春花とおくさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.3

奇遇にも、生まれ年とこの作品が公開された年が同じだった。当然、リアタイはおろか今まで観たことがなかったが、それでもどこかノスタルジーすら感じた。そもそもクレヨンしんちゃんすら懐かしいとのだからというの>>続きを読む

A.I.(2001年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ハッピーエンドともバッドエンドともつかぬ物語に心が揺さぶられ続ける。
常に不穏感付きまとう序盤、マッドマックスと見紛う世界観の中で冒険か繰り広げられる中盤、そして、救済と言いきれぬ幸福に満ちたラスト。
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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年製作の映画)

4.5

一言目に悩むが、大変面白かった。
とにかく満足感が凄い。
アニメ版ではややぎこちなさのあったアクションが、劇場版になってクオリティが三倍増、同様アニメでは触れられなかったファイアーエムブレムの過去の描
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

無印、アメイジング、そしてMCUとスパイダーマンの一つ集大成と言える一作だろう。本当に、贅沢がすぎる。かつての敵たちを、その背景を引き継ぎつつ新しいスパイダーマンと戦わせる。だけならまだしも、かつての>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず、面白い。やはり実写化勢ではトップを走るであろうクオリティっぷりには驚くばかり。あの壮大な物語を実写で再現している。むしろ、あの戦闘描写の雑さ()の表現は原作以上とも?
逆に気になったのは羌
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劇場版 TIGER & BUNNY The Beginning(2012年製作の映画)

3.7

本編でタイバニにハマった上で視聴。
1、2話+‪αということで、一応は初視聴組にも分かるようにはなっているが、恐らくやや説明が足りないというか、話の展開が性急すぎる感があるのと、大事なシーン(タイガー
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

やはり、映像美に関しては素晴らしいの一言。Uの中でのキャラクター(特にベル)だけが別レイヤーにあるような、まさにVTuber的な違和感はワザと出しているのか?背景、キャラ、Uの世界と様々なレベルでのア>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます



ミステリオが正体を現す際言う、今や科学者もマントを着レーザーを出さねばならないーーのシーン、MARVELが自己に向けた皮肉、自省の現れなのだろうか。個人的に、『アイアンマン』や『(アメイジング)ス
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.7

音の使い方が非常に効果的で、心理的没入感が凄い。特に無音とのメリハリが良い。音で盛り上げ、一旦内省を促す無音。そこで様々に共感、思考させ、また歌で心理的に訴えかける。その情動の揺れに、知らず没入してい>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.7

「不死」を扱う作品はとても多いが、順当に面白い。
比較がマンガ作品にはなるが、アクションにおいて不死性を上手く活用する『亜人』よりは、それが必然的にもたらす別れや記憶といった点に重きを置く『不滅のあな
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.8

先進的白人である主人公が原始的なハンター(アジア系)を教化するかのような二人の関係性・構図にはアメリカニズムが透けて見えるようで不快。特にハンターがチョコをせがむ様は第二次世界大戦後の日本統治時代を思>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

サムネ(ポスター?)とあらすじから、「All You Need Is Kill」のホラー版かと。実際大まかには間違っていないが、しかし思ったよりずっと明るく、また終わりも爽やか。
そして含蓄にも富む。
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

激しく感情が揺らぐことはない。
ただ、微睡みの中に夢を見るような、穏やかな時間が流れた。
人物という人物が魅力的。表情の機微がゆったりとした時間の中で映える。特に主人公は本当に魅力的。全てを寛容し包み
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.4

日本で言うなら、サマーウォーズをガチで実写化してみました、か。だとしたらコレぞアニメ実写化の最高の形の一つだろう。
殊に作品世界の中でも2次元と3次元に別れているが、どちらか一辺倒なだけでなく現実方面
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.6

別れた女の声がわかったり(わかってない)破れた心は治せないとか謝る可愛らしさは勿論、ケンカしたりとずいぶん人間らしくなったヴェノムくん。彼の魅力を味わうには格好の一作。

惜しむらくはストーリーがあっ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

ようやく観に行った映画館の車椅子席が最前席で後半首が痛いのなんの。特に見逃せない部分だけに辛い。それ程見入った。

前評判すればやや拍子抜けとも思った序盤中盤だが、後半に入りまた呆気にとられる。スピー
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.7

原作が有名なのか。未読。

丁度今見てるPSYCHO-PASSと攻殻機動隊を折衷した物語、雰囲気だと思っていたところコメントでこの原作がPSYCHO-PASSに影響を与えたらしいと知る。

お洒落な文
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングが可愛らしくて好き。

コレが実話なのかという衝撃はかなりおおきい。悪い意味でも現実感がなく、流石に疑ってしまうのも終わってしまえばしてやられた感がある。主人公がどうやって危機を乗り越える
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.2

