不穏さと痛みに満ちて、
誰にも薦めませんが
観た人とは話したい。
これは一体何なのか?
結婚が周囲の感情を
巻き込むってテーマは
悪くないと思うんだけど、
ロープレ見てる感じ。
昼なお昏い九龍城で、
昔懐かしい義理人情と
頭抜けたアクションの
超絶武闘任侠ノワール。
これは庵野鶴巻版
シンガンダムって訳か。
シリーズ初見新参者でも
相当面白かったです。
内面を凝視する視線が
次第に歪み、罅割れて、
夢想がリアルを侵食する。
長塚さん流石の名演。
♡
着想が魔法の様に
結実する作り手センス。
老いるのも悪くないし、
人生は素晴らしい。
西部劇テイストの劇伴、
展開の意外性の無さが、
物語の凄みを薄めて、
観る側の熱を奪ってる。
ずっと笑いっぱなしで、
最後に微妙に飽きた。
これは普通の反応では
無いのかも知れないが。
アンジー未だ衰えず。
時代に飲み込まれた
グラム時代のボウイの
繊細さが少し寂しい。
見出したものに驚き、
人生を選び取る大切さ。
静かに心を揺さぶる
学びの本質がここにある。
啓発的で心躍るのは、
海藻による海洋再生と、
市民ダッシュボードの
「I」から「WE」へ。
絵画自身が時代を超え
人と人の物語を産む。
競り上がり続ける価値と
木槌の音に鳥肌が立つ。
主役の多彩な料理が
優しく人を繋いで行く。
それにしても豊さんは
幸せそうに食べるなぁ。
駄ギャグに我慢出来ても、
マルチバース由来での
再生サブキャラ乱造は、
世界像として破綻してる。
前作の方が独創的。
呪いとしての近代文明に
NOを言う意図が強い。
宮古で観れたのは良し。
ポリネシアの情景、
生命ある海の表現、
マウイとの掛け合い。
らしさ満載の冒険譚。
薄味の物語と人物造形、
契機不明の傲慢男再生。
でも最後のフルコースは
それを補って余りある。
我々よりもずっと
神様の近くで暮らす
その清廉さと誇り。
僕らが失った多くの物。
成長と秩序を優先し、
発見と創造を犠牲にして、
子供なりの怖れや狡さに
目を瞑ってしまってないか。
SF風味インド神話って
既視感で舐めてたけど、
その本気度に後半一気に
持っていかれました。
これぞUSAエンタメ。
なんの捻りも無く、
直球真っ向う勝負。
そこに功罪ありますが。
終始圧巻の群像劇だが、
時に恋愛模様が邪魔で、
神への贖罪と学生蜂起が
一本の線で繋がらない。
のんとハマり役主人公の
パワーの方向性が同じ。
滝藤さんの受けの芝居も
最後まで飽きさせない。
実話としての凄惨さ、
超凶悪な敵の設定と、
ケースの強固な造形に
物語が引っ張られた。
異形のジャポニズム。
不死と命の相剋と融和。
日本とは異質の何処か、
でも日本らしい何か。
日村の過剰な芝居に慣れ、
4人の距離感の巧みさで
次第に本当の兄弟らしく
思えるようになって来る。
世界を回る奇跡こそ
映像化して欲しい。
誰も信じて無いけど、
誰か救えればいいよね。
路地の突き当たりに
不思議が潜む定番。
出来事が連鎖する
懐かしい上質の寓話。
閉塞したクソ社会と
似非宗教の偽物の救い。
その狭間を駆け抜ける
二人の構図が小気味良い。
こんだけ役者集めて
好き勝手やらせて、
最後まで退屈って
なかなか出来ない。
真っ直ぐ破茶滅茶、
思い切り支離滅裂。
揶揄してるようで、
メタル愛に溢れてる。
実写是非を無視すれば、
ヒールの薄っぺらさが
虚実の粗を目立たせる。
ラストに説得力が無い。
記録として揺るぎないが、
彼女が受けた暴力を、
如何に受け止めるかは、
重たい社会課題となる。
シリーズ未視聴ながら
医療ドラマとして秀逸。
岸部さんにお疲れ様、
西田さんに心から感謝を。
少し強引で無理筋ですが、
佐藤健のストイックさと
キャスティングの奮闘で、
ちゃんと成立したのが凄い。
人生で若い時は一瞬、
でも時々立ち止まって
休憩する事が大切。
この空気に浸ってたい。