しょっちゅう焼酎さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

3.0

原作がつぶやきシローさんなので、それを言ってしまっては身も蓋もない、というか作品の存在価値そのものを否定することになるのかもしれないけど、終始流れっ放しの主人公の心の声(つぶやき)が、ひたすらノイズで>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.2

何てかわいいんだ、いやチャーミング。この言葉が一番ぴったり来る。可憐で素敵。
今まで、オードリー・ヘップバーンの作品は一本も観た事が無く、「ローマの休日」もモノクロ作品であることさえ知らなかったほど。
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草の響き(2021年製作の映画)

3.7

「子供には自分みたいな人間になって欲しく無い」
「父親になんてなれるのかな」
このセリフ。和雄(東出さん)の気持ち、自分には分かります。

罵倒、罵り合いや暴力は一切無いけど、静かに壊れて行く夫婦関係
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

オープニング早々、空母甲板シーンでのあのお馴染みのインストゥルメンタル曲からの「デンジャーゾーン」で、もうウルウル。

公開前からトム・クルーズが乗るバイク、新型NinjaH2が観たくてたまらなかった
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

胸熱でした。そして爽やか。

メガネフェチの私としては、全編メガネ姿の吉岡里帆ちゃんがたまらん。
笑いが一切無い、がむしゃらマジモードの里帆ちゃんも良いですね〜。熱い。

最近、アニメが好きで良く観る
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

4.0

テレビシリーズ全話→本当のアンツィオ戦OVA、と観て来て本作。
バトルシーンめちゃくちゃ長い。というより、ほぼバトルシーン。

オールスターフルキャストの、お祭り騒ぎ総力戦。キャスト多すぎ!嬉しいけど
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

オープニングからテンション上がって、ずっとワクワク感が止まらない気分で観てたのに、中盤、山本耕史が出てくる辺りから、ちょっと失速感を感じてしまったのは残念。
とはいえ、テンポも良くて楽しかったのは間違
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生きててよかった(2022年製作の映画)

3.2

上映後の舞台挨拶でのトーク。
主演の木幡竜さんがとても真摯で穏やかな方で、闘うことしか能がない不器用なあのスクリーンの中の主人公と、どう見ても同一人物に見えなかった。驚き。
移動スケジュールの都合らし
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

人と人の繋がりとは何なのか。
それを深く考えさせてくれる物語。
コロナ禍をきっかけにして、今までにない多様な価値観や新しいライフスタイルが生まれ、模索されている昨今だけど、人間同士の距離感とか繋がり方
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

とても悲しい映画だった。

介護系の仕事をしている友人知人たちに聞いても、認知症は(程度の問題もあるだろうけど)家族の努力だけではやはり限界があり、施設やプロの助力が無ければ、いずれ家庭が崩壊するとい
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

何度かミスリードにやられたけど、その中でも中盤のあれ(岡田くんが実は…)があまりにも強烈だったので、エンディングのインパクトはとってつけたようで、大したこと無かった。

爪フェチコレクターと言えば、私
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

2.0



観たらとてもパリに行きたくなる、という友人のオススメで観たけど、雰囲気、風景を楽しむ映画と割り切っても、そのどちらに対しても全く何も感じなかった。

サルバドール・ダリのキャラが一番良かったけど、
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.3

オープニング早々、これは評判通りただ事では無い!そう感じた。

たった一人で7年間かけて作り上げるストップモーション…、絶句です。狂人か狂気の沙汰、それとも悟りを開いているとしか思えない。
物語の中で
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.5

エドガー・ライト監督は「ベイビードライバー」も未見で、今作が初。

主演女優のお二人、映画の内容、ともに全然ハマらずでした。

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.7

主役の女性が、ABC-Zの塚ちゃんにしか見えなくて、最後まで気になってしょうがなかった。

それはさておき、ナメてました。しっかり怖いよ、これ。
昔懐かしとも言える、正統派な悪霊系のオカルトホラーでは
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.8

これ、きちィ〜。
時系列が細かく前後して、トキメキの絶頂期と地獄の倦怠期が交互にこれでもかと映し出されるので、ツラさ具合がより際立って来るんだよね。
鬼や。
スイーツと激辛を交互に食わされ続ける感じ。
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.3

おぉ、あの形相。俺は「エクソシスト」のリンダ・ブレアーを観ているのか…。な~んて、んなわきゃ無いわね。

本当は「マリグナント」の時同様、ネタバレ厳禁ものなんでレビューしたく無かったけど、ダメだぁ。脳
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

頭おかしいブッ飛んだ変態的怪作だと思うし、ヤバさ全開なのは感じるのだけど、だからといってそれが自分に刺さる作品なのかどうかは別問題だという事を再認識した。
ただ、余計な説明が無い分、色々ととても考察の
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

2.5

抽象的で難解。
クローネンバーグの遺伝子ということで期待し過ぎた。
設定がめちゃゾクゾクするし、オープニングのミッションで、いきなりオオっ!とテンション上がったのに〜…。もったいない。
小難しいことを
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.5

