あくあーくさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

4.0

上の句からの一気鑑賞。更にアツさを増した試合シーンがたまらん。良くも悪くもひたすら爽やかで明るい青春モノだけど、上の句と同じくリズムの緩急と映像の引き付け方が素晴らしくて飽きずに観ていられる。そして連>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.9

原作は未読。地上波だからカットされた部分も多そうだし、全体的にはまぁよくあるマンガ原作の実写化の域を出ないかなーっていう出来。でも試合シーンの迫力、リズムの緩急、テンポの気持ちよさはなかなかに秀逸。そ>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.3

東京の街並みを洋画的なタッチで撮った映像が印象的。上手く言えないけどやっぱ洋画と邦画って違うよなぁと感じる。それぞれの人生ドラマだけど、コメディー的な柔らかな空気も良い。しかしいかんせん洋画に出てくる>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

兄ちゃん良い奴だなぁ…。最高にダサくて青くて単純で向こう見ずな少年少女たちの青春を、80年代全開の音楽に乗せて駆け抜ける映画。脚本はヌルいし「え、そこで終わるの?」って思うラストだけど、たぶんそれ以上>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.5

そんなに酷評されてるほど悪くはないと思うけどなぁ。でも中途半端な新房昭之感と中途半端な大根仁感が岩井文学によって不味い具合にブレンドされて打ち上がっちゃった感は否めない。どっちかに振り切れてくれれば良>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.7

ノスタルジーの塊のような映画。これぞ岩井節という感じの瑞々しくゆらゆらと揺れる水面のような空気感。心よりも先に身体が動き、未だ自分の感情に名前が見つけられないような青春時代の描き方が秀逸。そこに田舎の>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

エモい。エモすぎる。ひたすら必殺技で殴り続けられているような感覚。ディズニー映画の中で一番盛り上がる曲を全部ぶち込んできたような気持ちよさ。展開はすっ飛ばしまくりだしハイライトだし重みも膨らみもない。>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

2.4

何だこりゃ。びっくりするくらい中身が無い。設定の必要性もないというか、途中から設定ガン無視するし。フジテレビ感丸出しの映画なのは別に構わないんだけど、それにしてはドタバタ感も中途半端。大騒ぎして笑って>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.8

瑞々しく美しくフレッシュで、それでいて不恰好な青春映画。全編に流れるシュールな笑いと、花とアリスのコントのような掛け合いが楽しい。独特な空気感だけど、そこまで鼻につかないのも良いかな。全然スマートじゃ>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.6

もう過去作との繋がりを考察することは止めたけど、たぶんそれで正解。果てしなく西部劇で、どこからどう見てもターミネーターな映画。内容の地味さの割にアメリカでの評価がめっちゃ高いのはそのへんのいろんな映画>>続きを読む

ザ・インターネット(1995年製作の映画)

3.1

インターネット黎明期に人々が妄想してたであろう「ネットを通じてこんなふうに何もかも操作されてるかもしれない」的な不安をそのまま映画にした感じ。今になって観るとガバガバでゆるゆるなハッキングだし、いちい>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.5

前編から連続鑑賞で臨んだ後編。正直、うーん…?警察と記者との関係性、警察庁と県警の対立、更には事件の裏に隠された組織の闇…いろいろな要素が詰め込まれてると言うより、それらがどれも中途半端になってるよう>>続きを読む

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.9

前編は警察と記者との関係性、報道のあり方についてのやり取りが主で、事件の本番は後編にて!って構成。原作未読なので、何が話の軸になるのかな?と探り探りで観てたけど、なるほどそういう構成なのかと好感触。キ>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.7

ひっきりなしに流れる80年代の名曲に浸るだけで満足な映画。MVを映画の中に組み込む表現方法を確立した功績はとても大きい。ストーリーはゆるゆるなので、連続でMVを観てると思うべき作品。OPの「What >>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.9

これが50年以上前の映画ってマジですか?な感じの、ザ・ミュージカル。間髪入れずに流れ続けるビッグバンドジャズ。キレのあるダンスにダイナミックなカメラワーク。主要キャストだけじゃなく周りのダンサー含めて>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.2

めっちゃ面白かった。めっちゃ泣いた。終盤ずっと泣きながら鼻かんでた。もう最初から最後までストーリーの予想がつくし、ゴーストの設定もざっくりでご都合主義だし、事件の背景も深みはないけど、そんなの全部黙ら>>続きを読む

ミルドレッド・ピアース(1945年製作の映画)

3.9

最初に事件が起きて、そこへ至るまでの経緯として物語が展開する映画。純粋なフーダニットとホワイダニットを楽しめる古典ミステリ的な構成が好き。更には上流階級と労働者の対比、社交界の生活から抜け出せない娘の>>続きを読む

ヴァン・ヘルシング(2004年製作の映画)

2.9

全体的に漂うコスプレB級映画感。いろいろ語られないままなのは続編ありきだったんだろうってことでまぁ許せるんだけど、それにしてもいろいろ中途半端。なんとか雰囲気を出そうとしてるけど、ただ画面が暗くて見づ>>続きを読む

陪審員(1996年製作の映画)

3.4

法廷サスペンスではない。殺し屋に追われる系サスペンス。ドンパチ少なめの静かなストーリーは好き。陪審員制度とか推定無罪の仕組みって、物語になるというかわくわく感あるよね。殺し屋の異常性にイマイチ説得力が>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

