酢さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.0

先輩に勧められたシリーズ。
その先輩にとってはわりと魂の一本だったようなので根気で完走したけど、かなり微妙だった。これといって見続ける必要を感じられない画面の連なりをマイルス・デイヴィスの音楽が何とな
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デコトラ★ギャル奈美(2008年製作の映画)

3.5

吉沢明歩も今野梨乃も決して上手い演技ではないのにこういうことが起こる。

デジャヴ(2006年製作の映画)

3.3

キメるべきときにキメてくれてるのは充分理解したとは思うんだけど、、ツーッてなっちゃったなあ。

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.3

ゆるゆる西部劇。温泉だと思えば楽しめる。『ハタリ!』しかり、よくこんな内容で2時間超えの映画を作れるな。

四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)

3.0

名シーン多かれど全体としてはあまりノレず。でも神代辰巳って毎回そんなな気もする。

ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.0

途中からイーストウッドみたいな顔しながら見てた。

大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン(1966年製作の映画)

3.0

バルゴンがいい。蒲田くんっぽい眼の醸し出すゆるい印象に反して鳴き声が低い「ヴォー」なのも獣度高くてキモかわいい。人間ドラマは知らん。

ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

3.3

凄い、凄いけど。あまりに技法が先走っているんじゃないか。だから、こういう凄さはもう褒めちゃいけないのではと謎の懸念もうまれた。

ガメラ対大悪獣ギロン(1969年製作の映画)

2.0

マジもんのご都合脚本とモラルのない悪趣味がとても辛かった。宇宙ギャオスの肉が臭くて食えないギロンとか、刺さった手裏剣を抜こうとする姿がゴーゴーダンスに見えるガメラとか、半歩やり過ぎな印象。

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス(1967年製作の映画)

3.5

普通に傑作。対ギャオスの主軸を維持しながら、サイドストーリーが充実しても破綻させない語りが凄い。なのに特撮シーンも多いのが嬉しい。開始数分で怪獣を出したり、会議シーンの合間に怪獣を挟んだり、そういう工>>続きを読む

風の向こうへ(2018年製作の映画)

3.5

予想よりは全然面白い。
ノリとしては『フェイク』でやってたことの正当進化版という感じ。「現実/虚構」の二項対立の撹乱はより複雑に、より混迷を極めた方向へ。

正直物語の内容は理解しきれなかったけど、ジ
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ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年製作の映画)

3.3

テンポ快調に活劇してるので個人的には好き。島が舞台なので都市破壊はなく、特撮的見せ場は少ないけれどコメディ的に笑える箇所多し。従来ならそれで締め括られただろう教訓オチに対して「お説教されてるみたいだな>>続きを読む

乳酸菌飲料販売員の女(2017年製作の映画)

3.0

先輩に「良く出来ている映画が見たい」と話した際にお勧めされた一本。エロのために高校生たちが成長していくわけだけど、その過程とエロの小出しがリンクしているのが「良く出来」ているポイント……ってことなのか>>続きを読む

怪獣総進撃(1968年製作の映画)

3.0

『大戦争』よりは怪獣大暴れしてるのでその点は満足。謎演出多し。流血の強調、廃墟から対策本部へシーン移行する際のキモいズーム、ファイヤードラゴン撃退に向かう久保明を不吉そうに見送る小林夕岐子、ラストの怪>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.5

どでかい喪失があって、その克服のために全てが統合されている。

怪獣大戦争(1965年製作の映画)

3.0

思ったより微妙で驚いた。昭和ゴジラは改めて見直すと本多猪四郎×円谷英二であっても作品ごとに結構クオリティ差があるっぽい。
水野久美の衣装は宇宙を感じさせる洗練されたデザインで面白い。美声時代の納谷悟朗
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

3.3

類に漏れず、筋が良くわからず。画面上にいない人間の名前が二つ以上出るともうだめだ。ただその代わりハンフリー・ボガートからカメラが離れることがほぼないので、活劇のテンポには乗れて結果普通に見れてしまった>>続きを読む

オーソン・ウェルズが遺したもの(2018年製作の映画)

3.0

実録ヤバい現場シリーズ。勝新とかもそうだけど、「偶然」を撮ることに取り憑かれた制作者は毎度大変だね。通常のストーリーテリングの外にある「編集の映画」の編集って、設計図通りに作られるものでは到底ありえな>>続きを読む

ホワイトハンター ブラックハート(1990年製作の映画)

4.5

なんか刺さった。
全く過剰に感じさせない語り口の凄さ。
自分の罪に直面した、その時初めて「アクション」を絞り出すイーストウッド。

ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ(2014年製作の映画)

3.0

設定の複雑さも合わさって、アドリブでどう転ぶんだハラハラ的な面白さは「1」よりこっちの方が勝る。関係ないけど「サイキック・ラブ」ってサブタイトルがいかにもありそうなバカさでめちゃくちゃ好き。

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.3

純粋にサスペンスとしておもろい。群衆をきっちりキモくするのがフリッツ・ラング印。

ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE(2013年製作の映画)

3.0

劇団ひとりがアドリブで「それっぽい」大喜利をする面白さのみで成り立っているので流石に飽きるかと思いきや、全然見れる。主人公のいる場所で全ての出来事が発生するからストレスがないのかな。ただ大仰なSEとか>>続きを読む

恐怖女子高校 女暴力教室(1972年製作の映画)

3.0

「異常な暴力の連鎖ですね〜キャッキャ」とはしゃぎつつ、何か過剰なドラマが誘発されるとかは特にない。一個一個のパンチは効いてるので見ていられるという感じ。特に良かったのは教師の暗転リンチと世界一かっこい>>続きを読む

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.5

飛行機墜落から地下水没までの流れは爆発も波飛沫も全マシなのがレニー・ハーリンっぽい。死を覚悟した黒人コックが手持ちカメラに向かって遺言を残そうとして「何も残すことがない」と気づき、美味しいオムレツの作>>続きを読む

狂気のクロニクル(1964年製作の映画)

3.3

メルヘンと風刺の二刀流なカレル・ゼマン。
文字通りの「旗向が変わる」演出で戦争のくだらなさを表現。このアイデアでの一本勝負感が強いけど、だからこそラストの「世界を変える投擲」からは気骨のある戦争反対の
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.3

イッセー尾形と宮沢りえの「空っぽ」演技が良い。ただ映画としてどうかと言うと……ずっと音楽鳴ってるし、地の文を西島秀俊が読むのを崩すタイミングが納得いかなかったり、乗り切れない部分はあり。演出で策を弄し>>続きを読む

翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

3.5

まあー相米慎二はいつもこんなだ。良いけど、別に言うことない。破天荒をやるんだってハナから決め込んでいるから、ああたしかにそれは出来てるし凄いし面白くはありましたねって。そういうタイプの良さ。なんなんだ>>続きを読む

(秘)女郎市場(1972年製作の映画)

3.3

細かいくすぐりが笑える。随所随所で浪曲の語りが入るんだけど(それもあって距離感持って笑える)、途中「♫ペロペロ〜ハァ〜ペロペロ〜〜」と悪ノリでしかなくなるのも良い。セックス中に興奮で顔のできものが膨れ>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

3.5

ラピュタを見た時も思ったけど、初期宮崎駿は動きの緩急が上手すぎる。中盤までにかけては、カリオストロ城に留まりながら効率よく展開を進める手際の良さも凄い。
あまりにも有名な決め台詞「あなたの心です」。全
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