Rebelさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ(2022年製作の映画)

3.8

1作目は2021年12月26日に鑑賞(レビューあり)

あのシャイニーシュリンプスが帰ってきた。
LGBTQを扱った映画は何作か観たが、本シリーズほど明るくポップな作品はない。

妙に説教臭くない感じ
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愛する人に伝える言葉(2021年製作の映画)

3.6

人間はみんな、いずれ死ぬ、それが早いか、遅いだけ。でもやはり遅い方がいいに決まってる。

子が先に旅立つ、親にとってこれほどつらいことはない。カトリーヌ・ドヌーブ演じる母の苦悩と哀しみの表情が刺さる。
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.1

面白すぎ。こういう狂ったクリスマスムービーをずっと観たかった。

『ストレンジャー・シングス』のホッパー署長や『ブラック・ウィドウ』のアレクセイ(レッド・ガーディアン)…、戦うデブおやじ姿が毎回カッコ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

2.1

う~ん、なんだかまったく乗れなかった。
ガーディアンズオブザギャラクシーVol.3を観た直後だからか?乗れないまま、ぼんやり観終わってしまった感じだ。

セリフがまぁ作り物っぽく、ヒロインのキャラは永
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.8

上映時間が2時間30分?そんなバカな?

体感的には1時間くらいに感じるくらいテンポが良く、あまりに完璧すぎる完結編だった。

ついに明かされるロケットの過去、そしてお揃いの隊員服をばっちり着こなすガ
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.9

私のGWが幕を開けたが、面白かった。
GWは映画狩りの季節だけに、なかなか良いスタートを切れた。

夢のマイホームに乗って、いざ悪夢の地底探検へ…。

寄せ集めのメンバーが生きて帰るためにあがく姿に、
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.3

フィクションではあるが、近い将来、誰しも必ず訪れるであろう老いのリアルがあまりに残酷で冷たい。

なかなか直視できない日本の高齢化社会の哀しい現実…。

私としては倍賞千恵子さんは世代的に寅さんの妹よ
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ピーター・パン&ウェンディ(2023年製作の映画)

3.7

え?ぜんぜんいい作品に仕上がってるじゃないか。☆スコアもうちょっと高くても良い気がする。

アニメ版は子供の頃、何度も観たから、シーン、ストーリー、セリフに至るまで完璧に頭に入っている。

単にアニメ
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

4.3

ゾッとする話だが、めちゃくちゃ面白かった。

オーツー、アイカルクミ、2011

実話だということで、鑑賞直後、思わず関連ワードで検索をかけて調べてしまった。

12年前の韓国で実際に起こった肺疾患の
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.6

体感時間1時間くらいに感じるくらい、面白い。

黒の組織との深海バトル。

組織の魔の手が灰原哀に迫り来るパターンはよくあるが、今回はかなり危険水域での攻防にヒヤヒヤしながら楽しめた。

黒の組織の不
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ラストサマーウォーズ(2022年製作の映画)

3.9

素晴らしかった。こういう作品ほんと好き。80分と短時間ではあったが、ひと足早い夏の匂いを感じながら、どこか懐かしいジュブナイル映画だった。

主演の男の子は『哀愁しんでれら』で叫んだあの子か…。

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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

「いい人」だけが取り柄の退屈な男と、芸術に生き死ぬまでに何か作品を遺したい男。

壊れてしまった友情ではなく、最初から2人に友情なんてなかったのだろうか。

内戦という状況下で歪に描かれる二人の男と周
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

ワインスタイン事件は私も記憶に新しいが、この事件を白日の下に晒した2人の女性記者の凛々しくも壮絶な戦いは、本作を通じて初めて知った。

告発する勇気、それによって日常すらも崩壊してしまうかもしれない危
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名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)(2009年製作の映画)

3.6

金ローで久々に鑑賞。

キュラソーも好きだけど、映画単発エージェントといえばやっぱりアイリッシュだろう。

雨降る東京タワー…に、そっくりな東都タワーでの決戦…、黒の組織らしい雰囲気というかどこか趣あ
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.7

凍てつく山々に懸命に食らいつく登山家たちの息づかいが飽くなき挑戦と生への欲求を盛り上げる。

登山の歴史を変えるかもしれないマロリーのカメラを巡って、2人の男たちが前人未到の登山に挑む。

どうか…助
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レモネード・マウス(2011年製作の映画)

3.8

たまにはこういう青春映画も良いなと思い、観始めたが、ハマってしまった。よくよく見たら、ナオミ・スコットが出ている。

居残りをきっかけに、出会った若き音楽戦士たちが運命に導かれるようにバンド、レモネー
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.3

面白かったし、全体的にかわいい作品。
ディオールのドレスを買いに単身パリに旅立ったハリスの大冒険。

出会う人々、みんな素敵で、観終わったあとなんともいえない幸せな気持ちになれる。

オシャレは自分だ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

主人公ネリーの前に、現れた少女。
その正体は家を出ていってしまった母マリオンだった。

幼き日の母と遊ぶ不思議な日々が、まるでおとぎ話のようで、とても優しい時間を垣間見ているようだった。

娘が未来か
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.8

伝説のヘアメイクアーティスト、パットが親友の死化粧のために、旅に出るロードムービー。

人生の終着点が近付いた時、私もこんな幻を見てみたい。

愛する人、恨んでいた人…、走馬灯のようにゆっくりと過ぎ行
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.2

