アキエさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アキエ

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2人の男女が日記に録り溜めていた5年間の回顧録をそのまま映像化したかのような、淡いタッチの映画だった。
きのこ帝国、フレンズ、羊文学、今村夏子、押井守どれも知っていたものの世間一般常識なの!?(天竺鼠
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.2

ガチガチに保守的な母と厳格なカトリックの高校、田舎なサクラメントに辟易したレディ・バードが友人や恋人、両親とのしがらみを乗り越えて自立していくどこかノスタルジックなセッティングはA24フィルムの特徴か>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.5

パラサイト以外初めての韓国映画
いや感動させられた‥こんな現実離れした設定を超越させて来るのすごすぎ
ひとつひとつのカットが美しい絵のような、真っ白な雪景色を観てるようだった、純粋そのもの

カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)

3.0

意外なハッピーエンド。自分達が住むドラマの世界以外のモノや色の概念知っとるんかいと突っ込みつつ、白黒が徐々に色付いていく映像は良かった
新しいものを受け入れるか伝統維持かの対立はストレートで陳腐なよう
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.7

タクシーの中だけで完結する世界各都市のオムニバス映画
ジム・ジャームッシュ監督の映画に興味湧いた
各ストーリー全く色が違く、盲目の乗客や倫理的にあかん結末を迎えるものなど、意外性あり
ガムをくちゃくち
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ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.4

ウディ・アレン監督映画鑑賞記録⑤
架空の人物エメット・レイのドキュメンタリー仕立てという珍しい構成、シンプルにその独創性が面白い
ショーン・ペン演じる愚かで破滅的だけど哀愁漂うエメット・レイが見事

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.3

若かりしレオナルドディカプリオとジョニーデップの兄弟コンビがマッチしすぎ。知的障害役の弟役のディカプリオの演技凄まじ。廃れた田舎町に生きる憂いに満ちたジョニーデップが葛藤しつつ少しずつ未来に向けて解放>>続きを読む

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

2.8

ダンスは世俗的でみだらで品に欠けるし全体的に感情移入できないストーリーでデイジーに傾倒するギャツビーが本当に哀切で悲しくなってしまう、、、水面に映るキスシーンはロマンチックだった。以上。

プレステージ(2006年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マジシャンって幸せになれない人生なのではないかと思ってしまうくらい壮絶なライアーゲーム
異なる時間時点の話が入り乱れててノーラン節全開、頭使いたい映画観たかったらもうノーラン一択だわ
さらに緊張感が最
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

テネットと同様主人公は知られてない俳優で名前無し。救出する方ではなくて逃げる方が主人公なのがおもしろい。あとセリフがすごく少ない
防波堤側で救出を待つ1weekに、救出しに向かう民間船1dayと戦闘機
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.0

キングスマンにてシンデレラストーリーとして話に持ち上がってたから鑑賞
もう、最初から最後の展開そして劇伴に至るまで、純度100%シンデレラだった
恋愛展開ドストレートボールを2時間に渡り受け続けミット
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.4

ウディ・アレン監督映画鑑賞記録④
本人扮するアルディ・シンガーがだいぶクリーピーで悲壮的で、恋愛対象としてどこが良いのかさっぱり分からん。が、役者としてそう思わせるのは凄いことなのかも.....。とに
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ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.0

ウディ・アレン監督映画鑑賞記録③
なんというか「やりたい放題やっちゃいました!」みたいな作品だった笑
茶番通り越して、むしろ潔い。最初は必死に伏線を探ろうとしたけどシンプルにぶっ飛んだ設定だと理解して
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.4

ウディ・アレン監督鑑賞記録②
音楽やっぱり良き
エマ・ストーンは現代的で華やかすぎて1920'sの雰囲気を纏いきれていないしコリン・ファースのイギリスなまりはまぁわざとなんだろうけどこれまたフランスの
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.3

ウディ・アレン監督映画鑑賞記録①
ミッドナイトインパリのような世界感と軽快な会話テンポ
ティモシーシャラメの気怠くセクシーな佇まいにやられました
ハピネスではなくてハプニングが次々と起っていくラブコメ
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.6

一念発起した旅を通じ内面も見た目も変わっていく流れは定番だけど、伏線とスケール感と遊び心あるdaydreamで飽きなかった
成長したベンスティラーからの、最後のネガ25番は引き立った、かっこよかった
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

なんてこった、ナチス強制収容所という歴史の中でも最も重苦しい悲劇をこんな愛に溢れる喜劇に変貌させるなんて。衝撃を受けた
父から子への「寓話のように悲しく、奇跡と幸福にも彩られている」物語
しかも監督・
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羅生門(1950年製作の映画)

