凄く心地よくて好き。

それに加えてピーターとの関係性や
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ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

3.6

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まず、序盤のフィルがいわゆるコミュ障なら、いったい日本のコミュ障をなんと呼べばいいのかというツッコミは置いとくとして…

あらすじからすると、星新一のショートショートにありそう。絶妙な「ありそう」感と
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.7

チャップリンの「独裁者」に、「帰ってきたヒトラー」、そして今作とそれぞれ違って面白いが、今作はより真面目というからより正面から問題に向かった印象を受ける。

音楽がいい。無音が効果的に緊迫感を煽る時も
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.3

開放感溢れる景色、透明感のある映像が気持ちいい。
ラフォが虐待跡を見てたら助けてくれる男たちやレストランの女店長マルタなど心良い人々も魅力的。
何よりマッチョが可愛らしい。
それらの元ラフォとマイクの
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秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜(2007年製作の映画)

3.6

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序盤5分で予算の半分使う出オチが最高。

小学生ぶりに観る鷹の爪団。この緩さが懐かしい。でもちゃんと観るのは初めて。しかし関係ないな。適当に観るのがいい。ノリで言えばポプテピピックの先祖に位置してそう
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バイオハザード III(2007年製作の映画)

3.5

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前作を観たのがいつだったか。忘れていたところを、序盤で「ああわこんなだった」と思い出させてくれる優しい展開。と思えば大量のミラジョヴォ(死体)。

世界観はガラリと変わり、マッドマックスと見紛う程の荒
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.3

ドッ、ドッ、と始まる前から胸を高鳴らせる重低音、そして否応に不安を煽る戦車、緊張感溢れる狙撃シーンと序盤も序盤から引き込ませる。

戦争場面と、帰国時のシーン。その繰り返しというシンプルな流れであるが
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.3

母になるとはどういう事なのか。また結婚とは何か。それをまさに「魂の言葉」で問いかけられているような映画。

封切りは2011年となってるが、丁度平成レトロな雰囲気漂い、当時10歳の自身にも染み込むもの
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

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初め、上京物語ならぬ上ロンドン物語かと思えば、後半はかなりホラーやサスペンス要素が強くなり面白い。主人公は二人の自分に苦しむわけだが、こちらは二倍楽しいという。。

鏡や光、或いは自分を見つめるもう1
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

シンプルに面白い。
『ジョン・ウィック』と同じ脚本家らしいが、言われてみれば雰囲気が(また題材も)似ている。ダークな中に茶目っ気と日常感を加えた感じが結構好き。しかし、ジョン・ウィックよりも主人公の情
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嘘喰い(2022年製作の映画)

2.9

レビューの皆さんが仰る通り、マンガ実写化の悪い所が出た印象。
『嘘喰い』のいい所がかなり捨象されており残念の一言。
まず演技が…特に御館様のセリフの棒読み具合とか、後は獏の、セリフの軽重のメリハリの無
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フード・インク(2008年製作の映画)

4.0

目を背けたくなる。勿論ここで映されることが、全て現状をありのままだとすることもひとつの危険を孕む。しかし、このドキュメンタリーが我々を取り囲む食生活について今一度考えさせることは間違いないだろう。>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.9

リゾート地の鮮やかな、しかしどこかくすんだ色彩と作中を貫く不穏な空気が対立し合ってより互いを強くみせるような、作品の醸す雰囲気が物語に噛み合っていい。また、真相を隠すような焦れったいカメラワークや心理>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.8

前三部作を考慮したとしても、まさに「マトリックス2」な続編という印象。
まさか、同じ展開をやるとは!
その先は大分違うとはいえ、そこら辺からしてマトリックスファンへのサービス精神が垣間見える。
ただ、
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.5

お涙頂戴ではない。派手な展開もない。ただ、素っ気のない美しさというか、粋というべき美学があるような。

僕はリチャードの立場だからだろうか。リチャードの行為の全てが輝いて見える。無気力は、こんな身体に
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.3

