彦次郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 43ページ目

血と骨(2004年製作の映画)

3.2

食え!働け!と超バイオレンスな強欲オヤジの肉食獣的な半生を描いたドラマ。
オダギリジョー演じる息子の「アボジィ〜」が頭に残りました。

エイリアンVSエイリアン(2007年製作の映画)

1.7

凶暴蜘蛛型エイリアンと冷酷なロボットエイリアン?の争いに巻き込まれた人間達の生き残りへの逃亡を描いたSFクソ映画。
エイリアン対エイリアンのはずだがと思ったところ原題はエイリアン対ハンター。気づいた鑑
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

日本政府と未知なる生命体ゴジラとの総力戦を描いた社会風刺怪獣映画。
場面転換が頻繁ですが場所の説明と会話がテンポ良いので却って緊迫感があります。特に日本政府が空想的な武器でなく現在持ち得る最大限の努力
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.0

警察官が罠に嵌められつつも悪党達に立ち向かう刑事アクション映画の傑作。CGなしの無茶なスーパーアクションの連続に血湧き肉躍ります。敵が卑劣かつ女にも暴力を容赦なく行使する全く同情のできない連中というの>>続きを読む

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.7

始めは理性的だった人間も異常事態になるとゾンビ以上に醜悪になる事を示した記念碑的にして完成系をなしたホラー映画。

カルト(2012年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーと思わせておいての少年ジャンプ的な展開をみせる異色なホラー映画。雲水、竜玄とかの強力な霊能者達の後に出てくる傲岸不遜なネオの最強っぷりが爽快極まります。
「面白え…。」クールだけど何処
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パラノーマル・フェノミナン3(2010年製作の映画)

2.1

投稿型ホラー第3弾!前作同様2部構成です。
個人的にはこのシリーズは怪奇現象よりも人間関係の闇の部分に着目して作られていると思っております。今作もその点は継承されていますがいかんせん内容が面白くないと
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キック・アス(2010年製作の映画)

3.8

クロエ嬢の可愛らしさに目がいきがちですがキックアスが名も知らぬ男を助けてヒーローとして開眼していくところが激アツです。

ドルフ・ラングレン ダブル・トリガー(2012年製作の映画)

2.6

家を買った新婚さんが殺し屋達に狙われるスリラーアクション映画。前半はダルい展開ですが爺さんを助けた辺りから少し面白くなってきます。ドルフラングレン扮する殺し屋の機転の効かせ方がなかなか怖いです。友達の>>続きを読む

驚愕雪崩(2007年製作の映画)

2.8

大雪の山中に伝説の金を摂りに行った欲深い採取人たちを救うべく中国公安部のイケメン隊長が命がけで救助する災害ドラマ。
裏切り者を助けたりするような大物ぶりと欲に駆られて卑小な行動をとる小者の彼岸を行き来
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ノロイ(2005年製作の映画)

4.5

行方不明になった怪奇ライター小林さんを軸に禍々しい呪いの惨劇を描いたドキュメンタリーホラーの傑作。まず小林さんの本を出したりサイトを作ったりと徹底的にやっているのが素晴らしいです。
出演者の胡散臭さも
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.3

全寮制バレエ学校に入ってきた女性が殺人事件に巻き込まれるホラー映画。空港の扉開ける辺りから驚かせる仕様。異常な色彩感覚とバレエ学校という閉鎖性が不気味さを上げています。
主役の女性は可憐な可愛さなので
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長い散歩(2006年製作の映画)

2.9

児童虐待されている少女、家族を崩壊させてしまった男のロードームービー。緒形拳氏の演技が素晴らしく過去の苦悩を淡々と表現されています。また虐待者であるカップルが性交している近くで耳を塞いで苦しんでいる少>>続きを読む

エイリアンVSアバター(2011年製作の映画)

2.1

地球を舞台にエイリアンとアバターの死闘に巻き込まれた青年たちのサバイバルを描いた愛すべきクソ映画。常に故障するハイテクマシンやロボターなる悶絶しそうなデザインの最終兵器、意味不明な理不尽展開など鑑賞者>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

4.5

見たら1週間で怪死を遂げる謎のビデオテープの呪いを解くために奔走するホラー。タイムリミット付きで謎を解いていくテンポの良い展開です。派手さは無いですが滲み出でくるような暗さが静寂なる恐怖を喚起させます>>続きを読む

ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)

1.4

封印されし古代の鮫、女子大生たち、犯罪チームと三つ巴の思惑が交差するパニックホラー映画。雑な設定はさておき、見所も無いハイキングシーンを延々と鑑賞させられるのがクソ映画としての評価をより強固なものにし>>続きを読む

最も危険な遊戯(1978年製作の映画)

3.3

車を走って追いかけるような荒唐無稽なハードボイルドアクション。ドテラ着て駄目っぷりを満開に出しているところから仕事を請けるとハードモードに切り替えられる辺りは松田優作氏の存在感あってのことと思います。>>続きを読む

パラノーマル・フェノミナン2(2010年製作の映画)

2.3

投稿型ホラー映画第2弾。しじみさんの心霊ホテル探検と登山家夫婦のドキュメンタリーの2本立て。1本目はTV業界の傲慢さというか病み深さがなかなか怖いです。2本目は出産間近の妻を伴って登山するという部分が>>続きを読む

パラノーマル・フェノミナン(2010年製作の映画)

