後半30分の対話のために全てがあるような作品。
30年前の作品なので、さすがに古さを感じてしまうところは多々ある。そのダンスはどうなの?とか。
しかしあの時代にこの着眼点というのはお見事。先生と用>>続きを読む
今作を「世界規模のトラブル」とすれば、前作は「全人類の危機」似ているようで切実感は全然違う。
個人的にはマックス・チャンのカンフーマスターぶりがイェーガーの操縦にどう反映されるのか楽しみだったけれ>>続きを読む
嬉しくなるようなB級感。
吹替版のやりとりが楽しくて、テレビの洋画がきっかけで映画好きになった小学生の頃の気持ちを思い出しながらの鑑賞となりました。
意外と王道な青春映画でもあり。
主人公の部屋>>続きを読む
流れ者感とワンマンアーミー感は前作よりも随分薄くなった印象。
そして善人度がやや増した感じ。
過剰に派手すぎないところは人によって地味と感じるかもだし、実際そうかも。
他の方のレビューにあった「>>続きを読む
あの日
あの時
あの場所で
君に会えなかったら
と思わず歌い出したくなるくらいにテロストーリーは突然に。
そんな、偶然の重なりが生み出す奇跡的な現代の英雄譚。
主役の3人を含め結構な人数が本人役>>続きを読む
確かにタイトル通り3つの真っ赤な看板にメッセージを掲載しただけ。
それだけなんだけど、そこから全てが必然的に動き出す。
望まないことも、予想だにしないことも含めて。
愛の終わりを描いた映画としては個人的にベスト級。交互に描くことで生まれる相乗効果がすごいよ。
公開からずいぶん過ぎたけれど、自分にとってはやはり今でも生涯ベスト級の作品。
遺伝子レベルでどうにもならない現実に挑む、静かな熱さ。
ジャンルとしてはSFだけど、映画体験としては魔法でした。
冒頭からレッツゴークレイジーな展開で、その高揚感は最後まで途切れることなし。
前作を観ていた方がもちろんいいけど、単品でこれだけでも、まあ、大丈夫。
しかしエルトンジョンの扱われ方は想像以上。シャ>>続きを読む
邦題が映画のテイストを巧く表現していると思う。アダム・スミスのことはよく知らないけど。
女神の見えざる手、その手数と精度が桁外れで、これはもう痛快なほど。
教会を出るときのミス・スローンの仕草は僕>>続きを読む
自分が、日本語以外の言語で思考することはたぶん今後の人生でもないんだろうけど、
思考のツールとして言語があるとして、それを複数もっているのは、やはり正直羨ましいなと思ったりもします。
「べつの言葉>>続きを読む
イアン・マキューアンの「贖罪」がとても良くて、映画版があることをその後に知って、なかなかのキャスティングだったのもあってDVD鑑賞。
原作が相応のボリュームと読み応えのあるものだっただけに、さて映画>>続きを読む
じっくり腰を据えて鑑賞する楽しさ、というか贅沢さ。
とはいえ、前作を観ていないと多分つらい。
以前の僕には何の取り柄もありませんでした。
仕事はできないし
メンタル面よわいし
彼女は寝取られるし。
そんな時に出会ったのがこれ。
フラタニティブートキャンプ!
まったく簡単だ。 >>続きを読む
シャーリーズセロンの男気満載な突破力にシビれる憧れる2時間でした。全身打撲には氷水風呂。
スージー&ザ・バンシーズが映画館で流れたのは初めての経験。ちょっと、いや密かにかなり興奮した。
絞りに絞った対話と、陸海空それぞれ異なる時間の濃度で描くダイナモ作戦。
撤退の成否は史実どおり(さすがにこれをネタバレとは言わないだろう)なんだけど、その過程の描き方がスリリングで、静かにエモーショ>>続きを読む
まず選曲が最高。オープニング、最強。あのチョイスはパルプフィクションでのミザルーくらい反則!という満面の笑みでの褒め言葉。久々に彼ら(ネタバレになるので誰かは言えない)聴きたくなっちゃったよ。
これ>>続きを読む
オーゥ、イェーア!
最高でした。
国内で劇場公開されなかった作品なので原題easy Aに対して邦題がアレなのも諸々の事情があってのことだろうとは思うけど、
なんというか、そんな女子女子した映画では>>続きを読む
短編集「いちばんここに似合う人」で好きになったミランダジュライ。映画も撮ってると知りチョイスしたのがこれ。
観た後で
「あなたを選んでくれるもの」を買って読んだ。さらに好きになった。
彼女の短編>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
詠春拳vsボクシング。
つまり、ドニーイェンvsマイクタイソン。
最大の見せ場はココかなーと思っていたんだけど、
いやいや、クライマックスの詠春拳vs詠春拳という、じつに熱い展開がたまらんのでした>>続きを読む
ジョンウィックのキリングマシーンぶりとか、コンチネンタルのシステムとか、鳩とかダイヤル式とか、好きな人には最高にたまらんけれど興味ない人にはさっぱり刺さりそうもない映画。
そして、女殺し屋が最高にカ>>続きを読む
かみ合わないユーモアの気まずさをたっぷり時間かけて描いてるのが可笑しい。
かみ合わないんだけど、気づけば、じわじわ浸透してる。そんな、おそらくは「あえての2時間越え」な映画でした。
もともとは違う映画を観るつもりで映画館に行ったら見慣れないポスターがあって
なんだか渋そうな映画だけど誰がつくってるのとクレジット見たら
脚本:ニックケイブ
と。
ここでエリジウムとはサヨウナラ>>続きを読む
これは、
宇宙飛行士の生還の物語でもあり、娘を失った母の再生の物語でもあるんだけど、
胎内という宇宙を旅して「地上に産まれてきた」私たちの物語でもあるように描かれていて、
ほんと好きな映画。
覚悟をもって職責を果たさんとする、名もなき人々の気高い姿にぐっときた。
英雄はサリーだけではない。CAさんも実際のところ相当なもんだと思った。
このレビューはネタバレを含みます
本業は乳母のヴィヴィアン。
仕事中に子どもが交通事故に遭ったとき、ここぞとばかりに激写爆写しまくるあたりが常道を逸してる。そんなところもまた面白かったり。
痛みを抱えたまま生きる人たちの物語。
短い対話のふとした瞬間に濃密な過去の事柄が浮かび上がる。静かに哀しく、時々可笑しい。
みんな傷ついてる。
それは簡単に癒えるものでもないし、乗り越えられないこ>>続きを読む