YACCOさんの映画レビュー・感想・評価

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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.5

白石監督で、「虎狼の血」でもタッグを組んだ池上純哉が脚本で、「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる脚本家笠原和夫が残したプロットを書き起こした抗争時代劇と聞いて期待していた本作。
時代劇ということもあ
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.5

サブタイトルにもあるように、ヴェノムのラストを見届けようと鑑賞。
エディとヴェノムの会話やバディ感、共闘する様は面白く、ヴェノムのビジュアルだったり、映像での見せ方はヴェノムらしくかっこよかったものの
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.0

賛否両論、いや、あまり評判はよろしくないと聞いていたものの「JOKER」に魅せられたもののひとりとしては、一体どんな映画になっているのかと鑑賞。率直な感想は、これは、本当に「JOKER」の続編として作>>続きを読む

映画 ギヴン 海へ(2024年製作の映画)

4.5

例の曲はどんな歌なのだろう。
本誌連載は終了し、コミックも最終巻まで発売されており、最期を知ってはいるものの、あの歌がどんな歌なのか。そして、それぞれのラストを見届けたくて、映画を鑑賞。
例の曲「海へ
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

3.5

いつの頃からか、三谷幸喜作品がドラマ、映画共にあまりハマらなくなってしまっていた。あんなに楽しく見ていたのに、そうなってしまったことがいささか寂しく感じたものの、それはそれで仕方ないことだと思いながら>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

3.5

監督塚原あゆ子、脚本野木亜紀子コンビの映画と聞いて興味が湧き鑑賞。
タイトルの「ラストマイル」は、商品などを顧客に届ける「物流サービス」で使われる用語で、「荷物を顧客に届ける最後の区間」とのこと。私で
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.0

1作目を見た時も、こんな風に感情たちが自分のなかで頑張ってくれているんだと思うと、感謝と申し訳ない気持ちが沸き起こってきたのだけれど、今作では、見ている間なんだかずっと恥ずかしい気持ちがどこかにあり、>>続きを読む

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト(2024年製作の映画)

3.5

本誌連載が終わりを向え、もう少しデクたちの姿が見たいなと思い、映画館へ。
あのフィナーレとエピローグを超えることは難しかったが、デクやA組の仲間たちやヒーローが活躍する姿を見て楽しむことはできたと思う
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キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

4.0

今回の「キングダム」実写化の一作目を見た後に、このキャストで早めに続きを作成してほしいとレビューを残した。果たして、どこまで実写化できるかと思ったいたところ、どうやら今作がラストとなるらしい。
そんな
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.5

原作をジャンプ+で読んだ時、なんだか強く自分の心に刺さるものがあった。
あるエピソードを問題視する声があったり、そのために修正が加えられたりと、別の次元のところで話題にもなった。(個人的にはその指摘は
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚である今作。
イモータン・ジョーの元からワイブスを連れて脱出を図るフュリオサの物語である。胸のうちに名前通りの激情や憤怒を秘めながら、虎視眈々と故郷へ帰る
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

ここのところ、次から次へと新作を見せてくれる藤井道人監督の日本台湾の合作映画を鑑賞。
初恋の記憶をたどるロードムービーかと思いきや、己の人生を見つめなおし、再スタートを切るまでの再生の物語だった。
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

𠮷田恵輔監督の映画を見るにはいつもある種の覚悟がいる。
見終わった時に気持ちが晴れるような、前向きになれるような感情より、社会や人のなかに存在する悪意みたいなものをこれでもかと突きつけられ、疲弊するこ
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

いつ頃からかコナン君の映画が公開されると見に行くようになった。
今作も公開日に足を運んだところ、席も埋まっている様子。女の子が多いのは、怪盗キッドの人気かな…などと思ったのだが、本日ネットニュースで「
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーランが「原爆の父」と呼ばれる理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの映画を作ると知り公開したら見たいと思っていたところ、アカデミーでの評判もよろしく、いかがなものかと楽しみに公開初>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

諸事情により公開が遅れていたDUNEの2作目鑑賞を鑑賞。
1作目から間はあいたものの、サブスク等で視聴可能なので、復習してから鑑賞。
相変わらずの映像のすばらしさは圧巻で、砂の惑星の広大さ、そしてそこ
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ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.5

ハイキュー連載当初からあったひとつの目標「ゴミ捨て場の決戦」が映画化されると知った時、「音駒戦を見たら年甲斐もなく泣いてしまうだろうなあ」と思ったことを思い出し、ハンカチをもって鑑賞。

85分という
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映画 ギヴン 柊 mix(2024年製作の映画)

