あくあーくさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

4.0

勧善懲悪モノのシンプルな西部劇かと思いきや、キャラがそれぞれユニークで一筋縄ではいかない展開。そこに政治の話も入ってきてなかなかにテーマが豊富な映画だったなぁ…と思ったら、さらにもうひとひねりの意外性>>続きを読む

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.7

全編モノクロだけど2013年の映画。色をなくすことでちょうどいい枯れた風合いが出てる。色がないことで色を感じるみたいな。武骨なギターの音色が鳴り響き、頑固で不器用でそんなに明るくもない話なんだけど、画>>続きを読む

イーグル・アイ(2008年製作の映画)

3.3

徐々に見えてくる物語の全貌は良い意味で解り易くストレート。ただ、だいぶマイノリティ・リポートに雰囲気近いしどっちもスピルバーグだし、こういうコンセプトは少し食傷気味ではあるけど…。まぁ可もなく不可もな>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

3.6

うーん、どんでん返しモノだけどオチの意外性が弱く、若干物足りない。原作は読んでないんだけど書評を読む限り、原作は「あの台詞」だけで終わってその後の説明シーンがないっぽい。個人的にはそっちの方がぞわっと>>続きを読む

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

2.0

何だこれ。序盤は胸キュンが止まらない映画かと思ったら途中から支離滅裂で訳分からん話になった。そもそも箱入り息子をタイトルに入れときながら、全面的に夏帆側の設定ありきの展開なのもどうかと思う。星野源のコ>>続きを読む

もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.9

B級のアホ映画でまぁ中身も想像してたレベルではあるんだけど、中盤からの畳み掛けてくる展開がなかなか良くて気付いたら号泣してた。そこまで説教くさい演出じゃないのに泣けるってのが良いと思う。基本コメディー>>続きを読む

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.1

西部劇の基本形にして全部が詰まってる感じなんだけど、個人的にはもう少し動きが欲しいなぁと思う。このノリというかテンポに対して、未だ自分は楽しめるレベルに達してないのかもしれない。スタンピーのやかましさ>>続きを読む

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

2.5

試合がむちゃくちゃすぎてワロタwww わざとらしい笑いがさすがに古臭くて気になるのと、クルー早く覚醒しろやって思う。クズすぎて若干うざい。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.3

「鬱屈」を形にしたような映画。観ていると閉塞感と孤独感が蔓延した空気の中で窒息していくような感覚になって、こういう感情ってあるよなぁと思う。登場人物と同じく、何かを突き破りたい衝動に駆られる作品。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.2

短めのドキュメンタリーだけどぎゅっと詰まってて、何とも言えない真に迫るものがある良作。抑えめの演出にしてあるのにドラマを感じるのは、何より真実自体がドラマチックだからだし、題材を巧く活かしてる証拠だと>>続きを読む

名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵(2016年製作の映画)

3.6

予想以上に新作になってたけど、改めて観るとなんかしみじみするなぁ。終盤は次の劇場版への繋ぎってことなのかな。もう普段のTVシリーズは観てないけど、これだけずっと劇場版を観続けてるのはコナンだけだよなぁ>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

3.9

次は何が来るんだろうと背筋をぞわぞわと逆撫でされるような展開の割に、ラストは比較的無難なところに落ち着いたなぁという印象。現場に向かうまでの車中でのやり取りも引き付けられるし、これからもうひとひねり来>>続きを読む

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.7

ウルヴァリン三部作突入。初期三部作より好きかも。ローガンの見た目がこっちの方が好きだ。何よりそれぞれが能力活かしまくってるし、バトルがスピード感あってアツい。ガンビットかっけー。ウェポンXIとローガン>>続きを読む

X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.4

初期三部作完了しましたが…何だかいつまで経っても乗り切れないのはもう個人的な好みの問題だと思う。アベンジャーズ系は好きなのに、何故かX-MENはしっくり来ないんだよなぁ。先ずどうしてもプロフェッサーと>>続きを読む

HERO(2015年製作の映画)

3.7

観てて安心感のある面白さ。劇場版だけど思ったよりおとなしめの作品でした。あんまり躓かずにスパスパ進むのが少し気になったけど、リラックスして観たい時にはちょうどいいかも。北川景子と松たか子が両方出てるの>>続きを読む

タイタンの逆襲(2012年製作の映画)

3.2

まさかの続編。でも前作より好きかも。相変わらず超展開の連続なんだけど、慣れたというかRPGだと思えばついていける気がしてきた。とにかくでかい奴と戦う作品。山よりでかいクロノスとかもはや笑えてくる。ワン>>続きを読む

タイタンの戦い(2010年製作の映画)

2.9

まぁB級ファンタジー。何とも脈絡なく、とりとめなく進んでいく話。いや、たしかにギリシャ神話を映像化したらこうなるのかもしれないけど、なんか展開が突拍子もないというか説得力ないまま進んでいく感じ。クラー>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.8

うーん、けっこう期待してたんだけどなぁ…正直かなりの期待外れ。とにかく中身が薄っぺらくて、悪ぶったコスプレ集団がただわがまま言ってるだけの作品。「ヴィランズだからこれ!」っていうのが全然なくて、バトル>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

2.8

ドラッグと暴力とセックスのオンパレードと、原色で強烈な印象を残す映像が鮮烈な作品。この胸クソ悪くなる感じ、映像文学ってやつだなぁ。なんともアンバランスで不安定で、近代美術のような独特な世界観がすごい。>>続きを読む

