0007さんの映画レビュー・感想・評価

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バービー(2023年製作の映画)

4.1

この監督の作品は一度で二本分の面白さを味わえる。
『続・若草物語』を軸に回想場面を用いることで作り尽くされてきた『若草物語』をまた新たな視点で活性化させたこの監督は、

本作でも、
「見たことありそう
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.8

少年のひと夏、その醍醐味をこれでもかって全部詰め込んだ良作。冒険、自転車、友達、ヤンキー、喧嘩、食事、別れ、電車。何より、憧れのお姉さん。

皆さんおっしゃるように親世代のキャストも素敵ですし、

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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

いや、オリジナリティー溢れていますよ。

当然ホラーの名作の数々をリスペクトしているのも感じますが(どちらかと言えば、スティーブン・キングっぽいと思いましたけど)、

こんな作品、
こんな展開、思いつ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

ほぼ、キルモンガーが、正しいと思えてしまう映画。

チャドウィックが先祖たちにブチ切れるシーンが、本当に救い。

オコエも新政権に残るという立場から、ワカンダを護るつもりでいたんだろうけど、2で女王に
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.5

MCUの勇気に、拍手。

全編喪に服した作品になることを覚悟できて、やっと鑑賞できるコンディションに。
ロゴ以外の“登場”に、
浜辺のシュリと同じ表情で涙出ました。

何が本作の良さかというと、
当然
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

怒鳴らない『セッション』。
シェフを信奉(信望)している面々が怯えていない分、そのヒリヒリ感はない。

評論家批判な作品・作風が大好物なので、
「こんなやり方があったか!」と、

舌鼓を打ちました。
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.1

原作未読。(オススメしてくれた友人各位、すいません。)
原恵一監督ファン。

エンドロールでちょっと泣いちまいました。
多分映像ならでは。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

IMAX3Dで鑑賞。

これだけやってくれれば、満点ですっ!!
こんだけやってくれれば、満点ですっ。
これ、2Dだと長過ぎるかも。
演劇鑑賞慣れしているのと、
IMAX3Dで観た自分としては、
長さは
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.0

おかえり、ガーディアンズ!
これで良い、マーベル!!

やっと、フェーズ4(というかフェーズも今どこ?フェーズもマルチバース起きててわからん)過ぎて、
ようやく本来の面白さ取り戻しつつ。

監督がこの
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.4

面白いけど、思っていたのとはちょっと違った感。悪い意味で。

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.1

前作より断然面白く拝見。

ディズニーやヒーロー映画を筆頭に多人種、ジェンダー問題をこれでもかと気にかける昨今のキャスティング事情を上手に切り抜けた(利用した)、展開。

Netflix製作陣の層の厚
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

最高!!!

観たことないアクションアクションアクションな映像美はもちろん、

ちょっと男たちの挽歌的なこってり友情演出も熱く。

心のドーピング、して参りましたっ。

でも、3時間飽きなかったのは、
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.5

わかってる!
エメリッヒ作品だから、
ツッコミとか入れちゃいけないことは(もしくはツッコミまくりながらみる)、
わかってるんだけど!
ひとつだけ!ひとつだけ言わせて!

そんな技術力あるなら、
EMP
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

バイクチェイスがピーク。
(ワクワクした。)

旧キャストを出す為に無理やり書いた台本みたいで、イマイチ。
恐竜バトルも、新3部作の初回にオリジナルvsハイブリッド恐竜対決はやっちゃってるから、
特に
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クライング・フィスト(2005年製作の映画)

4.5

勝った者と、負けなかった男。

熱い。痛い。慟哭。
クライングフィストフィスト、というタイトル以外のなんでもない、2つの人生が拳で交わる物語。

好きなんです、こういう男くさい、否、漢くさい話。

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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

自分、こんなにトップガン好きだったっけ……?!

という気持ちにさせられるぐらい、

なんか、心が震えてしまった。


マイルズ・テラーがグリーン先生(すいません、アンソニー・エドワーズといえば、グリ
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

4.0

良き良き♪

あんまり話題になっていませんが、スマホ越しのビーデルさん、可愛さに磨きかかっていませんでしたか(笑)?!

