えぬさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

5.0

うまくことばにできないけど今観るタイミングでした。彼/彼女のことを第三者が語る。これがファスビンダーの愛人(でいいのか?)に向けられたものならば、今ここにいない人(=過去)をいる人が語ることなのかもし>>続きを読む

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

-

『レッドクリフ』、金城武と梁朝偉と張震だし、曹操役もそれなりの俳優さんだろうな〜とは思っていましたが、なんと覇王別姫の方でしたか

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

-

世界史を忘れてしまっているのが悔やまれる。金城武、トニー・レオン、チャン・チェンありがとうございました。やっぱりトニー・レオンの戦う姿はかっこいいですね。音声は別の人があててるのは仕方ないのか。

666号室(1982年製作の映画)

3.8

"映画は失われつつある言語で死に瀕した芸術か?"というヴィム・ヴェンダースからの問い。
ゴダールの、映画はレントゲンのようなもの。映画は見えないものまで映像にすることができる。意識はカメラの後ろにある
>>続きを読む

ノベンバー(2017年製作の映画)

3.7

11月に観たくて。美しすぎる。北欧とはまた別の感じの東欧フォークロア。誰もが実ることのない想いを抱いている夢幻的な世界。水中が拍手したくなるほど美しい。ハンスが詩を聞くシーンも雪が美しかった。人々の欲>>続きを読む

定めなき女の日々(1974年製作の映画)

3.7

先に観た2本よりモンタージュと音が強かった。夫にイライラしていて、おめぇ、これはだめだ〜となり。この夫婦、お互いのこと分かり合ってないな…。ただ、家族のために全力をかけないと決めて、社会と政治のために>>続きを読む

秋のドイツ(1978年製作の映画)

4.0

ファスビンダーの部分ははっきりしていて衝撃。自分の性器を触りながら電話で泣く。それも含めて緩やかに繋がっていて、多様なドイツ映画と言われるけれど、オムニバスとは思えない統一性。その根源には怒りがあるの>>続きを読む

In Gefahr und größter Not bringt der Mittelweg den Tod(原題)(1974年製作の映画)

3.9

『危急の際に中道は死』
「私は全体を見ている 事態は極めて複雑」このことばがすべてだと思うな。思っていたより難しくはなくて、女泥棒、東側のエージェントに絡まり合う大衆。それぞれに見ているものがあって、
>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

上原謙かっこいいもんなぁ。原節子が正面にいて後ろに横になる上原謙のところ構図が素晴らしい。里子ちゃん、おめぇはダメだ。サイダーのくだり見たかったな…初成瀬が『浮雲』だったので期待してしまった。
---
>>続きを読む

逆光(2021年製作の映画)

-

海にとびこむシーン。時代的にも三島なんだ〜。夏の尾道に行きたくなったし、服もかわいかった。がそれくらい。70年代はわたしの中ではもっと色褪せているけど、実際は今みたいに鮮やかだったんだろうな。
恋愛と
>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

4.2

正面から撮るんだ〜固定カメラでの引きもそうだけど、画作りにこだわってるんかな。小津について書かれた本読もう。うわ〜よかった…何も情報いれずに観たけど、かなり哀愁がたくさんでな…それでいてゆったりしてい>>続きを読む

Sans titre(原題)(1997年製作の映画)

4.0

キャスティングから『ポーラX』?ってなったけど、カンヌのために作られたのね。モンタージュで映画史を語り自らの作品にするのは、カラックスとゴダールくらいにしかできないんじゃないかな。天才。

追風(2007年製作の映画)

-

これアニメだけどワンカットなのすごくない…?観たかったな…

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.5

これはわたしには必要な映画だと思った。恋愛について、ことばについて、最近考えていることが描かれていた。市川さんとの違いは、一緒にいた・いる人に対して「好き」だと口にできること。「きっと誰でもショックを>>続きを読む

遭難者(2009年製作の映画)

-

いや、シルヴァンここにいるんかい笑。普通に嫌なやつだったな。ただただフランスで過ごすバカンスを見ていたいっていうギヨーム・ブラックの映画。もうちょっと歳を重ねて観たい。タイトルが秀逸。

