Scriabinさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット(2019年製作の映画)

5.0

マシューボーンはいつも文脈を大事にしてると思う。始まり方あざとすぎる。もはやウエストサイドも踏まえないといけないのね。
コリオグラファーごとにお気に入りのパってあると思うけど、マシューボーンはそれが結
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アリスの空(2020年製作の映画)

4.2

普遍的な物語を哀切込めて語りあげる。

最初の方のアニメーションがかわいすぎる。実写とアニメを自由自在に入れ替えてて。
アルバロルヴァケルはひたすら着るものを良くするから、今回もファッション見てて楽し
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

5.0

クリスマス映画の誕生
カウントダウンのように等拍を刻む音楽とか、ねっとり反転して微妙なところで止まるところとか、おもしろい箇所がたくさんあった。何回も見たくなる映画。モーガンのハマり具合も最高だった。
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んでしまうとダメなやつ。
原作の漫画にあったあの切実感がほとんど失われてしまっていてつらかった。むしろ去年のプロミシングや最近のMENが表していた痛みと怒り、強烈なシンパシーと復讐心とかのほう
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

設定おもしろいんだからもっといろいろしてくれて良かったのに

ボイス・オブ・ムーン(1990年製作の映画)

4.0

ロベルトベニーニを愛でる映画
イメージ、それも19世紀のヨーロッパ文学から借用したイメージの数々は、今はもう共有できる人が少なくなったものたちに対する愛のあらわれに見えた。

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.8

バビロン・ベルリンにファビアン勢と知ってる俳優がたくさん出てきて嬉しかった。トムシリングとパウラベーアが共演してるのも。
原題、英語タイトル、日本語タイトルが全部違くておもしろい。なにが一番言いたいこ
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METライブビューイング2022-23 ケルビーニ「メデア」(2022年製作の映画)

4.3

ゴスロリvsエンパイアスタイル
演出家が歌手の名前を間違え指揮者が話してる途中で呼び出されるインタビューが一番面白かったな

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

食は五感で味わうとよく言うけれど、映画では目と耳でしか味わわせてくれない。シェフとコールガールの会話で「体験」という言葉が出てきたけど、まさにその体験を映画は表現できないからこそ、視覚と聴覚とその組み>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

-

音楽が鬱。スピードの果ての死。
モラヴィア、リベラ、ベルトルッチ、ドルデューあたりの関係を知りたい

女は女である(1961年製作の映画)

3.8

結構好き。初期短編から直接つながる部分、後期に通じる部分も多かった。

ロブ=グリエらしいギャグも感じたし、何よりアンナ・カリーナのアイコニックな魅力が廃れないことに驚いた。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

-

「アメリカ化するフランス」の文脈で見るととても見やすい。スピードの果てにある死

靴ひものロンド(2020年製作の映画)

3.8

ちょっと残念だった。原作の面白さを殺してこそいないものの超えてはいないのは、もはや仕方ないことなのかな。これまで原作に忠実でない映画化は滅ぶべきとか思ってたけど、はじめてそれがいかにつまらないか分かっ>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

ぞくぞくするような間と、心のスピードに合わせた緩急。リズムの美しさを感じる作品。
映画の特質を念頭に置いた感じのする、映画らしい映画?

キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱(2019年製作の映画)

4.0

キュリー夫人と彼女の発見を世紀末文化シーンに置いてみる。あの時代が現代を作っていることが確認できる。

伝えたいことがあからさまで、ちょっとテレビ番組ぽさがある。謎の原子モデル的なアニメーションとかも
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ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ抉ってくる。途中でほんとに見るのがしんどくなるレベル。

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

5.0

殺し方が手ぬるくて草

最高の皮肉と見せかけてもはや皮肉でもなんでもなくただの良い話なのかもしれないと思わせる、最近よく見るこういう系好き。ゴーンガールの時の印象が強くて、こういうキャラの系統あるのか
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

-

そこで終わるんだ…後半に行くにつれてソフトになっていく気がした。

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

4.5

前半1時間くらい音が聞けない状態で見てしまったので、映像の端正さが際立った。林檎とポラロイドも映像が良かったことを思い出した。特に主人公の顔を斜めにゆっくりクローズアップしていくところ。どんどん圧迫感>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

-

レディーガガがひたすら良くて、それ以外何が良いのかよく分からなかった。

エルヴィス(2022年製作の映画)

-

やってはいけない見方をしてしまったのでそこそこ地獄だった…
カーニバルの毒々しい感じが好き

マクベス(2021年製作の映画)

4.5

すごい映像効果!!この前つまらないハムレットを見せられてがっかりしていたところでシェイクスピアのセリフの面白さを確認させてくれた。
コーリー・ホーキンスまた見れて嬉しい。

3つの鍵(2021年製作の映画)

4.5

なんて心地の良い作品。ただこれも邦題が残念だった。
あいかわらずマルゲリータブイにかける熱量がすごい。一番最初に出てきたフランチェスカ役の子、横顔がルネサンス絵画に出てくる天使みたいでえぐかった。
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

すごいアナロジー感じた。というかオマージュ。
電気屋の慌てぶりに比べてホース兄妹の落ち着きが農場主らしくておもしろかった

ケトとコテ(1948年製作の映画)

-

歌ありダンスあり、ジョージアを十二分に楽しむ映画。とっても楽しいのに客層が高齢でみんな寝がちだったのは残念だった…けど「シベリア送りにするよ!」でみんな笑ってくれたので良し。
グルジアンダンスの腕の研
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