他と比較できない。
この独特の痛々しさ、
苦味はなんだ。
少女であることの圧倒的輝き。
残酷さ。狂気。
一途。無垢。
全てを兼ね備えた一瞬。
単純にジャンル分けできない独自性。癖は強い。受け付けない>>続きを読む
「暗闇でだけ姿を現わす」という、核になるアイデアはいいんだと思う。でも、長編には向いてない。成立させるにはどうしても不自然な状況が生まれてしまう。
割としっかりとストーリーがあるがゆえに、わからない>>続きを読む
ロドリゴの受難、そして選択こそが、キリストが受けてきたことを体現しているのか…?
観終わって12時間以上たった今唐突に思った。
内なる信仰。それは表に見えるものとは対照的だ。静かで、厳かで、凛として>>続きを読む
すごい言い方をすると、今作は「学園モノ」と同列の意味での「盲人モノ」だ。
視覚障がいは全く本質ではなく、物語は普遍的な青春群像劇。刺激的な視覚効果、過激な描写はあるが、そこで「障がい者の性」だの「>>続きを読む
こんなに面白かったっけ?
と首をひねるくらい、初見の時との印象が変わった。
世界観がしっかりとしていて、キャラクターがいちいち魅力的。
これに尽きる。
【超美麗映像×ベタベタの展開】
これ単体だけではなんとも評価のしようがない作品。
当時、エイリアンの前日譚ということを隠して宣伝してたのは罪深いと思う。その前提がなかったら、どうやって楽しめばいいの>>続きを読む
事前の情報を一切仕入れないで観た。
長回しが多くの場面に使われているのだが、それがまた不安感や絶望感を増幅させるのにぴったりで、見事なまでに気分をダウナーにさせてくれる。
そして、衝撃。
これは>>続きを読む
【2017年1発目、驚愕のシチュエーションスリラー】
やっぱり、バケモノよりも何よりも、人間がイチバン怖いんだなと改めて感じさせられた。
盲目の元軍人と強盗の形勢がシチュエーションによって二転三転す>>続きを読む
クリスマスイブの夜になんつーもんを観てしまったんだ俺は…久々に背筋の凍る恐ろしさを映画で感じた。
悪魔の子、というイメージのジャケ写だが、超常現象やらオカルトの類ではない。あくまで人間の恐ろしさを描>>続きを読む
【日常と戦争のコントラスト】
市井の人々の立場からの戦争をこんなにも優しく、鋭く、静かに、抉るように描いた映画はなかなかないのではないだろうか。
原作のテイストを全く崩さず、アニメならではの表現を織り>>続きを読む
【ローグ・ワンのメンバーをもっと見ていたくなる】
歴史に名を残す人物たちの陰には、決して日の当たることのない者たちの、数かぎりない死闘が存在する。
ジェダイなどいない、最前線に身一つで繰り出すの>>続きを読む
お願いがあります。
できれば、誰のレビューもみないでまず劇場に足を運んで下さい!
以下はいや、そんなたわごと知らねーよ、という方に向けた1人の映画好きの心の叫びです。
年間ベスト級来ました。
ただ>>続きを読む
【だいぶマッチョな良質エンタメ。リメイクと思うべからず!】
ロメロのゾンビを逆手に取った、機敏なゾンビ。パワーも増し、むしろ生前よりも運動能力は高まってる。そんな奴らが…全力ダッシュで襲ってくる!!!>>続きを読む
「極限状況の中での人間の恐ろしさ・愚かさ」
がテーマの作品だ。
超常現象もたしかに恐ろしくはあるが、決して原因の究明に主眼は置かれていない。
これまでの価値観が転換した時、狂ってしまう者、これま>>続きを読む
【ロックンロールとアイドルヲタクの親和性】
モッシュピットを真上から捉えた映像は斬新。この凄まじさと美しさを兼ね備えた光景だけでも、観る価値はあると初めに言っておきます。
僕は、ネイチャーこと、NA>>続きを読む
【肉体のインパクトが強すぎた】
長い期間をおいての、2度目の鑑賞。クリスチャン・ベールの猟奇的な役作りでおなじみ(?)マシニスト、である。
1年間不眠のため、ガリガリに痩せてしまっているという設定。>>続きを読む
【映画好きとしてのレビュー】
この点数はもちろん、ハロプロが好き、℃-uteのメンツやももちらBerryz工房の幼き日の姿が見られる!ことも含めたものだが、作品として見応えがあるものになっていたので、>>続きを読む
まさかレビュー対象になっているとは驚き!!ディズニーランドの中で最も好きなアトラクションだったキャプテンE.O.