カルトな「生け贄映画」。(何だよそのジャンル)

「ミッドサマー」を先に観てしまったからなぁ…。(こっちの方が元ネタらしいけど)
それでもこの強烈なインパクトなんだから、こっちを先に観た当時の人は、ト
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ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.2

ブラックスーツ姿のマックイーン。
相変わらずカッコいい。惚れ惚れ。やっぱ男は短髪やなぁ。
自分的には、マックイーンのカッコ良さに並べるのはブラッド・ピットぐらいしかいない。

ポンプアクションのショッ
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.0

時代を超えた男の鏡、スティーブ・マックイーンが男子憧れの職業(今どきの憧れ職業は違うのかな)消防士を演るわけだから、カッコ悪いわけがない!

昔、この映画観て消防士に憧れたなぁ。
実際に、この映画を観
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

TPOをわきまえない、一人コスプレ野郎。

ヒーローとは、かくも孤独で因果な商売なのか。
ロバート・パティンソンバットマン。賛否両論あるみたいだけど、特にバットマンシリーズに強いこだわりがあるわけでは
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パピヨン(1973年製作の映画)

4.0

折れない、めげない、挫けない。
これぞまさに不屈の闘魂!!
メンタル強すぎでっせ、おっさん。まぁ、ようそこまで…。
メンタル激弱ですぐヘナヘナ折れる自分には、学ぶ事しきり。

昔、正月の深夜テレビでよ
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ブリット(1968年製作の映画)

3.6

久々にマックイーン観たけど、やっぱり涙がちょちょ切れるほどたまらなくカッコいい!!
こんなにしかめっ面が似合う男は、クリント・イーストウッドを除いてそうそういないのでは。
と思って調べたら、マックイー
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.2

以前に原作も読んで、一作目は劇場に行ったので、今作も行く予定だったけどなんとなくタイミングを逃してしまってた。

ヤクザ映画というよりも、ただのバイオレンスアクション。
鈴木亮平のキャラは確かに怖くて
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徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑(1976年製作の映画)

2.0

ちょっと作品の内容とは関係無い話ですが。
本作をレンタル屋で探しても見当たらないので、このタイトルを見せるのに躊躇したけど諦めて店員さんに聞いたら、
「えーっと、あぁそれ、アダルトコーナーにあると思い
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

2.0

金返せや、コラ〜!!!
って、ウソです、ごめんなさい。観に行った自分が悪い。
これ、よう全国公開でやったな。奇跡。

とかなんとか言いながら、劇場出る時も帰り道も、苦笑が止まらなかった(笑いじゃなくて
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彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

4.2

韓国映画の必須アイテム、ジャージャー麺が、他のどの映画よりもウマそうにみえる映画。
ジャージャー麺、食いてー。マジで。

普通、恋愛映画って、男と女が会って別れて好きだの嫌いだのどうのこうのが大抵のパ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.2

映画の内容、出来がどうのこうの以前に、東出昌大のヘタクソな関西弁が気になって、終始入って行けなかった。
それに比べ、関西ネイティブじやないのに伊藤沙莉の関西弁のうまいこと。
実際、関西人の人が観たらど
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

ダークなサイコホラー系かと勝手に勘違いしてたけど、全然違った。
人殺し銭湯青春ノワール恋愛活劇。何言ってるか分からない方(誰も分からんわ!)は観てみてちょ。
アクション&殺人シーンはあるけど、ゴア描写
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スパイの妻(2020年製作の映画)

2.0

う〜ん…、何なんだこの映画?
良く分かりません。
黒沢清監督だから、ちょっと期待もあったのだけど(当たりハズレも多いけど)。
あと、今話題の濱口竜介監督も脚本に絡んでるみたいだし。

これでヴェネチア
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

2.5

愛だの恋だの…、てやんでぇ。
な〜んて言っても、やっぱり恋愛っていいもんですね、本当に。
人生、これがなきゃ。

あぁ、なんて甘酸っぱい。
猛烈に、人生もう一回10代からやり直して〜!

ニューヨーク
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少年の君(2019年製作の映画)

4.0

ポスタービジュアルと邦題で、BLものと勘違いする人が多いんじゃないでしょうか、これ。私もだいぶ前にこの作品を知った時に、そう思ってました。
なるほど、観て納得のあのビジュアル。そういう事なのか。

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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

爽やかな良作だけど、家族間の葛藤や心情の掘り下げが軽くて浅いので、泣けるほどでは無かった。
それぞれのキャラのたち具合は良いんだけども。
主演の女の子がひたすらキュートだった。

しかし、何ちゅうあけ
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声もなく(2020年製作の映画)

3.8

本来描かれているのは、かなりエグい韓国の闇世界なんだけど、登場キャラ達のノリと音楽のおかげで、結構ライトだった。

それはそうとこれ、脚本とっ散らかってませんか。
結局あれはどうなったの?とか、あの人
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