4.0

原作が完結し、ほどなくして今作の映画制作について発表があったと思う。コミックス派の私は一応読み終えて、自分の中でも完結していたのだが、前作の映画がとてもよかったので(リピートして円盤も買ってしまった…>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

映画実写化について知った時、見るべきか否か迷ったひとりである。
原作は連載時から読んでいたし、アニメも視聴済、ゴールデンカムイ展にも足を運んだ。
そうなのです。要するに原作のファンなのです。
キャスト
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

今年最後の映画鑑賞として本作を鑑賞。今作にして本当に良かった。
ヴィム・ヴェンダース監督の映画は「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」以来だったことに気づいたときは自分でも驚いたけれど、今作でも流れる音
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

ジャンプフェスタでもしっかりと宣伝をしていた「場版 SPY×FAMILY CODE: White」。
アニメのオリジナル回にも外れがなく、入場者特典にもつられてふらりと鑑賞。
上映回数が多いためか、そ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

まず、今作は「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚ではなく、よって、ティモシー・シャラメ演じる、ウィリー・ウォンカは、成長したらジョニー・デップにはなりませんので、要注意!
といったことを私は知らず
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.5

ふと時間ができたので思い立って鑑賞。
この年末になぜこういった映画が公開されるのかなと思ったりもしたけれど、戦争映画が夏に見るものというのもある種の思い込みか。
現代からタイムスリップする主人公が特攻
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

「あゝ、荒野」の岸善幸が監督と聞いて俄然興味が出た。
あの映画を作った監督が、このテーマに挑むのかと。(そして、脚本にも「あゝ、荒野」の港岳彦が名を連ねている)
「あゝ、荒野」は前後編ということもあり
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

石井裕也監督映画(それも脚本・監督の映画)を久しぶりに鑑賞。
予告編とキャストを見て久しぶりに石井裕也監督映画を見てみようと思ったのだが、ハマった自分がいた。
これは勝手な感想なのだけれど、以前より自
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.5

山田洋次監督映画に吉永小百合と大泉洋。
原作は未読だけれど、おそらく「キネマの神様」のように、山田洋次監督脚色ではないかなと思う。
90歳を超えて映画監督として現役なだけでもすごいことだとは思うけれど
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソンの新作と聞くと映画館に足を運び見ている。
ウェス・アンダーソンの映画の世界観が好きだ。ポップな色使い、どこかにくめない登場人物たち。
彼らが繰り広げる、明らかに日常とは異なる世界観
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春に散る(2023年製作の映画)

4.0

沢木耕太郎といえば「深夜特急」のイメージが強すぎて、山本周五郎名品館を読んだくらいであまり手に取ることはないままだったが、たまたま読んだ「凍」に衝撃を受けて、その流れで今作の原作である「春に散る」を手>>続きを読む

SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

これは面白い!
予告編を見て、いまだにジャンプを購読し続けているひとりとしては、鳥山明原作ならば見るしかなかろうと、公開日に足を運んだ。
結果、予告編の期待を良い意味で裏切る面白さだった。
まず、キャ
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

映画化3作目となる本作は、原作ではまだまだ序盤の物語といえるが、一方で2作目と異なり物語が動き始めてくるところでもある。まず、2作目ではまだ歩兵のひとりだった信が王毅からの試練を経て100人隊隊長とな>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

チケットを取って気が付いたことがある。
パート1ということは、「これは序章なのだろうか?」と。
そして、映画を見て思ったことがある。
「これで序章なのか?!」
冒頭から息つく暇のない展開とアクションシ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

一切の情報をシャットダウンして鑑賞。
映画の題名から勝手に、同名小説の映画化かと思いきや、宮崎駿監督オリジナルだったことに途中で気づく。(ただ、全く無関係というわけではなさそう)
宮崎駿監督が今作りた
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

数々の往年の名作の続きが作られるなか、今作の発表がされたときは「これもか!」と思い、さすがにどうだろうとも思い、映画館で鑑賞するのをややためらったが、これは映画館で見ておいて良かった!
ハリソンフォー
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

4.0

無事公開することができた今作。
原作既読でアニメも見ている側としては、この先の展開についてはわかっているので、どう見せてくれるのか、それだけを楽しみに鑑賞。キャストに関しては皆さん頑張ってくれているが
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

映像や演出は是枝監督映画であり、脚本は坂元裕二、そして音楽は坂本龍一氏。揺るぐことなく各々の個性と力がこの映画のなかで存在していた。それを、見事なハイブリッドなどと言ってしまうと、とても安っぽい表現に>>続きを読む