圧倒的の一言。
初めからフルスロットルの銃撃戦。変わらずスタイリッシュな戦いに加え、今回はお馬さんも参戦。こちらのテンションも全開に。
休む間もなく現れる敵たちを切っては捨て撃っては捨ての大立ち回り。
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河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「大人向けアニメ」の名に間違いない。出会い、試練、成長、そして別れ。ベタながら心動かされる。
それが木々や水など透明感ある映像美が盛り立てる。物語、ビジュアルの両面からやられて涙が出た。

ラスト、あ
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.8

純粋に面白い。
前作を観たのが大分前だから覚えてないけど、前より問題が序盤からシンプルでわかりやすい印象。
CGでのアクション等洗練されていない感は否めない。
しかし、コメディ要素も強くその辺の違和感
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さがす(2022年製作の映画)

3.9

何とも言いようもない後味の作品。ラスト、結局原田は、楓は、救われたのか。

一貫した作品の雰囲気が絶妙な点邦画らしさを感じる。佐藤二朗の独特な演技が観るものの戸惑いを代弁するかのようにマッチしていて雰
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

激しい、なのにどこか穏やかな時間が流れる……返らぬ思春期を回顧し、あの時の思慮なき行動力と無根拠な自信を冷ややかな目で見つつも愛おしくなるような。

確か中学生になったばかりの頃。ちょっと悪い先輩に気
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.7

鮮やかな色彩、のんびりとした景色、可愛らしい動物と、童話の世界を思わせる世界観は観ていて楽しく童心に帰られるよう。
しかし、うさぎたちのアクションは意外にも派手というか、構図に迫力がありこの面からも楽
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.5

何かが起きているはずなのに何も起こっていないような、そんな不可解さに溢れた作品。読後感ならぬ視聴後感は最悪。胸に溜まるもやもやが(個人的には)いい感じに不快で好き。

作中殆どを占める無音、穏やかすぎ
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作では部屋を寝取られ今回は殺される。なんと不憫なライアン。。
と思えばまさかのツリーがループ突入。まさに純正にして正道のハッピーデスデイ2。
新たなループによりたち現れる別カップリングの可能性、喪っ
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ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.8

映画として面白い、とは言えない。しかし観て感じるものは多く、同時に考えさせられる。鑑賞者の積極的な視聴が求められる作品であると思う。特に、オーウェンの内心がイラストで表現されるシーンが好き。海外ドキュ>>続きを読む

マスク(1994年製作の映画)

3.8

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トムとジェリーのようなアニメーションを実写でもやってみました!ってところか。
違和感は拭いきれないが、楽しい。特に最後、犬まで仮面を被ってしまうとは…
しかし、ただふざけた映画とは言えなくて、マスクの
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

小学生にしてはやけに大人っぽい主人公とヒロイン。かと思えば過剰な幼さの描写がやかましく、両極端でやや気にかかる。
言うならば、少しばかり大人っぽさを付け加えた映画ドラえもん感。

潰れたプール、荒廃し
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.7

題名からも察せらる通り、コメディ色が強くクスリと笑える。が、人情ものとしてのストーリーも十分面白く、特に初めは敵だった周囲の人間たちがら更生した総理の純粋さに当てられ協力する道程は在り来りながら熱い。>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.0

前作に続き岡田くん、木村文乃、山本美月、佐藤一郎はうるさいけどまあキャラ的にありだからいいとして、今回は平手友梨奈もよかった。とにかくファブルのキャスティングはいい。

個人的に、マンガの実写化(とい
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.3

クライマックスに繋がるまでのパートが回想形式にしたアニメ版の総集編といった作品。
が、回想による語りが多いためか、ワンパートごとの動きが少なく、細切れなために物語の雰囲気も失われている。
また謎を孕ん
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0


音楽があれば、平凡な景色が真珠のように美しくなる──作中のセリフだが、自ら提示し自ら証明するよう。

ただ、適当に音楽かけときゃいいやろ的ミュージカルなどでは決してなく、世界と一体化するような自然さ
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ボス・ベイビー ファミリー・ミッション(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前作変わらず、可愛らしく、楽しく、それでいてちょっぴりの皮肉が効いてて面白い。

今作は子どもに過剰な教育を受けさせたがる、ねじ曲がった形の親の愛が皮肉られつつ、しかし全面的には否定されていない。結局
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