「お笑いに取り憑かれる」って偉いことでも何でもなくて、哀しくて恐ろしい。もはや狂人でしかない萩本欽一。自分のことをタレントだと思い込んでいる一般人男性にも見える。世間・周囲とのズレは埋まることなく暴走>>続きを読む
ジャスコみたいなBGMがかかる。ピーター・フォークが楽しそうなので全てを許してしまう。
どうせ稽古シーンを映すなら本当に序盤から順を追って、読み合わせ・立ち位置を付ける・平田オリザが関知しないところでの役者側のアプローチとか、そういうものが見たかった。企業秘密だから難しいのか?その結果平>>続きを読む
ジャッキーの映画なんか見てると爆発の凄さもアクションの凄さも「すげ〜!」ってなるけど、これはあんまりならないのが不思議。こっちもそれなりに色々やっているのに。何の違いがあるの?
良い青春映画だった。青春についての映画じゃなくて青春そのものの映画。直球すぎるあまり余計な筋が無くなってしまい上級者向け感が強くなっている。エモい音楽と映像とモノローグとおっぱいにノってしばらく我慢す>>続きを読む
小噺映画。半年前は肩にクソ力を入れて臨んだ為に15分くらいで挫折したのだけど、今回はスルスルッと見れた。オチで+5万点。
ジョン・フォードはこの映画を最後に「長編映画からは」引退し、1973年に逝去したらしい。つまりフォードは『荒野の女たち』から8年は生き延びた。その間ドキュメンタリーを撮ることはあっても、長編映画はとう>>続きを読む
コッポラは幼少期に『ゴッドファーザー』をチラ見したのみ🫣外連味爆発の妄執に満ちた大作映画の人というイメージだったけど、今作は妙にペタッとした画面で裏をかかれた気分。ここまできちんと枯れているとそれはそ>>続きを読む
キチガイ大暴れでニッコリ。だけどあんまりハマらなかった。発生する出来事への拘りをあまり感じない。
意外に一作ごとに色々試してるユーリ・ノルシュテイン。
後々の作品だと毎回ある奥行きの表現の為の諸々が今作ではあまり見られず、むしろアニメが平面であることへの意識が強い。平面上でつける嘘をどれだけつくか>>続きを読む
意外に一作ごとに色々試してるユーリ・ノルシュテイン。
アオサギもツルも、表情のイメージが湧かないしなんならアニメ向きじゃない動物だと思うのだけど、あ〜ツンデレだと分かる仕上がりなのが凄い。『キツネとウ>>続きを読む
意外に一作ごとに色々試してるユーリ・ノルシュテイン。
今までの作品の要素を確実に引き継ぎながら発展させていると思うのだけど、何か違う。決定的な階段を一つ昇ったとするならここな気がする。筋があるとないの>>続きを読む
反重力光線の特撮が凄すぎる。あと終戦後の荒廃した街並みを映す不気味でしかないカットがあるのだが、意図が不明すぎて良い。
全編を支配する邪悪な雰囲気がすごい。宗教がある国じゃなきゃこんなの撮れない。ババアの天井徘徊&自宅襲撃のくだりが妙にポップなコマ撮り仕様なのが謎。あそこだけ異質な怖さがある。
屋敷空間の広がりとか、外部の天候とか…空間の広がりがサスペンスのための装置として上手く使われていてとても良い。鏡のくだりはなんなんだよ…急に形而上的な要素が捩じ込まれるとぶち上がっちゃう。銃を構える女>>続きを読む
限定された空間ならではの要素を活かした、手堅く面白いノワール。展開がちょっと早すぎて味気ない気もするけど、各年代で調整しながらきちんと結果を出しているフライシャーは凄い。
光のコントラストと凝った美術がバチバチにキマる画面を見続ける眼福。ビジュアル勝負を極めたオーソン・ウェルズらしい戦略。出てくる女優がどれも良い。
編集ヤバい映画。オーソン・ウェルズはVJなのか? 1時間以降の展開は騙されたとも思わないしなんなら読めるわけだけど、真偽の問題に関わらず真理のような何かとして信じざるをえない何かがある。そしてそれは>>続きを読む
師匠?のダリオ・アルジェントよりエンタメ映画として大分堅実な作りな感じ。普通に面白い。ラストの虚実混交は正直よくわからんかったけど「眉間に一発だよ!」を連呼する管理人はなんかすげー良い。
怪獣プロレスてんこ盛りの前評判を聞いていたから、思ったよりドラマパートが薄っぺらい上に長かったのがきつかった…。プロレスも1vs1多めだったし。
あとこれは趣味なんですが、怪獣を制御できる余地があると>>続きを読む
狂ってる人も沢山出てくるけど、それの以前に情報の組み立て方がきちんと狂ってるのが嬉しい。
90分を使って一つの話の着地さえ描ききれないケースもあるのに、この映画は30分で少なくとも四つの話を完結させているのが凄い。言葉ではなく行動によって時間を圧縮している。
個人的には邦画のコメディの中でも『みんな〜やってるか!』と双璧を成す。物語に頼らず、どれだけ異常な出来事を起こせるかで勝負しているのが素晴らしい。
この映画はフィクションだけど、それに反して第一の興味は「カメラの前の自然」を切り取るところにあるのだと感じた。説明や解釈を加えずにまず現象として捉えている。じゃあドキュメンタリーで良いじゃんと思わなく>>続きを読む
変な映画。田口ランディぽい温度感は市川実和子が担保して、それ以外がよくわからない。話の要に置かれたつみきみほと芥正彦が許容範囲を微妙に超えた異常さをぶつけてくる。ジャンルごった煮?な食わせ者ムービーだ>>続きを読む
随所で挿入されるアフリカの動物たちが、物語の中で大して比喩的な意味を持ってこないのが素晴らしい。つまり、ここでのアフリカは映画の中に押し込められていない。それが良い。
初ジョン・フォード。
ベッタベタ。でもたしかに面白いんだ。回想が予想できるのに叙情的すぎて既に泣ける冒頭で姿勢を正してからは、見せ場の連続ってわけでもないのに目を離せなかった。ジョン・ウェインの去り際>>続きを読む