しょっちゅう焼酎さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

整形水(2020年製作の映画)

3.8

韓国映画のエンタメ的オモロさはアニメでも変わらず。
酷評が多目みたいですが、なんのなんの無問題。私はとても楽しめました。
ずっとおっかなびっくりだし、ただでは済まさないあのぶっ飛びラスト。さすが韓国映
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

2.0

コメディノリのラブストーリーは嫌いではなく…。というより、むしろラブコメ大好きなんだけど、これはなんかノレなかった。
設定があまりにも無理くりファンタジー過ぎる
からなのか。が、それを言っては元も子も
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.2

うわぁ、華ちゃんの髪が長い〜。(個人的にショートのイメージが強いので)
黒木華さん&杉野遥亮くんの、たまらなく愛おしい姉弟コンビの、「ぼくの姉ちゃん」を観て、このお二人のファンになったので(マイオール
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

10代前半思春期の少女の、多感で不安定な心の揺れ動きが、これでもかというぐらいに繊細で丁寧に描き出されている。

オープニングのメタファーが象徴的。

28年前の韓国の一般家庭が舞台だけど、家族の在り
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

2.0

どこに焦点があるのかようわからない。
まぁ、その不条理さ加減が黒沢清監督らしいのでしょう。

松重豊さんの化け物ぶりと、主演女優のセリフの棒読みぶりが光る。
その主演女優含め、被害者たちはやられたり追
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.7

休日の昼下りに、丁寧にドリップしたコーヒーを飲みながら、ゆったりまったり気分で観るための映画。

シナモンロール食いてー。

小林聡美さんが握ったおにぎりなんて、そりゃ世界一おいしいでしょ。

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

4.0

かつては男子誰もが一度は憧れ、通過儀礼として通った我らの教祖様のご尊顔を、突発的に久々に拝みたくなり、ジークンドーのファイトシーンのサワリだけ観るつもりが結局最後まで全部観てしまった。
時計を見て慌て
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.8

異様な設定と独特な空気感は良いのだけど、いかんせん話がイマイチで、期待していたゾクゾク、ゾワゾワ感が全くなかった。
そういう路線ではないのね。

いかにも思わせぶりなショットはいっぱい出てくるんだけど
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机のなかみ(2006年製作の映画)

4.0

序盤は、あべこうじさんが超ウザい男なだけの話で、え、何これ?私何か間違えた、と思ったのだけど…。
あの行為(未遂)のシーンから、来ました来ました〜、グリグリ吉田節。あそこから一気。
毒まみれの中に、ラ
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

4.3

既婚者の方、もしくはこれから結婚される方、是非とも観に行って下さい(出来ればお二人で)。刺さるー。
必見の夫婦映画です。

かなり笑かしてくれました。
余貴美子さん、サイコー。
ゆきのちゃんは相変わら
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残酷で異常(2014年製作の映画)

2.8

一体何が起きてるのか分からんし、先の展開が全く読めなかった。
それより何より、見えそうで見えないドリスのミニスカートが、とにかく気になってしょうがなかった。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.8

似たりよったりだけど、「くれなずめ」よりはまだこっちの方が多少刺さったかも…、かな。

地獄の花園(2021年製作の映画)

2.0

バカリズムさんの脚本ということもあり、アホもここまで来ると一周してぶっ飛び、を期待したんたけど、ただのアホでした。途中からやめたくなってきた。
が、ラストのシュールな哀愁は悪くない。
完敗。

永野芽
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.5

「俺なら自殺するね」、「健常者のチョコレート」、「障害者のナチス」
タブーで不謹慎と取られかねないセリフも厭わない内容どおり、障害者の話なのに深刻で湿っぽくない。
障害者、健常者。そんなことは関係ない
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.3

オートアサシノフィリア(他殺願望)というのは現実に存在するらしいし、エンドロールにも出るけど、某大学教授に心理学取材をしてる事から、学術的にもちゃんと考証はされてるのだと思う。
んなウマイ事行く?って
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天使の涙(1995年製作の映画)

3.8

「花様年華」は良くて「恋する惑星」にはハマらなかったけど、懲りずにウォン・カーウァイ監督3作目。

クールでスタイリッシュな作品なんだろうけど、金城武のドタバタコントがとにかく面白くて、他が全部ぶっ飛
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恋する惑星(1994年製作の映画)

2.0

「花様年華」に続いて、ウォン・カーウァイ監督作品を観てみました。

いや、心のセリフ多いなこれ。
あと、やたら流れっぱなしのCalifornia dreamin'がうるせーな。

観てて落ち着かないな
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.3

「淵に立つ」、「本気のしるし」。どちらもメチャ刺さった深田晃司監督の新作。とても楽しみにしてました。

静かな人生讃歌っていうのかなぁ。
人間生きてりゃ、そりゃ誰でも色々あるわな。でも頑張って生きてい
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花様年華(2000年製作の映画)