オープニングのレッドリボンとのダイジェストアニメ、素敵。(ちび悟空ラブ。)
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.5

たまには長文。

これはね、ワンダヴィジョン観なきゃとかロキ観なきゃとか、それらのどんな予備知識より、「サム・ライミ作品」(B級臭のするホラーテイスト)って事前情報があった方が楽しめる映画。

やって
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.7

読み切り少年マンガの佳作って感じ。

意外と良いセリフの多い映画。
フリーガイやデート&ナイトなど、“思いのほか先の読めない良い作品”を作る監督なんだなぁと、あらためて認識。(結構、好きかも)

少年
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

久しぶりに、面白いバットマン映画。
そして、惜しい!

音楽とシャーロックバットマン&ワトソンゴードン、キャットウーマン、良き。
ポール・ダノももっていきます。ポールダノだもの。

内容は名作『レゴ・
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

母も素晴らしい!
でも、ウィル・スミスがうまいんだ。イライラさせるとこも含め、おさえた演技で。

そうだよね。これからヴィーナスが背負うとてつもなく重い看板は、多人種国ではない日本人の想像を遥かに超え
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ドラフト・デイ(2014年製作の映画)

4.0

ちゃんと胸熱人情スポーツ映画だった!(競技シーンはないのに)

チャドウィック、近年の黒人俳優ではトップクラスの名優だなって、改めて思う。マハーシャラ・アリと。合掌。

鑑賞はだいぶ前、しかも何回も観
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.3

正しい続編!
女性リブート版も、結構好きなんですよ。
むしろゴーストバスターズのノリでいうならリブート版の方がゴーストバスターズっぽい。

新作への予備知識をほぼ無しで観に行ったので(なんか舞台が田舎
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355(2022年製作の映画)

3.0

ジェシカ・チャスティン、ダイアン・クルーガー、ペネロペ・クルスを同時にスクリーンで観ることができたことが最大の収穫という本作。
脚本、編集、カット割、ノリの悪さというか、作風のどっちつかず(思ったより
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

面白かった、けど007ではない。
後半は劣化版『ザ・ロック』(ドウェイン様ではないよ)。音楽もハンス・ジマー絡んでいたし。
ショーン・コネリーへのオマージュかなと思いつつ、制作年とは重ならないか。
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

トンネルを抜けると知らない世界!お父さんとお母さんがブタになっちゃったーっと叫ぶかと思いきやブタもともと連れていました。
暴走カオアリには龍になったハクの上から湯婆婆直伝、ふぁ◯きんカメハメ波、炸裂!
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

4.0

妻を失いたくない、視力が落ちたら点字の辞書を作ろう、体の動きも不自由になったら、昇降機(エレベーター)を作ろう。

充分に愛の名台詞だと思う。

エジソンに奥さんが、ウェスティングハウスにポープが生き
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.3

(ニモの時からも感じていたけど)
重過ぎるのよ、内容が。

ピクサーの続編は基本オリジナルキャラたちのルーツやトラウマ脱却系なんだけど、これは重過ぎ。

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.5

思ったよりつまんねーなーって思いながら流し見してたら、最後のハグにはおもわずジーンっと。
そうなんだよね。
早く大人になりたくて。
でも、いつまでも一緒にいられなくなるのが大人になるということで。
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5

期待しないで診始めたので、失敬、観始めたので、案外楽しめたのです!
まさか、マダムの直腸検査が見られますとは!
(ちゃんと物理的な“痛み”じゃねーか)

モモンガの毛、ぼわっ♡!!

しあわせな孤独(2002年製作の映画)

4.5

邦題が良い。

この監督、何者?!ときっかけになった本作。
生々しく、そして、ある程度“物語”としてつぎ足して描かれた、人間のエゴ。

各登場人物の考えや、そのものが理解できない、生理的に受け付けられ
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アフター・ウェディング(2006年製作の映画)

5.0

素晴らしい。
スサンネ・ビア監督の傑作。
『善き人のためのソナタ』が同年にいてしまった不幸により、アカデミー外国語作品賞など、賞レースで勝ちきれない不幸に巡り逢ってしまった本作。

サスペンスでもない
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.6

子どもたちに対しては現実にはなかなかいないようなイイ男が登場する安定のスサンネ・ビア作品。

「何かが襲ってくるのはあくまで作品のテーマを伝える“ツール”であり“設定”に過ぎず、理解することが必要では
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.3

あぁ、やっぱり好きだ、このシリーズ。

家の壁の向こうに知らない空洞があって、その先には…という冒頭のあの展開から、ツボ。

船上でのやり取りは、復讐に囚われた幽霊との怪談話のような切なさ。

しかし
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