あくあーくさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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フェア・ゲーム(1995年製作の映画)

2.8

ぬるいなぁ。逃げながらクレジット使って居場所がバレたり、地味に電話を逆探知されたり、何かとぬるい。コンピュータとかの技術的な描写に関して、20年でこれだけ古臭く感じるってのも、科学の進歩を喜ぶべきなの>>続きを読む

地下室のメロディー(1963年製作の映画)

3.8

完成されてるなぁ。サスペンスだけど、良い意味でどこか気の抜けた雰囲気はフレンチ・フィルム・ノワールの魅力かもしれない。犯罪モノでありながらオシャレでジャジィな空気とか、こういうのがオーシャンズシリーズ>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.6

法廷ドラマよりも家族ドラマ、親子ドラマの要素が強め。重厚な法廷モノを期待して観ると少し物足りなさを感じるかもしれない。事件の真相にもそこまでの重みはなく、意外性はあるかもしれないけど説得力が弱いかなー>>続きを読む

ドミノ(2005年製作の映画)

3.1

鮮烈な色合いと何かのPV並に切り替えまくる映像で正直疲れる。内容はなんだか解り辛くてすっきりしないなぁって感じだけど、まぁそんなに深く考えずに観れる作品ではある。ハマる人にはハマるかも。キーラ・ナイト>>続きを読む

21グラム(2003年製作の映画)

3.4

ひたすら時系列いじりまくりの作品。すごく複雑で重たく見えるけど、終わってみるとそれほどでもないかなという気もする。なかなかに哲学的ではあるので、感じ方は人それぞれかもしれない。人は誰しも命が消える時、>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

静かで抑えた演出と、灰色でトラディショナルな色合い。それに溶け込みながら鋭く刺さる音楽。この史実をまさにイメージ通りに巧く映像として描き切った良作。ドキュメンタリー的な実際の映像や音声もドラマ部分にタ>>続きを読む

サンシャイン 歌声が響く街(2013年製作の映画)

3.7

なかなか観る機会のないスコットランド映画。先に歌があって、それに物語をはめ込んだジュークボックスミュージカルの小品。イングランドとはまた違う、スコットランドのカントリー感溢れる街並みが素敵で、地味だけ>>続きを読む

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.4

上映時間のせいもあって、長編映画というより短編か中編くらいの印象。特にラストの雰囲気がハリーと少佐のバディシリーズの一つ、みたいな感じでそこはけっこう好き。別に続編はないんだけどね。良くも悪くも配役の>>続きを読む

スパイ・レジェンド(2014年製作の映画)

3.4

ありきたりなカーチェイス&ドンパチに加えて、少し入り組んだ国際的陰謀と渋めのスパイの雰囲気が漂ってるのは好印象。でもまぁ全体としては並の出来。ひたすら主人公がチートだけど「元伝説のスパイだから」で全部>>続きを読む

深呼吸の必要(2004年製作の映画)

4.1

久々に良い邦画を観た気分。こういう雰囲気推し系の映画ってそれだけで終わってたり、もしくは妙に浮世離れしてるのが鼻についたりすることが多いんだけど、これは非常に良いバランスで着地してる感じ。何かが起きる>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.4

仕事で成功して欲しいものは何でも手に入れてきたつもりだったけど、その中で切り捨ててきて見失っていたもの。とある奇跡を通してそれに気付く。というよくあるストーリー。その展開自体を悪いとは思わないので、そ>>続きを読む

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.7

シリーズ第1作なので序盤は過去の話やら世界の説明やらが多くて、半分以上過ぎてからが本番かなって感じ。で、その本番入ってからはとにかくバトルなんだけど、それがひたすらすごい。バトルのスピード感だけで言っ>>続きを読む

タイムライン(2003年製作の映画)

3.2

トンデモB級冒険ファンタジー。SFよりインディ・ジョーンズ寄り。最初から最後まで突っ込みどころは満載だけど、まぁ解り易い娯楽モノってことで。

マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.1

あまり期待してなかったんだけど、これはなかなかの良作。前半と後半でその様相を全く違うものに変える構成がよく出来ていて、どんでん返しに頼らずともこういう二部構成が作れることに感心した。サスペンスでありロ>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.8

アウトローが大逆転して巨大組織に一泡吹かせる痛快活劇みたいな映画に見えるけど、例によってそれは日本の間違った宣伝のせい。半沢直樹以降の日本における大逆転ブームのせいでこんな邦題が付いてるんだと思うけど>>続きを読む

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

3.6

近年稀にみるぶっ壊しっぷりだなこりゃwww アクションがとんでもなくて、ハリウッドのアメコミかと思ったよwww 推理的なものはほぼなくて、組織エピソードとキャラを劇場版で楽しむ為の作品。あといつになく>>続きを読む

高台家の人々(2016年製作の映画)

3.3

突っ込みどころ満載な脚本&演出だけど、綾瀬はるかがひたすらかわいいからまぁいっか、ってなる作品。序盤は「謎解きはディナーのあとで」的なエフェクト満載でやっていくのかなと思ったら、中盤からそれもあまり無>>続きを読む

トッツィー(1982年製作の映画)

3.7

ただただダスティン・ホフマンがすごいwww 女装のまま裏声から急に地声に戻る時が最高に笑えるwww 女性蔑視や歪んだフェミニズムへの風刺も織り交ぜつつ、基本は肩肘張らずに観れるテンポの良いコメディ。で>>続きを読む

マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.8

ドンパチよりもキャラの魅力を押し出したクライムコメディ。マフィア映画と家族ドラマのバランスがすごく良くて、なかなか他に観たことない作品。家族ドラマと言っても泣かせる系ではなくて、それぞれのハチャメチャ>>続きを読む

ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.7

出だしから当たり前のように「人類より遥か昔から生きていた」って言われてテラワロタwww 古代の壁画に普通にいる感じがじわるwww 内容としてはスピンオフの域を出ないんだけど、とにかくボブが可愛すぎてこ>>続きを読む

ヘッドライト(1955年製作の映画)

3.1

雰囲気はいかにもフランス映画。でも内容はそこまでフランス感はないかな。しかしまぁなんつーか突飛だよね。リアリティはない。そもそもクロはこの男のどこに魅力を感じたんだろうか。どこにも行けない自分の現状を>>続きを読む

15ミニッツ(2001年製作の映画)

3.1

マスメディアとそんなマスメディア像を作り上げてしまった民衆の集団心理や倫理観に対する風刺と警鐘。というほど仰々しいものではないかな。物語が大きく前編後編に分かれてることはそこまで悪くないと思うんだけど>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.9

ビーストを物語の核に置きたいんだろうけど、本作を見る限りあまりそうはなってないように見える。それよりも魔法界と人間界の関係性とか社会の大きな動きを描く方向性の気がする。ハリポタもそうだけど、ローリング>>続きを読む

駅馬車(1939年製作の映画)

3.6

ジョン・ウェインが若い!西部劇だけど群像劇的な印象。あっという間にロマンスが起きるのとか決闘の後の倒れ方とか今でこそテンプレに見えるけど、そういうのを作り上げたって意味で金字塔なんだろうなぁ。登場人物>>続きを読む

ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.7

最高に滑稽で愚かで愛おしいブルジョワたちの人間模様。風刺映画としても勿論素晴らしいと思うけど、これが約80年前の作品かと唸らざるをえないカメラワークが秀逸。細かいカットも多いけど疲れないし、画面いっぱ>>続きを読む

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.1

相当くだらないコント番組のようだけどそこそこ面白い。何もかも上手くいかなくてそれでも最後には前を向いて進んでいく系の映画だけど、その上手くいかない様子が想像以上に容赦なくて激しくて笑える。主人公の荒れ>>続きを読む

ハーモニー(2015年製作の映画)

4.2

これ好きだわぁ。設定としては(今となっては)そこまでの目新しさは感じないもののここまで引き込まれるのは、やはりしっかり描き込まれた世界観の魅力。そしてほぼ全編が会話シーンで進められていくその作りに対す>>続きを読む

台風のノルダ(2015年製作の映画)

2.8

リアルに台風が来てるので鑑賞。短編映画なので細かい設定云々より何か一つの事象に着想を得てそこから膨らんだイメージを映像にしましたって感じ。まぁそれ以上でもそれ以下でもないかなという作品。作画と動きの描>>続きを読む

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016年製作の映画)

4.1

新ドラリメイクとしては2作目の鑑賞。序盤は原作をかなり忠実になぞった作り方かと思ったけど、ところどころ演出を大げさにしたり教訓じみた感じにしたりすることによって時間を食って、肝の部分がぱたぱたと進むな>>続きを読む

ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)

1.5

ただただ支離滅裂な会話をヒステリックに喚き散らしてるだけで何が何だか解らないっていうのが正直な感想。申し訳ないけどハマらない人にはハマらない作品なんだと思う。じゃあ不思議で独創的な作品なのかと言うとそ>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.2

いやーーー、名作の呼び声に全く恥じない傑作。舞台はものすごく限定的だし話はさっぱり進まないのに、これだけ動きや臨場感を感じさせるのは一体何なんだろう。コメディーとして笑いの要素も豊富だし、かと言ってそ>>続きを読む

シンプル・プラン(1998年製作の映画)

3.8

120分間ずっと内臓を掴まれてるような緊迫感。中盤からはそれに加えて胸を締め付けられるような悲壮感と絶望感。最初はジェイコブとルーがクズすぎるかと思ってたんだけどそれは表面的なイメージだけで、徐々にそ>>続きを読む

9デイズ(2002年製作の映画)

3.1

テンプレ通りの展開をテンプレ通りなぞっていく作品。洋画ってそういうことをけっこうさらっとやるよね。邦画はそうでもないような…。ちょっと敵も味方も秘密兵器もガバガバすぎない?って気もするけど、そこも含め>>続きを読む

美女と野獣(2014年製作の映画)

2.9

それっぽいキャラがいろいろ出てきてそれっぽいことしてるけど、どうにも支離滅裂で深みがない。兄弟姉妹たちの薄い感じといい、よう解らん占い師と悪役っぽい奴の何となく感といい、なんかとりあえずって感じなんだ>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

3.8

ストーリーも雰囲気もこれぞ古典ミステリという感じで魅力的。モノクロでありながら光と影が凄く鮮やかで色合いすら感じさせる映像美。内容的には比較的暗い話だと思うんだけど、「ハリー・ライムのテーマ」のおかげ>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.1

恐らく約10年ぶりの再鑑賞。あぁ、とてつもなく新海だなぁ…。当時は貴樹にイライラしすぎて正直かったるかったんだけど、今観たらめっちゃ良かった。大人になった(or老けた)のかな…。言わずもがなの美しい映>>続きを読む