Taulさんの映画レビュー・感想・評価 - 100ページ目

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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

『ゲット・アウト』
ワンアイデアかなという風刺スリラーを楽しんでると、こちらのある概念も揺らしてきておっかない。いい脚本といい顔達。映像やギミックもなかなか。出て行くべきものは何か。USエンタメ文化の
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

5.0

冒頭から最後まで謎と緊張に包まれる特異な映画。超成功者であり複雑さを抱えるトム・フォードの不安であり願望なのだろうか。スタイリッシュさとワイルドさ、過去と現在、現実とフィクション、愛と裏切りが精密にデ>>続きを読む

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

2.0

『シンクロナイズドモンスター』
ダメ女の無自覚な恥部を投影する巨大怪獣と自分探し、といった感じかと思いきや映画はより奇抜な展開に。製作も務めたアン・ハサウェイが酒浸りのだらしない役に。でもやっぱりキュ
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.0

『グッド・タイム』

凄まじい顔のアップの連続で転がっていくクライムムービー。そのスピードとアイドリングのリズムのドライブ感。音楽もうねる。ロバート・パティンソンの狼のようだが兄弟愛に満ちた魅力が爆発
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』鑑賞。
何て正統的なんだ。少年達の一夏の冒険と容赦ない残虐ホラー。トラウマ、家庭、イジメらと戦い成長していく姿と恐怖の象徴からの戦慄描写の流れが極上。オマ
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.0

吹替版。不思議な映画体験。あの名画が背景になり、絵から飛び出し物語る人物たち。描かれるのは有名な最期にまつわるミステリー。絵画を元にした映像と虚実入り混じる話という趣向に圧倒されっぱなしだ。演出に安定>>続きを読む

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.0

『人生はシネマティック!』
映画製作にまつわる作品にまた面白い1本が加わった。ダンケルクを扱ったプロパガンダ企画。脚本に加わった女性によってより人間的なドラマに。人生の虚実が重なる時の輝きが胸を打つ。
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

『シン・ゴジラ』鑑賞。IMAX。驚いた。壮大なスケールと大いなる作家性の共存。今、その膨大な情報量にこれまで見た映画やアニメ、災害の恐ろしさが渦巻いている。凄い映画だった。シナリオを読み直して再戦した>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

5.0

『雨に唄えば』MGMミュージカル映画で一番好きなのは間違いなくこれ。トーキーに移行する映画業界のバックステージ、3人トリオと恋愛コメディ、そして見所優先のダンスシーン、そのバランスがよくてどれも魅力に>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

5.0

『スター・ウォーズ』@OS劇場。
あの夏、今はなき大阪のスター・ウォーズの聖地でシネラマ鑑賞。米国での凄まじい話題から1年。想像以上であの度肝を抜くオープニングで人生が変わりました。

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

5.0

80年前というのがやっぱり驚き。なんてポップでテンポのいいホームコメディだ。ツンデレカップルの掛け合いが可笑しくて愛も一杯詰まってる。いざという時の左膳の男らしさ。天才山中貞雄25歳の超絶大傑作。>>続きを読む

街の灯(1931年製作の映画)

5.0

『街の灯』チャップリンはこの映画の撮影に花売り娘との出会いのシーンのNG342回をはじめ2年半かけた。現場で作り上げていく完璧主義者が作った人類の宝。ラストの表情の深さが分かるようになってくると、見て>>続きを読む

大脱走(1963年製作の映画)

5.0

オールタイムベストの1本。

テレビだけど「映画作品」として認識したのはこれ。小学校低学年の頃、これなら11時まで起きてていいぞ、と父親に言われ一緒に見た思い出が。そして洋画とマックイーンにハマる。確
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ロッキー(1976年製作の映画)

5.0

負け犬の暮らしとその思いを描く魂のこもった脚本。映画はスタローン自身の人生と重なり奇跡的な輝きを放つ。そしてアメリカンニューシネマの閉塞感から一気にアメリカンドリームの興奮へ。
見る度に涙し力をもらう
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

『2001年宇宙の旅』の名シーン。猿人の投げた骨が宇宙船へ変わる。あの宇宙船は核ミサイル搭載の人工衛星で、骨から核への武器の変化を意味し、「人類の進化とその変わらぬ業」を描いたといわれている。史上最も>>続きを読む

浮雲(1955年製作の映画)

5.0

午前十時の映画祭で何度目かの鑑賞。

4K素材で高峰秀子が輝くように美しい。
人物以外も鮮明でセットや小道具など映るものすべてが自然かつ計算された映画美術の素晴らしさ。
そんな中繰り広げられるため息が
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

5.0

ボクの映画のオールタイムベストはこの『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』。SFファンタジーの世界の面白さはもちろんだけど、若者の成長とその運命、そして仲間や師との繋がりに崇高な文学の香りさえ感じて育ってき>>続きを読む

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