6060さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

6060

6060

映画(1073)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

ラッセル・クロウが良い味。
この種の信仰の無い者には、
超能力大戦、敗色濃厚で、
Wライダーキック炸裂としか。

整形水(2020年製作の映画)

3.3

透ける格差への不満、
戯画化される欲望の構図。
社会風刺に納得性が乏しく
ホラーとしても未成立。

セフレの品格(プライド) 初恋(2023年製作の映画)

3.6

それは監督には生活で会話で
日常そのものなんだろうけど、
本筋以外で少々お腹一杯。
後編は少し整理を期待します。

ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.7

コメディもシリアスも
洗練には遥かに遠いが、
差別をエンタメに昇華して、
RRRの原型となった。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

突然の喪失と欠落に、
嵐のような後悔を抱えて
静かに過ぎるレオの日々。
透明で凄い芝居だった。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.8

岡田君の京都弁はさておき
翻案で意外性は味わえないが
清原伽耶の優しい演技が
男女交替を成功させてる。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

設定と展開は予想範囲だけど、
際どい肉弾アクションの連続で
全編余さずトムの見所満載。
後編でそれが本気出すのを期待。

アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.8

新鮮に絡むセリフと音楽。
ゆるり解ける物語の謎。
ラストの懐かしのオザケンまで
物語に身を委ねられる。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

過去作に比べ未完成ながら、
この世界が別の世界に接続し
時を超えて因果が帰り着き、
再びジブリを好きになれそう。

小説家の映画(2022年製作の映画)

3.6

主役級二人がホン監督映画で
一緒に芝居してるだけで
成り立つ劇空間を期待したが。
観る側が肉付け過ぎかも。

山女(2022年製作の映画)

3.7

日本の原風景を舞台に、
聖と俗、生と死が行き交い、
陰影に富む早池峰山の稜線と
毅然とした山田杏奈が美しい。

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

後日譚Xと連作と考えると
ミア•ゴスの歪んだ世界観は
孤独への恐怖が基底とわかる。
豚が夢に出てきそう。

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

3.5

架空の街で架空の住民達が
色々あるけど生きてるって、
好きな設定なんだけど、
もっと振り切っても良かった。

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.1

生きる事に絶望する視線と、
わずかな希望に再生する
ライズボロー渾身の芝居を、
暖かな結末が受け止める。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

お馴染みの強引で過剰な活劇は
最初が飛ばし過ぎで中弛みする。
でも、これでシリーズ幕引きなら
彼が残るラストも観てみたかった。

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

3.7

エピソードを整理して、
前後編まとめても良かった。
永山絢斗がどうであれ、
場地圭介として記憶に残る。

ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.8

リスンと歌うビヨンセ、
ラストステージのエフィ、
圧巻の歌唱が、自己主張で
面倒な中盤を押し切る。

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.9

監督の意志、大谷と朗希の熱さ、
ダルの献身、吉田の同点弾、
村上の復活、何より野球の楽しさ。
記録に過ぎないが全てが真実。

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

一気に引き込む力があり、
最後まで虚実取り混ぜて、
逆転が続く構成は流石。
細かい説明不足が残念。

アシスタント(2019年製作の映画)

3.8

男性性と権力を背景とした
忖度、抑圧、同調、服従。
静かな行間に滲む怒りが
しっかり伝わってくる。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

ショートループという奇想を
見事に活かした脚本と、
小気味良い演出と主役の演技。
世界線がズレるってのが味。

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.7

少し上滑りな主役二人が、
その瞬発力で、時折グッと
物語を引き寄せ揺さぶる。
白丸先輩が良い味。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

フラッシュにスポットを当て、
面倒な構造を上手く整理し、
てんこ盛りのネタも楽しめた。
中でもキートンの渋さが秀逸。

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.8

過酷な過去のベルファストで
対立の傷跡を抱える子供達。
日々の徹底した対話が
次の世代に灯す希望が見える。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.6

カードゲームの淡白さと、
目覚めかけた優しさを
報復で清算する後半を貫く
オスカーの際立つダンディズム。

BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL(2022年製作の映画)

3.4

キャラ深掘りの前半3作、
枠を踏み越えた後半3作。
硬軟軽重ばらついたが、
BISHの熱量は伝わる。

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.5

着想は今後の可能性充分。
相変わらずの乱雑な筋立てと
役者の単調な芝居は残念。
集客ありきのキャスティング。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.9

世界の多層化で正義が混乱し
対立に至る流れが未消化。
明滅する作画の表現に感嘆。
何処へ辿り着くのかには期待。

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.7

才能ひとつで認められ、
周りは結局いい人ばかり。
甘い設定には色々あるけど、
最後は予想以上に攫われる。

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.8

超能力バトルものに衣替え。
三部作への伏線として、
本当に必要かと訝しいけど、
とにかく期待して待ちます。

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.7

二人の波打つ心の動きに 
優しく丁寧に庇うように
寄り添う作り手の目線が、
物語のあやうさを和らげる。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

余程脚本が優れてないと
AIの自我覚醒と叛乱ホラーは
恐怖と不気味さに欠けるだけに
チープになるという典型。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

ハマり役の高橋一生をしても
話の重層構造が消化しきれず。
空気感とアプローチは
乱歩の系譜に連なる奇譚。

波紋(2023年製作の映画)

3.9

筒井真理子という器に
抑圧された鬼が潜み、
時を得て溢れ出る凄さ。
その存在感に圧倒される。

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.1

会話劇が鮮明に映し出す
男性の原罪と女性の覚醒。
その一人一人の決断に
静かな感動が胸に迫る。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

瑞々しく深い愛情。
生きたい所で生きろ、
なりたいものになれ。
喪失の想いが哀しい。