「雪舟によろしく」、水墨画に懸ける若者たちの青春ストーリーかと思いきや、人生に絶望していた青年の再生の物語だった。

さらさらと流れる墨の美しさ、2人の心に空いた穴が少しずつ埋まっていく心地よさが、挿
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

最後の最後、チビヒロインが言う台詞があまりに素晴らしく、一気に感情のボルテージが高まった。

34歳、大学中退、独身、定職にもついていないブリジットがナニー(子守り)の仕事から得た大切なこと。

生理
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デリシュ!(2021年製作の映画)

4.0

面白かったし、素晴らしかった!

フランス革命直前の18世紀…
料理を楽しむのは貴族が権威を示すための習慣で、一般人は旅の途上の旅籠でご飯を食べるくらいで、まだレストランはおろか「外食」の文化はなかっ
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.8

2019年4月20日に1作目を鑑賞して以来、約4年ぶりのシャザムを鑑賞(レビューに記していた)

DC作品ながら陰鬱な雰囲気は一切なく、マーベルっぽい要素が強くてパワフルな瞬発力がシャザムの魅力だが、
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

仮面ライダー、全くの無知で鑑賞。
やっぱり初心者には難解だった感は否めない。あと肝心なところのセリフが聞き取りづらく、残念。

しかし日本の特撮が醸し出す独特の雰囲気は観ていて気持ちよく、主人公よりも
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ワン セカンド チャンピオン(2020年製作の映画)

3.8

ミニシアター系映画なのだろうか。とても良作で短時間ながら観入ってしまった。

1秒先の未来が見える男が、ひょんなことから潰れかかったボクシングジムに入り…。

難聴の息子との親子愛、ライバルとの死闘…
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.9

卒業旅行に行ったバリで出会った青年とスピード婚する娘…。

そんな娘を憂れうる不仲両親をバリの朗らかな空気が優しく、包み込む。

子供のことを常に心配するのが、親の仕事。
まさに愛情あふれる素敵なファ
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

1.7

観るだけ時間の無駄。

まずセリフとセリフの間延びがあまりにも長くて、ジリジリしてしまい、まったくストーリーが入ってこない。

これなら日本の漫画版の『戦争は女の顔をしていない』の方がよっぽど分かりや
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X-メン(2000年製作の映画)

3.7

久々に観た。
アニメや原作コミックのカラフルなコスチュームとはうってかわって、シックなブラックコスチュームが逆に素敵だ。

X-MEN VS ブラザーフッドの分かりやすい対決構図も入りやすく、ラストの
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

3.5

美しい妻…、彼女に対する嫉妬や思い込みが産み出した幻想に翻弄される夫ヤコブ…。

恋愛における男のプライドの葛藤が、目の前の実存する彼女ではない妄想を作り出してしまうのか。

7年後に起こる哀しき再
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ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988年製作の映画)

3.8

NETFLIXにドラえもん映画全作品配信されていたので、適当にセレクトして観た。そして思いの外、ハマってしまった。

私がまだ生まれる前のドラえもん映画だが、やっぱりレギュラーメンバーの声は懐かしく思
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.6

フローレンス・ピューの人妻役が意外とハマり役で、奇妙な街の違和感に翻弄される姿に不思議な色気を感じる。

50年代のカラフルなアメ旧車が砂漠を駆け抜けるコントラストが鮮やかなサイコサスペンス…

完璧
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

いいセリフが数発、ボディに入ってくる。

そのセリフを彩るような常に曇り空にどんよりとした空気感が逆に心地いい。

「家族」そして「結婚」「出産」という三重の檻から逃れられないような息苦しさ…。

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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

4.0

この監督の作品は2019年2月23日に鑑賞した『バッド・ジーニアス』以来、4年ぶりだ。(レビューにも記していた。)

カクテルが巧みなメタファーになっており、ウォン・カーウァイ節全開のアートな映像美に
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.1

アニメだからこそなぜか痛切に刺さる。

ある1人の青年が体験した難民生活…。主人公や家族の身の安全を守るために、あえてアニメで描いているが、なかなか強烈なインパクトを残す一作。

危険因子として連行さ
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.8

面白かった。
オオカミ、サメ、タランチュラ、ヘビ、ピラニア…まさに嫌われ者たちの反撃とどんでん返し。

悪いことするより、良いことする方が気持ちいいに決まってる。まさに拘置所にいる囚人たちに教材として
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

実在しない人物をあたかも実在しているかのように見せることが役者の腕の見せ所なら本作の有村架純はあまりに、素晴らしかった。

ちひろさんが穏やかな口調で、さまざまな「当然」を破壊していく感じが、なぜか妙
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