実は初見。名作だなぁ。70年以上前の映画とか信じられん。画面の動き、カット割り、名台詞の連発、音楽の美しさ、何を取っても全く古臭さを感じない。こういう名作系ってたいてい何の脈絡もないラブロマンスと主人>>続きを読む

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)

3.8

3時間半弱の超大作。たしかに長いけど見入ってしまうので苦痛ではない。ロシア革命の騒乱の中で「自由な一個人」であるジバゴがいかに振り回され、その自由を奪われたのかが象徴的に描かれた作品。観ていて胸が苦し>>続きを読む

リピーテッド(2014年製作の映画)

3.4

深夜にやってそうな地味な中編映画。でもその地味さが上手く効いてて、いきなり物語の真っ只中に始まりながらも抑えた演出で進む序盤はけっこう好き。まぁ終盤に進むにつれて「こんなもんかな…」って感じになるんだ>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.0

全ての場面が絵画のような美しさ。詩情溢れる風景。しかし内容に関してはあまりに詩的すぎて個人的にはなかなか難解だった。しかしどこまでもゆったりとした動きにも関わらず、目を離せなくなる力を持った作品。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.7

宣伝文句からはもう少しミステリアスで重厚な組織の陰謀的なものを期待してた。浅くはないんだけど、ちょっと物足りないかな。上映時間を見るに、TVだったからカットされてたのかも。ひたすら無理矢理な拷問で押し>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.1

タイムリープモノの基本形。シュタゲ大好きなくせして初見でした。深く考えなくても流れだけで理解(というより許容)できるんだけど、仕組みやルールをよくよく考えると悩み始めるし、矛盾というか隙はちょいちょい>>続きを読む

エデンの東(1954年製作の映画)

3.7

親子の確執、兄弟の優劣、理解されたい気持ちと反抗心、そして家族愛を求めながら全てが上手くいかないように感じる鬱屈した青春の空気。テーマははっきりしてて解り易いけど、聖書と絡めながら気高く描かれた様子が>>続きを読む

誘う女(1995年製作の映画)

3.1

ちょうど先日「ブルージャスミン」を観た後だから、富や名声やプライドに囚われた女系で共通した感じ。でもこっちはちょっと安っぽいかなぁ。もはや殺人すら悪だと感じてなさそうな、終盤の麻痺したような貼り付いた>>続きを読む

劇場版 MOZU(2015年製作の映画)

3.5

ドラマからの地続きだと思って観ると正直がっかりする。スピンオフくらいの気持ちで観た方がいいかな…。ダルマの真相はありきたりだけど、まぁ許せるレベルの着地だと思う。新谷登場シーンもカッコよすぎる。ただ、>>続きを読む

アンノウン(2011年製作の映画)

3.1

突っ込みどころ満載サスペンス。オチとしては予想より二ひねりくらいしてあってまぁよかったかなと思うんだけど、いかんせん敵側が強かったり妙に弱かったり大味すぎるのと、「あれ?」ってとこが多すぎる。架空の博>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.8

ひたすら滑稽で愚かで、それでいて高潔であろうとする、何とも人間臭い物語。虚栄と現実逃避に溺れて自他を見失い、内面から外面まで溶け落ちていくケイト・ブランシェットの演技がとにかく凄い。テーマは重そうだけ>>続きを読む

好きだ、(2005年製作の映画)

3.0

キャストだけで観る価値のある映画。宮崎あおいと瑛太が最高すぎる…。17歳篇の青臭さと瑞々しさと初々しさに胸キュンが止まらなくて身悶える。でも、34歳篇の展開はちょっと…結局何がしたかったの?感が強い。>>続きを読む

世界で一番パパが好き!(2004年製作の映画)

3.3

いやー、もう絵に描いたようなアメリカ映画。典型的なニューヨーカー夫婦の言い合いとか、唐突な心変わりとか。台詞の言い回しもいかにも映画というあアメリカドラマって感じ。でもたまにはいいかな。ガーティーかわ>>続きを読む

シカゴ(2002年製作の映画)

3.7

実は初見。こういう話だったのか。ショービジネスの話かと思ってたら、ステージで歌ってる時間はめっちゃ短いんだね。ストーリーもちゃんとあるんだけど、そんなことよりもう踊り出しちまえ裁判所!って感じの振り切>>続きを読む

コンタクト(1997年製作の映画)

4.0

通してちゃんと観るのは実は初めて。こういう映画って広げた風呂敷をどう畳むかによって賛否両論が必ず出ると思うんだけど、よく着地させたなぁと思う。J・フォスターのアツい演技にこっちも引き込まれるし、ファー>>続きを読む

王になろうとした男(1975年製作の映画)

3.2

非現実的でありながら現実感も感じさせるこの雰囲気、昔からの冒険小説って感じだなぁ。それこそトムソーヤとか二年間の休暇とかそういうのにも通じるものがあるよね。ここにエンタメ性が足されていって、80~90>>続きを読む

ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)

3.9

小品感漂うけど、個人的にはけっこう好き。アル・パチーノのやんちゃなジジイ感。クリストファー・ウォーケンのカッコよさとちょっと間の抜けた感じ。全体通して渋さとアホっぽさのバランスが良い。そこにベースの設>>続きを読む