YACCOさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

映画作成決定から公開日まで、ちょっとしたことが起こりつつもぶれることなく、チケット予約開始とともにチケットをとり(声優問題なんてなんのその)、小出しにされる情報や諸々のこともあまり見ないようにして本作>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.5

原作未読で予告とキャストを見て鑑賞。
原作者の湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」と語っており、興味が湧いたというのもあった。
個人的な好みとしては、湊かなえ
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

原作未読で鑑賞。個人的にはこの映画でこの話を知ることが出来てよかったと思う。
まるでコップに入れた水が表面張力によりギリギリのところでなんとか溢れずコップに収まっているような。誰かが何かが間違えて触れ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

チャドウィック・ボーズマン演じるティ・チャラことブラックパンサーが好評を博した一作目の後、まさかチャドウィック・ボーズマンが亡くなってしまうとは誰も予想せず。
本作のオープニングは映画の世界と現実の世
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海監督の集大成映画などと公開前から評判がよろしかった今作。
なんというか、新海監督はヒットメーカー監督になったのだなと思いながら今作を楽しんだ。
恐らく予算も潤沢なのだろう。映像は美しく、音楽もまた
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.0

原作が好きだったので鑑賞。
映画を見る前は横浜流星と清原果耶のキャストはあまりしっくりこない気がしたけれど、実際見てみるとすごく良かった。
原作からの改編も多く行われていたが、物語全体に大きな影響を与
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耳をすませば(2020年製作の映画)

3.5

DVDを所有していながら、TVで放送されるとみてしまう私なので、正直本作を見るのは少し迷ってしまった。どうしたってジブリ版への想いをひきずってしまうからだ。
そして、やはり原作漫画ともジブリ映画とも異
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

「関ケ原」「燃えよ剣」に続いて、原田 眞人監督、岡田准一主演の今作。
原田 眞人監督作品は個人的にはハマるときとハマらないときがあり、今作は予告を見て鑑賞を決意。ちなみに、原作未読で鑑賞。前作の「燃え
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

原作は伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』ということで公開を楽しみにしていた本作。個人的には新作が出ると必ず手に取る伊坂作品のなかでもベスト3に入る好きな小説のひとつである。
予告を見た時から、なんとな
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

4.0

内田英治監督映画を初めて映画館で鑑賞した。勝手に抱いていたイメージとは異なり、心温まる優しい映画だった。(それはたぶん「全裸監督」の影響だろう)
警察音楽隊を舞台にした本作。
音楽隊なんて興味がないと
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

「ジュラシック・ワールド」三部作の第3作目であり、完結編となる今作。
前作の炎の王国のラスト、マルコムの「We've entered a new era. Welcome to Jurassic Wo
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

1作目を鑑賞後、こちらのレビューにもぜひ同じキャストで続編をと書いた。そして、実現したキングダムⅡの公開を、舞台挨拶付で見てきた。
原作については毎週本誌連載を追いかけている者としては、「ああ、そうだ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

予告を見ていた時から想像し期待していたものを見せてくれた。
いつからか、アベンジャーズの中でも神でありながら、オモシロポジションにいるようになったソーさんだが、今作ももれなく笑わせてくれた。
今回、監
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

ピクサーの映画『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフ作品かつ前日譚といわれている本作。私の理解が間違えていたのか、印象としては『トイ・ストーリー』シリーズのバズが登場する別作品かなと。これをアンディ>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

冒頭、雨降る街並みがうつされる。その街並みは間違いなく日本ではない。どこか既視感を感じるのは過去に見た韓国映画のその街並みと重なるものがあったからだと思う。
今作は、是枝監督の映画であるが撮影された場
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

オープニングから胸熱だった。
流れてくる音楽、映像。これは…とマスクの下でニヤニヤしてしまう自分がいた。全体を通して前作および、トニー・スコットへの愛が感じられる今作だったが、この冒頭だけでも十分にそ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

監督:樋口真嗣、脚本:庵野秀明となっている今作であるが、予想以上に庵野イズムを強く感じてしまった。この映画を見ると映画における脚本の重要性を感じずにはいられない。
そして、もうひとつ強く感じられるウル
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

原作を読んだのがちょうどキャストが発表された頃で、今回のキャストを思い浮かべながら読んでいたのもあったのか、すんなりとこの映画の世界観に入り込むことができたように思う。
監督・脚本 李監督ということだ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

白石和彌監督の最新作だったのだが、この種の映画だとどうしてもあの「凶悪」を見た時の衝撃が忘れられず、ついつい今作鑑賞中も「凶悪」を思いだしてしまう自分がいた。「凶悪」ほどの衝撃は受けなかったものの、今>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

