6060さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

瑞々しく深い愛情。
生きたい所で生きろ、
なりたいものになれ。
喪失の想いが哀しい。

怪物(2023年製作の映画)

3.7

是枝さんが懐くテーマも、
子役2人の新鮮な演技も、
トリッキーな3部構成のせいで
肝心の焦点がボケた。

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.6

シャマランらしさって、
ドンデン返しというより、
正体不明ななにかの気配とか、
歪で不穏な話のタッチかな。

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.6

衝撃的なグロテスクさで、
作品の背景への怒りより、
登場人物達への不快さから
最後まで観続けるのが辛い。

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.8

カティアの人物像が楽しく、
ヒロインのゆったりとした
決断と変化が清々しい。
ノックが独特で試したくなる。

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.5

彼女を追い詰めた社会も
家庭も背景も明らかにせず、
孤独の実相にも迫らず、
女優にのみフォーカスする異質。

最後まで行く(2023年製作の映画)

4.0

何処が藤井演出なのか
検証してみたい凄い出来。
岡田✖️綾野✖️柄本、
みんないい顔してるなあ。

ブラフマーストラ(2022年製作の映画)

3.6

後半のバトルは圧巻だけど
前半の甘ったるい演出と
安易で薄っぺらな設定は
作品の価値を下げてる。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

映画の出来云々より
マリオというコンテンツを
日本が発信した事が凄い。
エンドロール長過ぎでしょ。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

ずっと気になってたので、
Part2公開前に視聴。
超能力覚醒譚の反転は伏線か。
次作のキムダミの役割に期待。

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.8

時代と共に家族のかたちが
緩やかに変転していく。
安定剤の様な、柔らかく、
涼やかな気持ち良い空間。

せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.7

汚穢の臭気が貼り付くように
生活の手触り感がリアル。
モノクロームの表情が
素朴な情感を増幅してる。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

主役の強圧的な自己主張と、
中盤以降、世界が敵に回り、
崩壊の予兆が連続する事で、
最後まで緊張を強いられる。

中森明菜イースト・ライヴ インデックス 23 劇場用 4K デジタルリマスター版(2023年製作の映画)

3.8

命に満ち溢れていた彼女は、
このわずかたった2ヶ月後に
自ら表舞台から転落する。
ドラマそのものの人生。

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.7

旬の若手の勢いだけでなく、
ハードボイルド問題編として
上手く要件を整理してる。
想像以上に解決編に期待。

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

良い事ばかりではない人生を
柔らかく前向きに受け止めて、
最後は素敵に着地させた
作り手の目線が優しい。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.8

日本社会の縮図の村で、
濃密な感情が激しく波打ち、
苦悶し抗う流星渾身の演技。
藤井監督らしい掘り下げ。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.1

人生の過酷なやりきれなさ、
自我と精神の自由、
普遍的な人への愛。
フレイザー渾身の演技。

サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

3.7

大切な人に寄り添う心と、
坂口君はじめ登場人物が、
ノンセクシャルで透明なのは
そういう事だったのかと。

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.8

欲望まみれの犯罪が、
正と邪、聖と俗が混沌となり、
大した事だと感じなくなる
異様な不可解さ。

生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

3.7

荒々しいまでに利己的で、
大切な人にも優しく出来ず、
息苦しく、怒りを溜めていた
人生の一時が巻き戻される。

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

マットの信念とベンの信頼、
二人のおじさんっぷりに魅入る。
80年代はビジネスの世界も
捨てたもんじゃあ無かった。

世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.0

構造の複雑さも、過剰演出も、
説明不足やメッセージ性も、
まるまま初期紀里谷の再来。
伊東蒼には貴重なステップ。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

信仰も黙示録も贖罪も犠牲も、
なんのベースも無いので、
全く受け止められない。
これがシャマランの背景か?

仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

3.9

武士の世の理を破り、
人としての理に迷う、
豊悦梅安の人物像の深さ。
脇にも目が届き続編に期待。

エスター(2009年製作の映画)

4.0

過去作へのリスペクトに溢れ、
増幅する不審に浸潤して行く
得体の知れない怖さが際立つ。
続編は要らなかった。

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.6

本能に忠実に生き残ろうとする
キャラに一旦感情移入すると
ホラー要素は無いに等しく、
異形と指弾されるのも可哀想。

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.6

声出して笑えるシーン、
仕掛けも伏線も充分で
コメディとしての抜け感が
楽しいけど、ラストが唐突。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

あえて現代に置き換えず、
ビル•ナイの静かな熱量と、
美しい「台詞の間」の狭間で、
真に伝えるべき事を伝えた。

オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

トムとマリアナの役柄への
深い理解と愛情で、最後には、
善意、優しさ、生きる大切さ等、
色々な温かい物で胸一杯になる。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

ニコラス、ペドロ大活躍の
コンパクトでクールに纏まった
コメディらしいコメディ。
短くても充分楽しい。

零落(2023年製作の映画)

3.8

鑑賞後、未読原作に触れたくて、
本屋を梯子したが在庫切れ。
作り手全員の目指す空気感が
真っ直ぐ伝わってくる。

ある用務員(2020年製作の映画)

3.4

ベビワルの故郷なんだけど、
阪元監督も試行錯誤の段階。
芋生悠を含め発芽直前の
秘めた可能性を窺わせる。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

二人の掛け合いも、射線交差や
最後の格闘シーンのキレ味も
見所はあるんだけど、前作ほどの
突き抜けるワクワク感に欠ける。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

出来事とシーン転換に圧倒され、
映像の新しさに驚いてる間に、
騙し討ちのような家族愛。
好感度は役者の貢献が大か。

ロストケア(2023年製作の映画)

4.1

斯波の正義に向き合う
長澤まさみの深い変化。
社会の虚ろに材を取りながら
心情に寄り添い心打たれる。