3D、4D映画の先駆け…かどうかはわからないけど、立体メガネ、光や煙の演出はマイケル>>続きを読む
【主演3人のファンにはオススメ!】
愛すべき棒・東出昌大。
映画の空気を纏う男・池松壮亮。
どんな役も飄々と乗りこなす天賦の才・菅田将暉。
彼ら3人の役作りは難しかったことだろう。元は漫画だが、今>>続きを読む
バタバタしながら観てしまったので点数はつけられないが、香川照之(「蛇の道」)と西島秀俊(「ニンゲン合格」)が黒沢清作品で共演するのは個人的に胸熱。
2人ともまだ上記作品出演当時はブレイク前。Vシネな>>続きを読む
4DXにて鑑賞。
協賛の会社を見ると、パチンコ化ありきの企画ってのは火を見るより明らかなんだけれど、そんなこと関係なく、原作の一番ハードな部分をやり切る潔さがよい!グロすぎず、ぬるすぎずの丁度よい感>>続きを読む
神はクソ野郎。今日もパソコンを使ってブラウン管モニター越しの人類を弄ぶ。そんな父に嫌気がさした娘は、神の目を盗み人類に余命を教え、使徒(友だち)を探しに下界へ降りるーー。
なんとも凄まじい奇想が炸裂>>続きを読む
深く染み入る作品だ。
1人のアメリカ人が、帰りの荷物を持たず、青木ヶ原樹海へと入っていく。
樹海では、そのアメリカ人、アーサー(マシュー・マコノヒー)と、渡辺謙演じる謎の男タクミのサバイバルが展開>>続きを読む
突き詰めれば、現実と虚構に明確な境界線などはない。
作家・井上光晴の虚言--。出自や生育環境、初恋…それらに関する数々のウソ。
「嘘つきみっちゃん」とさえ呼ばれていた少年時代。
でもそれを語る親>>続きを読む
長い時を経て、2度目の鑑賞。
1度目の記憶は、
「クリスチャン・ベールの役作りが相変わらず常軌を逸してるな」くらいだったのだが、今回2度目の鑑賞では、また違った印象を持った。
家族への深い愛情。>>続きを読む
先日亡くなったスプラッターホラーの祖、ハーシェル・ゴードン・ルイス監督を追悼して鑑賞。
ゆる〜〜い展開からのゴア・スプラッター描写の過激さのコントラストが面白い。
殺しのアイディア(正確には殺して>>続きを読む
序盤から、アニメーションとして大切な「動きの気持ちよさ」で魅せてくれる。細やかに、よく動く。それだけでまず嬉しい。
そして、背景の美しさ。
彗星の美しさにまず心をぐっと掴まれる。ここは重要で、皆心奪>>続きを読む
はじめに結論を言っておくと、「怒り」は自分がここ数年観た映画の中でベストの作品となりました。
以下レビューです。
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僕は怒りより、登場人物たちの慟哭に心を射抜かれた。
終盤、嗚咽をも>>続きを読む
幼き時に、コミュニケーションの取り方を間違えた結果、図らずも聴覚障がいを持った女の子をいじめてしまった石田くん。その報いと贖罪と救いの物語。
色合いや美術はとても綺麗で、キャラクターも原作者大今先生>>続きを読む
テレビ鑑賞。
佐々木蔵之介は決して善人顏じゃないのに、ピュアで人望の厚い人格者を演じるとどうしてこんなに輝くんだろう。不思議だ。大好きだ。
軽快だけどおふざけではない、漫画みたいだけどデタラメではな>>続きを読む
映画で恐ろしさに絶望して涙を流したのは、「タイタニック」のクライマックス、タイタニック号が二つ折りになり垂直に沈没していく中、人々が次々と落下していくシーン以来。
舞台が東京なものだから、「あ、ここ>>続きを読む
テレビ放送にて。
「ファインディングドリー」のことが念頭にあるからなのか、久々の鑑賞の中では、ドリーのことが気になって仕方がなかった。
エキセントリックな言動でマーリンをかき回す彼女だが、障害のた>>続きを読む
今回の手法はありだと思う!
ゲームのために制作された膨大な量の高精度なデータ=資産を活かす場として、映像作品はぴったり!
FF7で確立された、ファンタジーとSFが混在した無国籍な世界観が嬉しい。>>続きを読む
割と酷評の多い中、地雷を踏みに行った感はありながらも、「これまで全作観てるのにここで途切れさすわけにはいかん」と、意を決して観に行った。
ところが、抱いていた不安などまったくの杞憂に終わる。今作はこ>>続きを読む
ついにこの時がきた。人狼関連の映画をレンタルやhulu、レンタル落ちを購入して観あさり、ようやく劇場で観るこの機会。
結果的には、
「うーんやっぱレンタルでいいかな?」
と感じてしまった次第(泣)。>>続きを読む
12/7 DVD発売!
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装飾や物語性のない暴力に、カタルシスの解放は微塵もなかった。喉は渇き、胸は苦しくなり、最後には何も残らぬ、ただただ虚無。
柳楽優弥の無垢な暴力、菅田将暉の下劣な暴>>続きを読む