Hiiiraiiiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.5

2014.5.15 TOHOCINEMAS六本木

マニアックな題材を取り扱う事が多い矢口監督の最新作はなんと林業!

コメディ映画ながら目標の無い青年が仕事を通して成長していく青春映画の側面を持ち、
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.6

2014.5.16 渋谷シネパレス

失踪した娘を探す父親が次第に壊れていく。

単純なサスペンスドラマとして見ても騙し騙されのストーリーテリングに153分の長尺は気にならない。動的な面白さの裏側には
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.6

2014.4.18 イメージフォーラム

1965年9月30日深夜、スカルノ大統領の親衛隊の一派が国軍のトップ6人を誘拐・殺害するという軍事クーデター未遂事件が起こった。
事態の収拾にあたった後の大統
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

4.2

2014.5.25 ヒューマントラストシネマ渋谷

どこにでもある平凡な家族の物語。
母親の脳腫瘍が見つかりわずかの余命宣告を受けた若菜家。頼りがいのない父親と嫁に頭もあがらない真面目な長男とニヒルを
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.4

2014.5.29 TOHOCINEMAS六本木

自身の小説を脚本・監督・役者としてこなした劇団ひとりの第一回監督作品。

父親の浮気がキッカケで母親が家を出たと聞かされ育った晴夫は母親の顔さえもし
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.8

2014.5.26 シネマート六本木

【底】に漂う人間達が苦しみながらもがき光輝く。

仕事上の事故をキッカケに気力を失った佐藤達夫はパチンコ屋で人懐っこい拓児と出会う。彼の実家に招待されるとそこに
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ディス/コネクト(2012年製作の映画)

3.2

2014.5.31 新宿バルト9

今や誰にとっても身近な存在であるSNSをきっかけに起こったイジメ、ネット詐欺、違法サイトなどの日常的になりつつある同時代性の事件をテーマに人間の心の闇を切り取った意
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MONSTERZ モンスターズ(2014年製作の映画)

1.2

2014.5.30 TOHOCINEMAS六本木

人間を操れる男と唯一操れない男の戦い。
ここ数年でもっともツッコミ所が満載な映画。そして褒めるところもまったくない。

この作品は韓国映画の『超脳力
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.9

2014.6.1 TOHOCINEMAS六本木

歴史におけるマイノリティたちの熱き物語。

アメリカ映画の凄さに驚かされる。それは巨額の制作費がなしえる圧倒的な映像の事を指すのではなく、実際の史実で
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.9

2014.6.8 TOHOCINEMAS六本木

はじめて実写の映画を劇場で見たのは平成ゴジラシリーズだった。かすかに残る記憶を思い起こしてもそれは子供向けにデコレーションされた怪獣映画だったのを覚え
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GF*BF(2012年製作の映画)

3.2

2014.6.14 シネマート六本木

戒厳令下の1985年から現在の台湾を描いた男女3人の青春映画。
彼が彼女を思い、彼女は彼を思い、彼は彼を思う。
そんな三角関係の恋愛模様を激動の時代と平行して断
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ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

2.7

2014.6.16 TOHOCINEMAS六本木

旧約聖書「創世記」、「ノアの箱舟」の映画化。
キリスト教圏では賛否両論が起こり上映禁止の騒ぎにまで起こっている本作を無宗教でありただの映画好きの私が
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私の男(2013年製作の映画)

3.7

2014.6.17 渋谷HUMAXシネマ

桜庭一樹の直木賞受賞作の映画化。モスクワ国際映画祭最優秀作品賞作。

ご覧になられた方は皆口を揃えて言うだろうが二階堂ふみが圧倒的に素晴らしい。演技の事は正
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

2.9

2014.6.21 渋谷シネパレス 

第37回城戸賞を初の審査員オール満点で受賞した脚本の映画化。

寛永12年、三代将軍・徳川家光の武家諸法度で制度化された【参勤交代】を扱ったコメディ作ではあるが
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スイートプールサイド(2014年製作の映画)

4.1

2014.6.24 新宿ピカデリー

「惡の華」で人気の漫画家、押見修造の初期作の映画化。
思春期に訪れる【毛】にまつわる愛おしきコンプレックスを通した少年少女の成長物語。

なんなのだろうこの感覚は
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

2014.7.7 TOHOCINEMAS六本木

『ボーン・アイデンティティ』のダグ・リーマンとみんな大好きトム・クルーズがタッグを組んだ桜坂洋原作のライトノベルの映画化。

謎の宇宙生命体と熾烈な戦
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.2

2014.6.28 TOHOCINEMAS六本木

近年のクリストファー・ノーラン監督作品の撮影監督を務めるウォーリー・フィスターによる長編監督デビュー作。

人間を超越したコンピューターによる人工知
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

2014.6.27 新宿シネマカリテ

映画オタクならば一度は名前を聞いた事があるであろうアレハンドロ・ホドルスキー監督による未完のSF大作映画『DUNE』の制作中止に追い込まれるまでの過程を関係者の
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.0

2014.7.5 渋谷シネパレス

2003年公開のカンヌ映画祭審査員特別グランプリ作品の同名映画のリメイク。監督は『マルコムX』のスパイク・リー。

パク・チャヌク版を劇場で見た時はとんでもないモノ
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サード・パーソン(2013年製作の映画)

3.1

2014.7.5 ヒューマントラストシネマ渋谷

3つの都市で3つの物語が進行する群像劇。一見すると無関係に思える複数の登場人物達が絡みあい収束する形式はアカデミー作品賞の『クラッシュ』を思わせるが今
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

2014.7.10 シネマライズ

奇しくも同時期公開の『トランセンデンス』と同じ人工知能を題材にしながら人間の心を深く考えて作られた映画である。ひねりの効いた恋愛映画と思っていたが哲学的要素が会話に
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.2

2014.6.19 新宿シネマカリテ

その色彩の豊かさと独特の構図はもはや名人芸のウェス・アンダーソンの新作です。
いつもの様な淡々とそして独特の映像センスは見るもの全てが「ウェス・アンダーソン映画
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怪しい彼女(2014年製作の映画)

4.5

2014.7.15 TOHOCINEMASみゆき座

70歳の口を開けば罵詈雑言の乱暴婆さんがひょんな事から20歳の姿に戻る可愛らしいファンタジー映画。監督は『トガニ 幼き瞳の告発』のファン・ドンヒョ
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.1

2014.7.31 TOHOCINEMAS渋谷

「この世には目に見えない魔法の輪がある。輪には内側と外側があって、私は外側の人間。でも、そんなことはどうでもいいのだ」と主人公杏奈の独白で映画は始める
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