YACCOさんの映画レビュー・感想・評価

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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.5

見ていてどうしたってリバー・フェニックスが頭にちらついた。
そもそも、ドランがリバー・フェニックスのことも『マイ・プライベート・アイダホ』も好きだと公言しているので、恐らく多くのインスパイアを受けてい
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

『スーサイド・スクワッド』は正直なところいまいちだった記憶で、そんななか、ハーレイ・クインは印象に残っていた。(マーゴット・ロビーがきれいなだけかもしれないけれど 笑)ハーレイ・クイン主役の映画ができ>>続きを読む

囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather(2020年製作の映画)

4.0

この漫画がアニメ映画として、映像化される日がくるなんて、実に感慨深い。
本という本はとりあえず手に取り、まずは読んでみることにしているなどとのたまっている私だが、さすがにBL漫画に関してはそうもいかず
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.5

映画公開時気になっていたものの、見逃していた作品。
行定 勲監督、岡崎京子原作、そして今思えば期待大の若手役者を揃えて、鬱屈した青春を描く。最後に流れる小沢健二の「アルペジオ」はこの映画の曲とは知らず
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

主演二人の騒動により、このタイミングでみるとどうしたってバイアスがかかってしまう今作。
濱口竜介監督の映画は「ハッピーアワー」についで鑑賞するのは2作目なのだが、正直「ハッピーアワー」の役者が本業では
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

前評判がとても高くて、続編の制作もすでに噂されている今作に興味が湧き、鑑賞してみたが、キャストは豪華だが、さて物語は…というのが率直な感想だった。

昨今映画化されるミステリー小説原作は、豪華なキャス
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

10歳のジョジョという少年の視点から戦争を描く。
ポップな映像で軽快に始まるこの映画。コメディタッチでみせていくのかと思いきや、成長するジョジョの姿に魅せられる。
映画の名前にもなっている「ジョジョ・
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

今この時代に「手紙」というモチーフを使うのが岩井俊二監督らしい気もする。
ちょうどケーブルTVで「ラブレター」が放送されていて、それも見直して鑑賞。
「ラブレター」はわが故郷北海道が舞台だったけれど、
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

車に疎く、レースといえば、80年代から90年代のF1におけるマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナ、アラン・プロスト(プロストもフェラーリのりましたね。ナイジェル・マンセルもフェラーリにのっていたと記>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

この映画の感想を一言で書くと「面白かった」ではない。
「すごかった」の一言だと思う。

去年のいつだったか、ポン・ジュノ監督と是枝監督対談番組を見た。
各々の映画について質問をし、それに応える形式です
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スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

幼いころテレビでみていたあの映画の続きが生まれ、そして終わりを見届けることができるだなんて。
それだけでも、ありがたし。
そんなファンたちの愛にこたえるべく映画だったのではなかろうか。
とはいえ、ファ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

10月くらいにテレビで是枝監督とケン・ローチ監督の対談を見て、鑑賞しようと決めた今作。
「弱者を単なる被害者としては描かない。恵まれた側にいる人が最も嫌いことは、弱者が力を持つこと」(確か、こんな感じ
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

久しぶりの試写会にて鑑賞。
試写会といえどもほとんどが私よりもかなり年上と思われる人たちに囲まれての鑑賞。あちらこちらから心の声が駄々洩れでなんだか少し笑ってしまった。

渥美清さん亡き今、どう
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

Netflixの配信が日本で始まったのが2015年。
2018年にアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA」がアカデミー賞受賞し、Netflix作品として初めて日本の映画館で公開された時、いよいよ無視
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.5

「THIS IS US」のダン・フォーゲルマン監督・脚本の今作。
「THIS IS US」と同じように、周りの評判はすごぶる良いものの、自分としてはピタッとはまらなかった感じが否めない。最後、映画館
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.0

映画館にはたくさんの小さなアナとエルサがいた。とても可愛らしかった。そんな盤石な人気のもとに作成されたアナ雪2だが、とても楽しめた。

前作で落ち着いたはずのアレンデール王国にいったい何が起こるのだ
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

ゾンビが苦手な私が唯一楽しんであまつさえ人にススメてしまったのが「ゾンビランド」だった。
多くの人から大絶賛のもとにすすめられた「カメラを止めるな!」も、海外ドラマ好きからすすめられた「ウォーキング
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

-

大好物のものを食べにいったところ、思わぬアレルギー食材が使用されていた。
ゴッホは日本に来るたび展覧会に足を運ぶし、書籍も読んだことがある。
ウィリアム・デフォーのゴッホもビジュアルを見るに期待大
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