2.7

投稿映像ホラー。ラブホテルと山での怪異現象二本立てで白石監督の人が良いような胡散臭いようなナレーションが良い味出してます。ラブホテルでのカップルも山での3人組の人間関係の闇の部分もホラー要素を感じまし>>続きを読む

アイ・ラブ・サラ・ジェーン(2008年製作の映画)

3.1

不穏な世界観とミア・ワシコウスカ嬢の可愛らしさが光る短編ゾンビ映画。何でゾンビ捕獲しているのか納得の理由。人間とゾンビのどちらがゲスなのか考えさせられる作品です。14分と無駄の無い時間配分も素敵です。

妄想少女(2005年製作の映画)

1.6

不細工好きな友人の妄想を取り除くべく動き出した女の子のドラマ。2から見たのですが、これは2より先に見ると2が台無しになる仕様です。かといって2から1を見ても少しも面白くないという迷宮にハマりこんだかの>>続きを読む

妄想少女2(2005年製作の映画)

2.2

肉親を惨殺されたショックで目が見えなくなった少女に近づいてきた男。少女と親しい事件記者は殺人事件の容疑者リスト写真に男の顔を見た…。少女の幼馴染の彼女が「何コレ?人間?」と男の不細工振りを罵倒するシー>>続きを読む

心中天使(2010年製作の映画)

1.9

淡々と静かに進む不思議な話。設定とオチは面白いように思えますがラストに至るまでが退屈極まるのが難点です。レジの行列が異常に長くて伝言ゲームになるシーンがシュールで印象的でした。

ZVZ ゾンビVSゾンビ(2007年製作の映画)

1.4

ウサギゾンビが撒き散らす厄災に巻き込まれていく人々を描いた群像劇型のゾンビ映画。吐き気がするほど会話が寒いのはさておき、せめてタイトルどおりゾンビ同士戦ってくれよ!

ザ・グレイ 凍える太陽(2012年製作の映画)

3.5

厳寒サバイバルと狼との闘いを通して人間の死に様を描いたドラマ。「俺の名前はジョンだ」の別れのシーンや焚き火をしながらくだらない話をして爆笑するくだりが極限下にある男の友情を表していて素晴らしいと思いま>>続きを読む

MAX THE MOVIE(2016年製作の映画)

1.6

制作に至る過程、謎解きにおけるCMの活用法など革命的要素を含んだパロディアクション映画。作り手の内輪的ノリと視聴者の求めているものが合致していれば楽しめる作品かと思います。作品中に出てきた食べ物に「後>>続きを読む

大地震(2005年製作の映画)

1.6

東日本大震災前に制作された災害ドラマ。そのためか建物の耐震構造に力点が置かれています。予算の都合か家族4人にしか災害シーンがないのと尺の都合上地震直後でも電話が繋がりやすい仕様です。災害時に役立つ情報>>続きを読む

モーレツ怪獣大決戦(2005年製作の映画)

1.3

個性的な8匹の怪獣バトルを描いたコメディ映画。2005年制作とは思えないクオリティですが敢えて円谷特撮のようにしてチープな雰囲気も笑いの要素としていると思われます。制作背景を知らない者としては怪獣紹介>>続きを読む

メタルマン(2008年製作の映画)

1.8

極限なまでに理不尽な仕打ちを受けても怒らない聖人カイルの活躍を描いたz級アクション映画。特筆すべきはヘルメットを生んだ博士です。死んでからも人工知能となってカイルをアシストする(苦しめてるようにしか見>>続きを読む

デビルシャーク/エクソシスト・シャーク(2015年製作の映画)

1.1

殺人シスターに湖で召還されたCGの鮫が人を襲うZ級ホラー映画。
鮫に襲われた奴は悪魔に憑かれるという斬新な配合です。人が襲われるシーンと鮫を別撮りにするという悪魔的発想により迫力を極限までそぎ落とすこ
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処刑女(2014年製作の映画)

2.4

カップルたちが惨殺されまくる定番的ホラー映画。殺すときにスパッと斬れ味がいいのと黒スーツに謎マスクが印象的でカッコイイです。謎が解明されないまま不条理な終わり方をしますので好き嫌いが別れる作品かと存じ>>続きを読む

ドーベルマン・ギャング(1972年製作の映画)

3.1

ドーベルマンを使って強盗を企む愛すべき馬鹿たちを描いたクライム映画。斬新すぎる手法と共に訓練や準備に時間をかける辺りは流石プロです。真に賢いのは誰か分かるラストが面白いです。

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.5

ベタな恋愛モノか~と特に期待せずでしたが切なさ過ぎて思わず涙が出てしまった次第です。
2人の出会いから始まっているので記憶を失うことに対しての悲しみがより深まっているだからだと思います。

アンノウン(2011年製作の映画)

3.7

外国で交通事故に遭って身分を失った男が巻き込まれるサスペンスアクション。観ていて疑問に思う事が終盤で繋がるのと真相を知っても前向きなオッさんの生き様にスカッとします。

大列車強盗(1903年製作の映画)

2.8

音無字幕なしのクライムアクション。悪党達が列車を乗っ取る、乗客を撃つ、逃走経路の準備、少女がピンチを助ける、馬での逃走劇、保安官との銃撃戦等と現代にも通じる普遍性。とにかくラストシーンが強烈。舞台慣れ>>続きを読む

DEAD OR ALIVE 犯罪者(1999年製作の映画)

3.3

誇り高き男達の生き様を描いたクライムアクション!の全てを闇に帰す驚天動地なラスト。人生に飽いた方に観賞して頂ければと思います。