3.8

初ウォン・カーウァイ監督作品。

やってる事は、今どきの言い方で言えばいわゆる「不倫」なのかもしれないけど、そんな低俗で下卑た言葉は決して使いたくない、気高く美しい大人の恋話ですね。

プラトニックな
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

悪くはないんだけどな〜。なんだろな。何か足りないんだよね。
もうちょい突き抜けてほしかったし、診療所での終盤の展開がわざとらしくて(全体的にわざとらしいけどあの辺り特に)、興醒め残念。白けた。

あと
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

劇場で予告編を見るたびに、何やこの得体の知れん映画は?ずっとそう思ってて、一切の事前情報をシャットアウトして観てきました。
(だから、ジャンルすら良う知らんかった。ジョーダン・ピール監督だから、まぁサ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.0

80年代映画オマージュネタとオタク好きネタの、オモチャ箱をひっくり返した映画。
まぁ…、何でもありですわね。
頭空っぽで観る映画。何も残らないけど。

ハイテンション(2003年製作の映画)

2.2

え!?何なんこれ。
そりゃズルいわ。伏線も整合性も何もないし。

あと、ハイテンションって言ってるけど、そんなテンション高くねーし。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.0

泣けはしなかったが、まぁ一般的にはそれなりに良いお話だとは思いました。
ところどころ、あざとさがウザくて気になるけど。
それと最初から最後まで、石原さとみさんが演じる梨花のキャラがどうにも受け入れられ
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

1.3

無理矢理都合つけて劇場に行こうとしてたけど、やめて良かった。
レビューのしようが無いほど、全く良さも面白さもわからない…。
何か書こうとヒネリだそうとしたけど、無理でした。何も出てこない。

「バクラ
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.6

悪人が善人をカモにする胸糞ストーリーだと思ってたけど、ちょっと違った。
悪vs悪。なので、どっちが勝とうが死のうがクズが減るだけ。
最後まで飽きることなく楽しめる攻防でした。
しかし、主人公どんだけタ
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.5

現在放送中の「烈日の黄金郷」を観るために鑑賞。
可愛らしいビジュアルの皮を被った、鬼畜アニメ。
テレビ1期の後半からそうだったけど、今回の劇場版はマジできつい。何てことやるの!

全ては胸糞ろくでなし
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

映画の完成度やホラー映画としての怖さ、という話はおいといて、阿鼻叫喚悪ノリテンションの高さでは「哭悲」とタメを張るやんちゃぶりではないでしょうか。

ただ、この手のモキュメンタリー系ホラーのpovでい
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

2.5

綿矢りさ原作の妄想女シリーズ。
「勝手にふるえてろ」、「ひらいて」の順番で観てきました。
どちらも突き抜けた暴走特急女に変わりは無いけど、一言で言うと、
「勝手にふるえてろ」の松岡茉優ちゃんは、めんど
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

2.8

余計な要素をとことんまで排除して、ひたすらスプラッターエンターテイメントに徹する熱い心意気。
すがすがしいまでの、この潔さ。

しかし。
くだらない野暮なことを言うのは不粋の極みであるのは重々承知だし
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マーターズ(2007年製作の映画)

2.0

やっぱりなぁ。フランス人の考える事はわからねー。

あ、そう…。な感じで終わってしまいました。
グロいか、これ?
かといって、話も何だかなぁ。
胸糞カルト集団。

ただ、あの黄緑のペースト状の拷問食が
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.5

テレビシリーズ全話イッキ見直後に、その流れとテンションで観た。
特にこの劇場版は、ダークな世界観なんて言葉だけでは片付けられない、それを突き抜けて、とても宗教的で哲学的な物語だと思った。

そして、テ
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.0

祝、大垣千明二代目グビ姉襲名披露。
やっぱり千明がいなきゃ始まらねー。好きじゃー。
一緒に飲りたいな〜。

皆社会人になった、ちょっぴりビターな大人のゆるキャン。
テレビシリーズより癒やしも笑いもだい
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ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

4.0

散々スゲースゲーと聞いてたけど、本当にスゲー。どうやって撮ってんだろ。CG一切無しのドリフト芸術。
トップガンマーベリックと一緒ですねこれは。劇場で観ないと意味ないやつ。
しかも、あえて前から3列目に
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.3

ありがとう、吉田恵輔監督。やっぱり吉田監督にハズレなし。間違いない。
めちゃくちゃ面白かったー。
いつも通り毎度の、ぐりぐりツボに来る感じ。

毒だらけの中に、ほんのかすかな一筋の優しさ。相変わらずの
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

初めて観たときの衝撃はもちろん無いけど、再鑑賞ゆえに色々と細かい点に気付く事が出来て、とても面白かった。
あの家族のリアルな生活感と湿度。セリフのやりとり。
さすが是枝監督の演出と脚本、冴え渡ってる。
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