YukikoUnnoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.6

田舎の廃線になった線路脇にあるラブホ。波瑠があの無表情で働き、淡々と客のドラマが過ぎていくが、
後半、松山ケンイチとの絡みがよかった。あれでぐっと血の通った作品になったというか。
上を見上げる体勢にな
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里見八犬伝(1983年製作の映画)

5.0

私の邦画No.1!40年近く経っても色褪せず、最高、ベスト。真田広之が最高に格好よく、もう何十回も観てるのに、やっぱり大好き。
追悼千葉真一殿。日本のアクション映画を作ってくれてありがとう。

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

4.0

WOWOWでノーカット完璧版。
80年代の野暮ったい台詞と、仁義な世界と、薬師丸ひろ子のチャーミングさが花丸の映画。
来生たかおの主題歌がまたいいんだな。

明日の食卓(2021年製作の映画)

3.6

3人のお母さんの熱演が光った。父親の関わり方がどの家庭も粗末で、でも今の日本はこういう状況がすぐ隣にあるのだろうと思える。

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

3.8

これが有名な橋の上の花火のシーンね、と少しミーハーに観ていた。狂気が混ざる愛は、自分を傷つける痛みで紛らわす。

昼顔(1967年製作の映画)

2.8

終始よくわからなかった。心情が全く読めず。カトリーヌドヌーヴがスラッとしていて綺麗、ぐらい。

はちどり(2018年製作の映画)

3.6

いろんな事が起こる14歳、揺れ動いて大人になっていく感じ。

百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

安藤サクラやっぱすごいな。。後半持ってかれる。

藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.3

欲しいものを欲しいと言わなかったとき、何かとてつもない間違いをしてしまったと、過ぎた景色を振り返る。
淡く、酸っぱい、夏の恋。
いいねえ。

愛の渦(2013年製作の映画)

4.0

AM5時、カーテンを開けられて朝陽を浴びた時の、我に返る滑稽さがなんとも。
一晩だけを切り取った映画なんだけど、ドラマがあり、なかなか面白かった。

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.5

不思議。背景は絵画のよう。ワンシーンワンシーン、舞台を観てるよう。
ファニーな虚しさ。

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.3

どんな薬も安価で平等に行き渡る世の中になるといい。
社会派コメディで感動モノ。いい映画だった。

チィファの手紙(2018年製作の映画)

4.3

「ラストレター」の中国版。岩井俊二のテイストがちゃんと表れていて、それでも中国版の方がダイレクトで分かりやすくてよかった。日本版の方が岩井カラーが濃い感じ。
娘たちに会う校舎のシーン、中国は早春だとあ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

カメラワークと緩急の動き、すごいテンポ感で進む。シュールなんだけどコメディ。少しの感傷と懐古的なストーリーが好きだなと。

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.0

今も世界のどこかで、自由を奪われている女性がいる。どうかささやかな幸せと、未来に絶望せずに生きていてほしい。

マイ・ガール(1991年製作の映画)

3.8

親友のトーマス.Jが健気で存在感。候補に入れてと言うシーンがいい。

とらわれて夏(2013年製作の映画)

4.0

甘い話かと思いきや終始ドキドキザワザワ。早く平穏な日々が来ることを祈りながら観ていた。
ケイトウィンスレット、年を取ってからの作品に多い、不安定さ、落ち着かなさがいい。

卒業(1967年製作の映画)

4.0

こんなにコメディ要素だったとは。もっとシリアスかと。
エイレンに心移りする背景をもっと描いて欲しかったけど、音楽いいので加点。

アフター・ザ・レイン(2007年製作の映画)

4.0

リウ・イエとメリル・ストリープの大好きコンビ。当時のアメリカの研究学会などは、アジアの優秀な学生を認めない文化など横行していたのだろうな。
最後、認められて終わりにして欲しかった。リウ・イエの夢を追う
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藍宇(ランユー) 情熱の嵐(2001年製作の映画)

3.6

リウ・イエ見たさに。前情報なしで見たので、こんな役もやるのねとびっくりしたが、満たされない系の役どころがやっぱりハマる。

罪の声(2020年製作の映画)

4.2

面白かった。野木亜紀子さすが、飽きさせないテンポの良さ。途中、MIU404に見えてきて、また面白い。
グリコ森永事件の時はまだ子供だったので騒ぎは覚えていないが、高校の同級生で江崎さんがいて、グリコと
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

何度も同じ日を繰り返していくうちに、気づいていく何が幸せか。
気楽に観れて、最後のロイがよかった!

チア・アップ!(2019年製作の映画)

4.0

元気になれる映画。イジワルなヤツらに負けない、キュートなおばあちゃんたちが爽快。

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

アイルランドの田舎からNYに出て、人生を切り開いた女性。それだけで共感。シアーシャ・ローナンの青い目が好き。

ひまわり(1970年製作の映画)

4.0

こうなったらもうどうしようもない、戦争の不条理さと、叶わなかった愛。
一度死んだと言ったから、イタリア人が眠るあのひまわり畑がこの映画の象徴なのかなと。

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.7

真剣に守ってくれる大人がいるだけで、更正したり心を開いたりするもんなんだな。

まあだだよ(1993年製作の映画)

4.0

黒澤明監督の遺作。最後にこういう温かく望郷的な映画を撮りたかったのかな。人の還るところは、在りし日の夕空。

恋の風景(2003年製作の映画)

3.6

リウ・イエ見たさに。ヒロインのあざとさが気になって感情移入は全くしなかったが、リウ・イエの若いときの作品は、だいたい想いが叶わず、いい。

真白の恋(2015年製作の映画)

3.8

知的障害者は恋もしちゃいけないのか。普通ってなんなんだろう。

天上の恋人(2002年製作の映画)

4.5

ドン・ジエとリウ・イエのファンならとにかく見ているだけで楽しい、二人とも若く美しい、素朴で純粋な中国映画。

リンドグレーン(2018年製作の映画)

3.7

自分で考え、道を切り開く女性作家の伝記的映画。邦画タイトルをリンドグレーンにしたのが、日本的なのか、わざわざなのか知りたいところ。

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.8

大林宣彦作品。初めて見ましたが、大林ワールドファンタジー色の中に、家族とか伝えたいこととかがちゃんと混ざってる。私ももう会えない人に会いたい。

ピアニスト(2001年製作の映画)

3.6

抑圧による、とち狂った中年女性を無表情に無慈悲に演じていて、
ハネケの胸苦しい異常さ、ここにあり的な。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

あまりにも二人が自然でドキュメンタリーみたいで、アデルは本名だとエンドロールで気づいて、尚、なんかすごいなと。
エマがいい男(女)すぎてズルい。