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.3

壮大な大河ドラマの終焉。冷酷と非情の渦の中にひたすら落ちていく悲劇を描いた前2作に対して、今作は哀愁の中を彷徨う3時間。作中から感じるのは懺悔と懇願のような、どちらも「祈り」だなぁと、バチカンも出てく>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

4.2

圧倒的戦力に300人だけで立ち向かう男たちの物語。って話に聞いてた通りの内容ではあるんだけど、実際見てみると何だこれすごすぎる。新・映像革命と銘打たれた通り、見たことのない映像体験。陰影が強めの画作り>>続きを読む

X-MEN2(2003年製作の映画)

3.4

2作目。本当に数年で一気に映像が進化するなぁ。前作のキャラの出し方とか、また違った方向性の敵キャラの出し方とか、随所にいかにも2作目らしい物語の膨らませ方が見られる。安心感はあるけど、少しテンプレすぎ>>続きを読む

X-メン(2000年製作の映画)

3.4

2017年初映画はX-MEN全制覇計画からスタート。というわけで1作目から。2000年公開って新しい映画のイメージだけど、もう17年前なんだなぁ。映像からはもはや少し時代すら感じてしまう、それくらい映>>続きを読む

ナバロンの要塞(1961年製作の映画)

3.5

一つの作戦をじりじりと描いた映画だけど、思いの外見入ってしまう作品。ある程度時代を感じる作品って、一つの出来事をじっくりと描いてくれるのが嬉しくて、最近そういうのが個人的な好みになりつつある。序盤から>>続きを読む

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

3.4

悪くはない。悪くはないんだけど何だか入り込めないという乗り切れない感じ。時間的な制約もあるし深くなり切れないのは仕方がないのかなぁ。クラスメートがみんないい奴すぎて、あまり抉らず気持ちいいところを撫で>>続きを読む

ダーク・シャドウ(2012年製作の映画)

3.8

思いの外展開が予想できなくて面白かった。序盤の駆け足なとことか、全体的なトンデモ展開とか、いずれもわざとやってる感じなのが良い。シリアスなのかコミカルなのかどっちだよ!っていうツッコミを楽しむべき作品>>続きを読む

ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

2.9

クリスマスに合う映画チョイスその2。合うというかドストライクなクリスマス映画。一つ一つのイベントがまどろっこしくてしつこい。あとはCGだしとりあえずジェットコースターにしとくっていう薄っぺらい感じがち>>続きを読む

ヒット・パレード(1948年製作の映画)

4.2

クリスマスに合う映画を、と思ってチョイス。がっつりミュージカルを想像してたけど、あくまで演奏シーンが多いって意味でミュージカルではなかった。でもクリスマスにぴったり。一言で括ると「ジャズ」になると思う>>続きを読む

映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)(2013年製作の映画)

3.7

大冒険感はあまりなく、こじんまりとした場所でわいわい盛り上がる話。映画というよりTVスペシャル的な印象。分かり易く張られる伏線とその回収に加え、ギャグ要素が多めで楽しい。終始明るく、でもコンパクトにカ>>続きを読む

ネバーランド(2004年製作の映画)

3.7

思ってたより子供向けの映画だったけど、むしろそのおかげで期待以上に面白かった。比較的退屈なヒューマンドラマだったりするのかなぁと思ってたけど思いの外ファンタジックで観やすかった。綺麗な映像と美しい物語>>続きを読む

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.6

過去からタイムスリップしてきたら現代の生活に戸惑ってドタバタ…という感じにはあまりならない映画。それよりも真っ直ぐでいること、勇気を持つことの大切さを感じられるストーリー。勇気とは迷わず飛び降りること>>続きを読む

オリヲン座からの招待状(2007年製作の映画)

3.3

原作は既読だけどもうあまり覚えていない。良くも悪くも可もなく不可もなく、な映画。あらゆる面で中途半端なのは否めない。まぁぼーっと観てる内にけっこう時間が経ってるので、そこまで悪い映画でもないかもしれな>>続きを読む

スタア誕生(1954年製作の映画)

4.0

単なるシンデレラストーリーでは終わらない、3時間弱の大作。キャラクターにスポットを当てながらも「スター」という存在そのものを描いてるのが印象的で、タイトルが全てを表してる作品。終盤の悲劇的な流れにも話>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.2

何が真実で何が嘘なのか。何が存在していて何が虚像なのか。そもそも「真実」は「存在」しているのか?観終わった後にイメージが溢れ出て止まらなくなる。語っていることは一つなのに、そこから浮かび上がるのは二つ>>続きを読む

RWBY Volume1(2013年製作の映画)

3.9

日本風のキャラがアメリカ風の動きをするのが良い意味で独特。マーベル作品を観てるかのようなアクションとカメラワークがとにかくハイクオリティ。これは日本人にはなかなかマネできないとこかな。しかし背景や動き>>続きを読む

水曜日のエミリア(2009年製作の映画)

3.2

軽めの恋愛モノを想像してたら思いの外重めの話だった。観ていて苦しくなるけど、これくらい不安定で衝突し合うのが人間というものだよなぁと思った。お互いにぶつかり合って、戦って、支え合って、いつの間にか形に>>続きを読む