天使の入江(1963年製作の映画)

-

ドゥミが握るジャンとジャッキーの運命。ルグランの音楽はやっぱり天才だよ。モノクロでも十分に美しいニースの入江。

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.7

うわ〜ん。難しいところだ。誰かをめちゃくちゃ好きな人は感覚がわかるし受け入れやすいかも。好きな人にはなりたい・繋がりたいから、その細胞が含まれているものを身体に取り込んで共有したいし食べたい、ってのは>>続きを読む

物語る私たち(2012年製作の映画)

3.7

序盤の母の思い出を語るはっぴ〜な感じはよかった。Bon Iverあたり?兄の「何が撮りたいん?」の問いかけに完全に同意。ここではポーリーが語ってほしかった。距離をとるのも選択だけど。編集による作為。

ルイジアナ物語(1948年製作の映画)

3.7

ダイレクトシネマのはしりのイメージ。アライグマいいわね。

天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

-

わたしはエッセイがけっこう好きなのですが、ドキュメンタリーも、その人が確かにいたこと、感じたことを映しとっているからかなり好きなのかもしれない。「先へ進むため」って回答がお気に入りです。「社会を変える>>続きを読む

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

-

わかんないんだよな〜ついてた解説?みたいなの読んでもまだ?がたくさん。俳優の身体から生み出される何かについて。映画にモダニズムがあるなら、代表と言えるかもしれない。一連の流れがスムーズすぎてハラハラを>>続きを読む

シンプルメン(1992年製作の映画)

-

ジャケのシーンが凄い。ここだけ永遠に見ていられる。あとハッとするショットがたびたびある。ハル・ハートリーの位置付けはわからないけど、ジャームッシュからユーモアを除いて、冷たさと哀しさとロマンスを足した>>続きを読む

アクション、ヴェリテ(1994年製作の映画)

4.0

理想と現実。性の生々しさ。最後以外は顔だけなのに…フランソワ・オゾンも天才だ…

オン・エッジ 19歳のカルテ(2001年製作の映画)

3.9

思春期の揺らぎがかなり好きです。社会へのとかではなく、きっと内に向かう揺らぎ。死にたくないと生きたくないは成り立つと思う。音楽が最高なんだなあ。叩かれて口が切れて笑うキリアン・マーフィ…

サインスピナー(2013年製作の映画)

-

久しぶりに動いているティモテみたな。最近こういう格好みないから新鮮だった。

スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

4.0

エドガー・ライトが撮るスパークス。好きが映像に出てた。ベスト・ヒッツしか聴いたことないけど、常に進化し続ける姿勢がファンにとっては"スパークスだから"の理由になるんだと思う。てか出演者豪華すぎる。一瞬>>続きを読む

ラルジャン(1983年製作の映画)

-

手ってなんなんだろうな。宗教観も勉強しないと。削ぎ落としきってて、でもたぶんこれに何かを加えたらうまくいかなさそうなバランス。なんで観たかったのかは忘れた。"The things one can ex>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

-

いつか観よう、観ようと思ってはいて、授業で取り上げられたので。夢と現実を描くにはアニメーションがもってこいなのかも。『インセプション』観たくなったな。最近悩んでいる眼精疲労が悪化した。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.3

クスッと笑える映画は大切にした方がいい映画。ビジュアルに合わずゆるく、ロードムービーでもあるし、音楽映画でもある。レニングラード・カウボーイズの音楽、わたしは好きだよ。ジャームッシュ!『ナイト・オン・>>続きを読む

All of This Unreal Time(原題)(2021年製作の映画)

3.9

謝罪と感謝。寒色な映像好みです。物語内の音と外の音との使い分け。Just I came here to say, every day is a last day, is every day will >>続きを読む

Watching the Detectives(2007年製作の映画)

-

映画オタクのキリアンさん、さいこ〜。ファンムービーですね。goodnight kissにキュンキュンしてた。スパイ中のFuck!で笑っちゃったな。らぶ🫰