3部通して面白かった。凄いのはどれがつまらないということなく全部文句なしにいいことだ。個人的には3が一番好き。
物語としてしていることは凄くシンプルで少ないもの。なのに2時間あって、けど2時間があっと
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

巨大な蚊やおぞましい植物、「ミスト」を想起させるような恐ろしさもありつつ、キモカワイイ🐒や息も絶え絶えに走る🦏など吹き出してしまうような笑いが随所に込められている。そしてオチまで綺麗。更に言うなら次作>>続きを読む

ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカルパートが美しい。
歌と踊りだけのクラシカルなものだけでなく、回想もいり混ぜた幻想的な世界観は心に直接響くよう。
特に最後のパートは、最大の見せ場なだけあり壮大。

所謂ポリコレ映画なのは間
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闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

4.0

ファイナルの名に相応しい作品だったと思う。
これまでの映画版とは一線を画する深みがあった。丑島の起源であり今やアンチテーゼとなる人物がいることの意味が大きい。
決して明るい話ではない。しかし最後に一雫
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前科者(2022年製作の映画)

3.8

やや暗い面もありつつ、しかし後味の良い物語だった。
邦画は云々言われているけれど、邦画は邦画の味がある。
特に人間模様を描くのは上手いと思う。こう、透き通るような物語が。

有村架純、知ってはいたけど
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.4

どうしても仕方ないことだが、少年マンガを実写化すると年齢問題が付きまとう。
高校生にしても、違和感があり入り込めない。
マンガ実写化としてはまあ及第点か……決して悪くはないがよくもない。

マンガは映
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華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

3.8

ニックとギャツッビー二人の関係が心地よい距離感、スピード感を持って描かれているのにもはや美しさを覚える。

カメラが凄く丁寧で、複数のショットを操ることでパーティの華やかさ、車の疾走感を効果的に表現し
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.8

「LEON」や「ジョン・ウィック」など裏社会モノはそれなりに観てきたと思うのだが、どれもジャンル程の派手さは無く寧ろ静かなカッコ良さというものがある。

この作品も例に漏れず。例えばタイラーが撃たれた
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闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

3.7

おもしろかった。
バカリズムとか大久保さんとか有名所の芸人出してるくせにチョイ役もチョイ役、一瞬しか出てこないのはもう勿体なくないのか。。

綾野剛がかっこいいのはそうだけど、
ウシジマくんの山田孝之
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映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

3.5

最近ウシジマくんのドラマを見だした。シーズン2に入って、あれ1の主役枠おらん?っとなり映画をみる。いた。が、チョイ役。使い捨てか?割と好きなキャラだったのに…

というのは置いといて、ドラマは端役の演
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

4.0

岡さん!
空手の通信教育で気功波撃てるってマジすか!?

というのは置いといて
シンプルに良かった。
正直にストーリー性は(突然バトルだから)
無いに等しいが、バトルがとにかく良い。
CGってここまで
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.8

未来に行ったと思えば、過去にも行く。しかも、わざわざ前回で変えた過去に。
ということで、前作と繋がり含みを持たせる感じ面白い。これからどうなるの?と、それぞれ取り残されたドクとマーティンの行く末が気に
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.9

サメ映画の原点にして頂点。と言えるほどサメ映画を観ていない。が、SNSで話題になるようなサメ映画を想定していたのを思えば、凄く映画らしいというか、面白い。
ホラーもだが、こういったパニックものにありが
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セックス・アンド・ザ・シティ2(2010年製作の映画)

4.1

面白かった。少し長めで、物語の本質とは関わりのなさそうな(言い換えれば少しクドい)部分も多いが、そのどれも楽しいから、いい。

結婚、年齢、育児、ジェンダー、様々なポリコレ要素をごった煮にしながら完成
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

3.8

日本のドキュメンタリーを多く見たことは無いが、海外のドキュメンタリーはオシャレというか、より視覚的に楽しい、エンターテインメントのひとつとして作ろうとする姿勢があるように思える。

さて、あまりに当
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.9

結末に向けた必要性があるとはいえ、序盤がやや退屈な感があったかな、、
オチも想像を超えてこない感じ。
しかし、それでもああいう大円団ではないけれど、ワイワイとしたハッピーエンドはすっと気持ちがいい。
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呪詛(2022年製作の映画)

4.0

これは見てはいけないやつ。
怖い。確かに、怖い。不安定なカメラ、カメラだからのフォーカス、等々、それらが凄く没入感を生んで怖い。数少ないホラー経験の中では一番怖かった。
しかし、小さい子がいたたまれな
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攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

4.0

劇場版と言うだけあって、絵、というより動きがかなり進化してる印象。

内容は結構難解でついていけてないのだけど、これは少佐たちの若かりし頃?
前髪ない少佐は違和感しかないが、表情がより豊かに見えてこれ
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