盛りだくさんの126分だった。
ただ、「ワンダビジョン」を見ていないため、最初はいささか戸惑ったことも否めない。
そこはもう想像力で補完して見続けたが、それなりに楽しめたと思うが、「ワンダビジョン」を
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

マイク・ミルズ監督の最新作「C'mon C'mon」。
レビューに自分のことを絡めるのはあまり好まないのだが、本作は少しだけ今の自分に重ねてみてしまった。

ホアキン・フェニックス演じるジョニーが妹の
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

劇場版『名探偵コナン』シリーズの25作目となる「ハロウィンの花嫁」。
もう、スピンオフコンテンツの枠を超えて、楽しみになってしまっている私がいる。
昔はもう、早くコナン君と黒の組織の決着を見たいと思っ
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.5

最後まで見終えた時、「Nightmare Alley」という題名がずしんときた。
ひとりの男が、なるべくして(というふうに私には思えた)ある「宿命」にたどり着くまでの小路を描く今作。
正直、救いのない
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

「ファンタスティック・ビースト」シリーズの3作目となる「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」の主役は、ダンブルドア先生だといっても過言ではないだろう。「ファンタスティック・ビースト」シリ>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

3.5

今作「モービウス」ではマーベル版ヴァンパイアが誕生する。
ジャレッド・レト演じるマイケルは、自身も血液系疾患に苦しむノーベル賞も受賞した天才医師であり、自らを実験体として蝙蝠の血清を利用し違法で危険な
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

ロバート・パティンソンがブルース・ウェインことバットマンを演じる今作。
ブルース・ウェインに「ニルヴァーナ」のカート・コバーンのイメージを重ねたと聞き、いかがなもんだろうと思っていたのだが、予想外にハ
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

藤井道人監督の最新作ということで鑑賞。
原作および小坂流加さんのことは存じあげずに映画を見ていたが、とても強く説得力のある映画で、エンドロールで実話と気がついた時、より心に突き刺さるものがあった。
2
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フルーツバスケット -prelude-(2022年製作の映画)

4.0

この映画を見に行く人は、恐らく「フルーツバスケット」の原作漫画を読んでいた、アニメを見ていたという方たちだと思う。(自分も含めて)
「フルーツバスケット」はこの映画が初見という方には、せめてアニメの鑑
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

1961年の映画は遠い昔にテレビで見た記憶と、その後映画チャンネルなどで見た記憶がある。それはだいぶ薄れたものの見返すことなくの鑑賞になったが、見終わった時「ロミオとジュリエット」が物語のベースだった>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

とても濱口監督らしい短編3作による「偶然と想像」。
ここのところ原作があるものの映画化が続いていたが、今作ではオリジナル脚本ということもあってか、三種三様の濱口ワールドを楽しませてくれたと思う。どの話
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

冒頭アダム・ドライバーが優雅にカフェで(おそらく)カプチーノを飲み、柔らかにほほ笑む。
彼こそがマウリツィオ・グッチ。その様に、育ちの良さと品の良さを感じさせるのはさすが。
冒頭のこのシーンがラストに
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

期待を裏切らず予想を遥かに超える胸熱展開をみせてくれた今作。
これから見に行く方は、とにかくネタバレ死守で見に行って欲しい。このレビューでも多くを語ることはしないでおきたい。
スパイダーマンを見てきた
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

5.0

百鬼夜行の12月24日に鑑賞。その後、年明け一発目の映画鑑賞として2回目の鑑賞。
原作が好きでアニメを楽しんだ人ならば楽しめること間違いなしの映画化だと思う。
0巻にさらに今後の情報を補完し、その後の
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

今作公開前にと、久しぶりに過去作を鑑賞した時、初めて鑑賞した時の、あの驚きやドキドキが蘇った。「ああ、そうだった!」「こうでした!」と、昔見た時のようにマトリックスの世界に思いを馳せた。そして、過去作>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

Netflixで鑑賞。
これは、ひょっとしたら映画館にかけても見に行ったかもしれない。と、たまたまNetflixで見た私がいうのもおこがましいか。でも、見終わった時素直にそう思った。
原作は未読だし、
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

昨今2時間を超える長尺な映画が多い中、潔さすら感じる98分という尺で作られたヴェノムの2作目は、予告編から想像できる内容を裏切ることなく(とはいえ想像を上回ることもなかったのだが)余計なことはせずシン>>続きを読む