3.5

原作は【藪の中】
最後人間の美しさを信じる終わり方よい
森の中のシーンのコントラストがどこか神秘的な雰囲気を醸し出している
恥ずかしながら黒澤明や三船敏郎や京マチコという日本の映画史を代表する俳優の作
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恋とニュースのつくり方(2010年製作の映画)

3.2

仕事に真正面に全力で向き合うベッキー役レイチェルマクアダムスがポップでかわいい。あとハリソンフォードの役どころが見事マッチしてる
恋のつくり方は全くもってよくわからなかったが、Morning Glor
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

感傷的なストーリー、当時の時代設定と音楽がさらにノスタルジーを掻き立てる。斜陽産業になってしまった映画という、時代の流れとか
最初アルフレッドが意地悪な感じで好きになれなかったけど、どんどん人情味溢れ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.8

鬼滅より全然泣いた。15分に1度滝の涙。映画タイトル好き。
隅から隅までよく作り込まれた作品だった。
個人的に好きなのは制服を捨てられたあずみが翌日ベッドから出られないところを無理やり起こして学校に向
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アメリ(2001年製作の映画)

3.3

・ルノワール名画や小説の台詞を所々に散りばめる所
・ユーモアある登場人物表現(『嫌いなこと: プールからあがった時水着が張り付くこと』は笑った)
・ヨーロッパ的BGM、ミッドナイトインパリみたい
なん
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.7

漫画に忠実に、しかし映像の良さを存分に活かした日本アニメの真骨頂を観た。
ボロ泣き。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

「華麗なる大逆転」全然華麗じゃなくてわろた
お金を稼ぐことが目的だったがそれはアメリカ経済の破産に賭けたということ、主人公4人最後儲けたのかが全く伝わらないくらい「やった!」という感じではなく虚しさで
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.2

名前がなかった〜テネット以外で初めて。
シンプルで静かに進行すると思いきや、急にグロ
そのバランス感

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.7

名作と名高い本作をとうとう鑑賞。シンプルに後味よいヒューマンドラマだた。
モーガンフリーマンの真骨頂だなあ
最後、アンディとレッドが再会するシーンは死ぬほど美しい景色で印象に残る。

“Hope is
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

予想以上によかったので高評価。役者みんなの存在感がすごい、けど自然。特に安藤サクラとじゅり役の佐々木みゆがどツボだった、是枝監督は子役に台本は渡さないらしい、すご。
細部にわたって繊細かつ陰漂う映像感
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

これは mid90's よりも純粋なセンチメンタルな青春映画だった。ちょっと路線違うけど恩田陸の「夜のピクニック」を思い出す。線路沿いをひたすら歩く無鉄砲な行為も、中学校になってそれまでの友達と別々の>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

1990年代を描いたノスタルジックな映画、というわけではなく、現代の誰もが経験するような青年時代の激しい葛藤や兄弟の愛憎が描かれている。
ザ・思春期という感じ
主人公のサニースリッチは当時13歳くらい
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.9

前半精神疾患が癒えていない間のブラッドリー・クーパーの不安定な言動はリアルで観ていて辛かったが、後半ダンスを通じて心通わせていく過程はもう、愛しか感じられん涙ほろり
ジェニファー・ローレンスの表現力に
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E.T.(1982年製作の映画)

3.4

メッセージ性が強かったり作りが凝ってる映画を見過ぎているせいか、「シンプルに良い話でした」で終わった笑
一番衝撃だったのは、指と指を合わせるシーンがなかったこと。
プロパガンダだったのか…

メメント(2000年製作の映画)

4.5

ノーラン監督の世界観が詰まってた。順方向と逆方向の時系列が同時に流れ、最後に地点が一致し全てカラクリが明らかになるという斬新な作り…
精緻かつ先が読めないサスペンスで頭使う…これまた2回観たくなる映画
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(2020年製作の映画)

3.1

小松菜奈の佇まいと美しい泣き顔に涙した。「糸」という曲の実写化というコンセプトが体現されていてそれ自体は良かったんだけど、テネットを観た直後だからか邦画のチープさを感じざるを得なかった😂

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

BESTIAで観たら、迫力というか重低音が響きすぎて心臓に良くない
でも逆走するアクションや、まさかの主人公名前がないのはとても新鮮
意外とストーリーはシンプルなんだけど時系列を追うのが複雑
未来人は
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.8

後味良い話。ハワイ島を舞台に、多くの観光客が日々刺激的な出会いをするように、毎日恋をやり直す