「家族」を描く映画や小説をあげるときりがない。日本だけではなく、世界で見ても多くの人が「家族」を描こうとする。
そして、この「ひとよ」もある「家族」の物語である。それもいささか辛い過去を背負った家族
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.5

この映画の原作となる小説が発売された当時、多くの女友達からこの小説をすすめられた。
誰もがとても面白かったと口をそろえて、目を潤ませてすすめてくれるので、手に取った。それから程なくして映画化するとネッ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

私が中二病全開の頃、洋楽の門を開くきっかけとなったのはBeatlesだった。
ラジオから流れてくる彼らの音楽に惹かれ、Beatlesを聞き始めた娘を見た両親が「今の子(あくまで当時の)もBeatles
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楽園(2019年製作の映画)

3.5

趣味欄に読書と書くことほどつまらないことはないなと思いながらも、いつも映画鑑賞、読書と書く。そのためか、映画化が決定した時には原作既読ということが多いのだが、「楽園」に関しては未読の状態。
吉田修一原
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真実(2019年製作の映画)

4.0

以前、是枝監督とジュリエット・ビノシュの講演会に行ったことがあった。
ゴダール映画についてや、映画「ショコラ」で共演したジョニー・デップについてなど話してくれたことを覚えている。
その講演会の最後
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ジョーカーといえば、ヒースレジャー演じるジョーカーがどうしてもチラついてしまうのだが、今作でそれは吹き飛んだ。いや、どちらも甲乙つけがたく、どちらが良いとかそんな次元では語れないジョーカーがそこにいた>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

原作を読んだとき、一度目は一気読み、二度目はその音楽をかけながら読んで堪能した。
上下巻にわたるこの原作をどのように2時間の映画にまとめるのだろうかと思ったが、展開の主軸を下巻のほうにおいて、2次予
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

そもそも「アイネクライネナハトムジーク」とは直訳すると「小さな夜の曲」となるらしい。
原作となる伊坂幸太郎の本が、斎藤和義コラボレーション的な感じで発売されたとき、「アイネクライネナハトムジークって
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.5

映画鑑賞後、なかなか忘備録(レビュー)を残せずにいた。
映画の宣伝で衝撃の結末とうたっているものの、果たして衝撃の結末といえるのか。
宇宙の映像は素晴らしいものの、すでにいくつかの、宇宙を舞台にした映
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.5

オダギリジョー初監督作品を鑑賞。 
まず特筆すべきは、撮影監督であるクリストファー・ドイルによる映像であろう。
まさに映像美と呼ぶにふさわしいシーンの数々に魅了された。
ウォン・カーワイ、ジム・
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

「once upon a time」を直訳すると「昔々」となる。
さしずめ、この映画のタイトルを見るに「昔々、ハリウッドというところに」から始まるタランティーノが語る昔話なのだろう。
そう思ってみ
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

4.0

仏アニメ界の巨匠ミッシェル・オスロ監督の映画を映画館で見るのは初めてで、せっかくの機会なのでと足を運ぶ。
公開日夜の上映は程よく席が埋まっており、上映館数は少ないなか足を運ぶ人たちの期待の高さがうか
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.5

今度はエルトン・ジョンかと思ったのは私だけではあるまい。
とはいえ、エルトン自身が製作にかかわっていると聞き、どこまでの映画になるのだろうかと思いながら鑑賞。
どうしてもフレディ・マーキュリーの映
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

原題は「El Angel」なので「天使」というタイトルのこの映画。
アルゼンチンに実在した「ブラック・エンジェル」と呼ばれる美しき連続殺人鬼「カルロス・エディアルド・ロブレド・ プッチ」をモデルにし
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

実写版ライオンキングの公開を前に、劇団四季のライオンキングを鑑賞。(といってもわざわざタイミングを合わせたわけではなく、チケットがとれたのがたまたま公開の前の週だったのだ)映画のサントラや劇団四季のサ>>続きを読む

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.5

ドラゴンクエストのゲームをリアルタイムでやったのは3までで、この映画の原作(というのだろうか)になっている5をやったのはオトナになってから、それも、つい数年前のことだったりする。何年かぶりにドラゴンク>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

12歳の子供が両親を訴える。
この映画はそこから始まる。
レバノンを舞台にしたフィクションだが、恐らくこの映画で描かれている内容は全くの虚像ではあるまい。

ラバキー監督自身がリサーチし、子供
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