諸行無常。登場人物全員ギリ泣いてないって感じの人たちで、こちらはそれをひたすら笑い飛ばさせていただきました。
この人の映画だいたい中盤わちゃわちゃするけど、これはそのわちゃわちゃ感がこぢんまりしてて少々物足りなかった。
結構長いのに全然そんな気がしないのは絵とか話とか魅力的だからなんだろうな。
へこたれようとも楽しもうとも時間は進むし、生きてる限り早くもならず遅くもならず流れるのだから、前向きにいかないともたないわな、と。悲しむという行為は一種信仰上の儀式のようなものだと割り切りつつ。
なんか見るタイミングで印象変わりそうな気もするけど、現段階ではそれ言ったら身も蓋もないだろってしか思わなかった。完全に忘れた頃にもう一回見ようかな。
見てて楽しかったけどヤク中死んでいいじゃんて思っちゃうし何であんたら戦ってんのって感じだった最後。
こんなに無茶苦茶なのにそんなに支離滅裂じゃないのすごいな。見てると毎回楽しくて笑ってしまう。おかしな話じゃないはずなのに。
一度見たあとずっとタイトル忘れてて、でもたまにあのシーンカッコよかったなーまた見たいなーって思いながら過ごしてて、そしたら十数年後たまたま再会した思い出深い映画。あのシーンが記憶より血みどろでカッコよ>>続きを読む
人はスピード=楽しさと錯覚するのだと確認。行って帰ってくるだけの話だけどジェットコースターみたいに速くてぐねぐねしてるからわーたのしーってなって楽しい。
バディってのはつまり自分がどれだけ相手を思えるかってのが大事で人間かバレーボールかは関係ないんだなって感心した。面白かった。
仏像取り返しに行くだけなのに、えっ今の動き何うわっ意味わかんないすげーってのがずっと続く。ひたすら楽しかった。
何かとんでもないことが起こりそうな絵面なのにチープな話で収まって心の中でずっこけた。映像は楽しい。
もっと懐かしいって感じたかったけど、思ってたよりテレビ版の記憶がなかったのが悔やまれる。じゃあ新鮮な気持ちで見れたかっていうとそうでもなく、なんかこういう映画ってあるよなっていう、すごく普通の映画だっ>>続きを読む
ミリオンダラーベイビーなんかもそうだけど、取り憑かれたように何かにのめり込んじゃって後戻りできなくなる人をフィクションで見るのはすごく面白い。現実にいたら環境がそうさせたのねとか考えて可哀想になるけど>>続きを読む
正直無理のある話と思うけどやたら丁寧に描かれてるから受け入れられた。面白かったというよりは変な映画。
見た当時の年代とか気分とかにマッチしていたのか、とても良い印象のある映画。バズーカとか今見たらきっと笑っちゃうと思うけど、あのときはかっけーってなった。
設定に対する説明の放棄が潔くて良い。なんで土手に落っこちるのか全然わかんないけど面白いし。
すごく面白かったのに、最後どう落とすんだろうこうじゃなければいいけどと思った形で落ちてしょんぼりした。ネタが割れた瞬間にコメディになってしまった感じ。
長男に友達ができて家を顧みなくなっていく様の描き方がすごく良かった。どんなに特殊な状況でも日常になっちゃうとそっから逸脱したくなるもの。
面白かったけど気合いが入りすぎて話が全然入ってこなかったけど面白かった。
ドアに板きれを打ち付けるとことか、雪の中にロープ張るとことか、所作の一つ一つを省略することなくだらだらと描くから、見ているこっちまで同じ時間の流れにいるような錯覚に陥る。だからこそ次に何が起きるのだろ>>続きを読む
骨折したから絆創膏貼っとこうみたいな雑な行動ばかりでこの人何してんのってなるんだけど、次何すんのこの人って興味でずっと画面から目が離せなかった。面白かった。
かなりシリアスな状況のはずなのにそこはかとなく緩くて、そのアンバランスさがクセになる。なんか世の中肩肘張って頑張る必要はないよなって感じで勇気が湧いてくる映画。
この題材で映画を作る意味がわからないし、何でこの映画見てるんだろと思いながら見たけど、見終わってみればちょうど良い塩梅のしみったれ具合だった。
ミュージカルどっちかっていうと苦手だけど、これは無駄に陽気だったり空回った元気とかなくて翳りがあって良かった。
自分が悪いのかもしれないけどなんかふわふわしてて楽しみ方をつかむ前に終わってしまった。
誰も悪くない中で望まない状況が避けられないなら、できることをするしかないよなって頭ではわかるけど、自分はどこまで心穏やかでいられるもんかなって怖くなる。
面白かった。かつてこういう時代があったんだってこと以上に、物語としての面白さがある。誰も悪人じゃないのに誰か不幸になるのはいたたまれないけど。
自分の人生を形成する一部だと思ってたものが消えてもまだ人生続くじゃんって知るときってほんとこの映画のラストみたいな心象風景になる。
映画を見終えるとそれなりに教訓めいたものを見出そうとしてしまうのだけれど、この映画の場合同じ状況にならないと彼らの感情は真に理解できないし、同じ状況になったらラストの人たちのうちの一人として何事も出来>>続きを読む
劇場では後半になるにつれて人が死ぬたび笑いが起きてた。一体感。ホラーは癒し。
日本の映画でロードムービーなのに、押し付けがましくも湿っぽくもなくて心地よい。いい映画見たなって気分になる。